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銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

おめでとう、これがスタートだ【YBC第3節・新潟戦】

抑えたとてもいいシュートだった。ゴール前の密集を振り切って、ラインを超えた勝ち越しのゴール。

3年目の春。怪我に泣き、悩みに悩んだ末に掴んだハタチの初ゴールだった。ただのゴールではなく、マリノスを勝利に導く一撃、ルヴァン杯のグループ突破に望みをつなぐゴールでもあった。感慨深げにガッツポーズをする中島賢星に、フリーキックでボールの供給役だった吉尾海夏とダビド バブンスキーが抱きついてくる。

試合後のインタビューでは感極まって涙を流す。思えば遠かった。ようやく報われる時が来た。ようやくお世話になった人々にいい報告ができる。そんな思いが去来していたのかもしれない。 

 

先制を許す苦手な展開にもかかわらず、ウーゴ ヴィエイラのPKで追いつき、賢星の公式戦ゴールで勝ち越し。さらに遠藤渓太にも待望の初ゴールが生まれ、トドメは扇原貴宏のミドルシュート。今季最多となる4点を奪っての快勝となった。遠藤の股抜きのタイミングを狙ったシュートは巧かった。あんな技量があるのに、どうしてこんなにも外してきた!?

吉尾、山中亮輔は積極的なプレーを見せ、大いなる可能性を感じさせた。点差が開いたこともあり、残った交代枠を下平匠の試運転に使うことができた。わずか10分の出場だが、10ヶ月ぶりの出場で、ガラにもなく緊張したという。これから少しずつ出場時間を伸ばしていきたいと、止まっていた時計を再び動かし始める。

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崖っぷちだけれど、見どころ十分【YBC第3節・新潟戦 展望】

J1リーグで降格圏に低迷する新潟だからこそ手強い。去年の名古屋もそうだった。一昨年の新潟は、クラブ史上初めて準決勝まで進んだ。浦和に5点差勝ちを収めるなど強さを見せつけての快進撃だった。
そう。言いたいことは、必ずしもリーグ戦と、カップ戦の成績はシンクロしないということ。全くの別物である。毎年のようにリーグで不振のチームが、カップではグループリーグで連勝を重ねたりする。

グループリーグの突破。去年のマリノスに出来て、今年のマリノスに出来ない筈はない。私はそう言い続けてきた。去年も2戦終わって勝ちなしなのは同じ。その徳俵から意地の快進撃。あの誇らしきトリコロールよ、ふたたび!
だが冷静に比較すると、「カップ戦メンバー」と括るのは簡単でも中身は違う。榎本哲也がいた。兵藤慎剛がいた。伊藤翔は勝負強かった。ちなみに、のし上がる前の天野純ももがいていた。
ベテランの力が今年は少ない。浮き足立って、自分たちのやりたいサッカーが出来なくて、180分ノーゴール。やられ方はセットプレー。正直、浮上のきっかけは掴めていない。

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告白

※我が家ネタです。ご興味ない方はお許しを?

鹿島に乗り込んだ磐田が3−0で勝利。ちょっと「まさか」の結果と言っていいはず。その立役者、背番号10・中村俊輔。あの2点目の魔弾の軌道をあなたは見たか。


【公式】ゴール動画:中村 俊輔(磐田)21分 鹿島アントラーズvsジュビロ磐田 明治安田生命J1リーグ 第8節 2017/4/22
彼の年齢とか、ここに至る経緯とか、とりあえずかなぐり捨てて見ていても、美しさに目を奪われる。これぞ千両役者。体調が万全に近いのだろう。全試合先発で、ほぼフル出場を続けている。選ばれしフットボーラー、私もそう思う。

そして告白は突然やってきた。気付かれないままに、浮気をされていたことを知らされる男の情けなさというのはこういう感じかもしれない。
「私、やっぱり俊輔が一番好き」 このスーパーミドルシュートを映像で確認する直前に、シャーレの妻が、シャーレである私に告げた一言である。

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アジリティより、賢さと勇気が強いってば【J1第8節・柏戦】

試合が始まって20秒、最初の接触プレーだった。前田直輝が苦笑していた。柏のチェックは厳しかった。手を使って、前田の行く手を阻んでいた。ファウルのように見えたのは確かだがファウルではないと主審は判断した。にもかかわらず、タッチライン際で苦笑しながら、判定に異を唱える前田の姿はまるで目の前な敵と戦うことに目を背けているようだったと言ったら言い過ぎだろうか。

敗戦の結果、◯◯が何笑ってた、怪しからん!という批判は、城彰二をはじめ古今東西、よく聞く。が、今回のこれは、前田個人というよりもマリノスの想定がずっと甘ちゃんだったことに対して憤りを覚える。前田の表情にも苛立ちを感じたが、それ以上に、戦う姿勢の差が個人に由来するものではなくてチームとしての準備に原因するとしたら実に悲しい。

 

柏のプレスが強く厳しいことは誰でも知っている。予想通りに厳しいプレスが来て、そして笑うというのはどんな準備をしていたのであろうか。つまり個の力がいつもよりも落ちてしまったマリノスが、柏の個の力に屈したのでもなんでもない。ヨーイドンで走れば、おそらく本調子の前田直輝はめちゃくちゃ速い。そんなアジリティではないチームとしての戦い方、相手のプランにまんまとハマってしまったことがどうにも悔しい。

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新布陣はチャンスだ 「強いチーム」になるために【J1第8節・柏戦 展望】

横断幕やゲーフラは、スタジアムの華だ。近頃は「芝生の戦士・中村俊輔」が話題になったな。あのチームなら、あの横断幕という名物的なものが存在する。ガンバなら「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」だろうか。なんとも一方的でチームを励ますようなメッセージになっていないが、関西弁なのも愛嬌があって面白い。
そうした幕やゲーフラ、旗の応援を一切禁止とすると、G大阪が発表した。あの欧州的雰囲気の吹田の新スタジアムで、2階だろうが3階だろうが所構わずに大旗を振る姿は、試合に彩りとムードを添えていたので、寂しい。だが今回のクラブの決定を支持したい。発表に至るまでは、「以前に注意した後、(問題のフラッグが)掲示された事実はなく」という事実誤認の文章を掲載するなど、迷走するきらいがなかったわけではないが、「自浄努力」が発揮されたと言っていいのではないか。
だが、ナチスとは関係ない、シラを切るというか開き直っていたサポーターは断罪したい。ほんの一部の悪意によって繰り返されるこうした事件には、多くの善良な人、クラブが迷惑を受ける。昨日のエントリーでも書いたが、ルールや公序良俗を守って、他人に迷惑をかけない観戦、応援というのを一人一人が心がけるしかないのだ。
「その行動はチームに勇気を与えていますか」を今一度、肝に銘じたい。

マリノスサポがパラソルを欠くように、スタメンの布陣にも変化がありそうだ。まずは右SHのマルティノスが累積で出場停止。さらには左SHの齋藤学も直前の練習を途中で切り上げるなど、ギリギリまで出場ができるかどうか微妙なところだという。

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