マリノスにシャーレを2019

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

渓太のチャンスメイクで快勝。でもお付き合いはよくない【J1第12節・神戸戦◯4-1】

流れるようなカウンター。よく見ると無理めな神戸のサイドチェンジのボールを、ティーラトンがヘディングで遠藤渓太に渡します。

まだ神戸の枚数が決定的に足りなかったわけではありませんが、渓太が中に絞りながら、4/5浦和戦以来に先発復帰を果たしたエジガル・ジュニオは左サイドに進みディフェンスを引き付けていました。

渓太が選んだのは、マルコス・ジュニオールの走る先です。2枚のCBが2枚ともエジガルの方向に引っ張られたのはかなりアレな対応でしたが、キーパーのタイミングを外すようにマルコスはダイレクトでシュートして、ゴール。ドラゴンボール風、謎のゴールパフォーマンスでスタンドを沸かせます。独特の間合いで蹴ってくるから、これはめちゃくちゃ守りづらいですね。相手に読まれない動きというのをマルコスは自然とやっています。

 

ただ、それ以外ではやや神戸にチャンスが多く、ボールポゼッションやシュート数もほぼ互角となります。

 

そんな中で67分に、この試合最大のプレーが生まれました。

ティーラトンからのハーフスピードで、浮き玉のボールが渓太へ。このトラップ技術と、そのボールの置き所が秀逸でした。(やべっちFCにも取り上げられていました)よほど自分のイメージ通りのトラップだったのか、グングン加速するとゴールライン際まで深くえぐります。さらに素晴らしかったのはまるで慌てなかったことです。マルコスへのパスだとDFにカットされることを見越して、ゴール真っ正面に陣取る李忠成へ。当てるだけで生まれたリーグ初得点です。喜びと感謝を表現するために、お馴染みの弓矢パフォーマンスを渓太と二人並んで行います。自身のツイートでは、#武田ゴール と、ごっつぁんゴールの代名詞を持ち出す自虐?ネタ。なんでや、武田関係無いやろ! というツッコミも光るというものです。

 

1失点では意気消沈せずに反撃を試みてきた6連敗中の神戸ですが、追いつけそうで追いつけずの展開で喫した2点目で完全に折れてしまったように見えました。

その後の、三好康児の2得点もとても意味がありますが、2点目が大きな分水嶺になったことは間違いないかと思います。

 

ただ、朴一圭のゴールキックを直接ウェリントンに渡したプレーのように失点にこそならなかったものの、神戸にお付き合いするような前半、後半のアタマの内容はいただけません。1-1に追いつかれ、試合を難しくさせてしまった可能性は小さくありません。先制点を許したくない中で、なんとかカウンターで先制できた。だから少し緩んでしまったのか。神戸が開き直ったきたのか。もちろん個々の能力は高いチームで、同じテンションを保つのは難しい。でも、お粗末な時間帯は極力減らさなければ。

 

マルコスがトップ下に入り、今季のリーグ初先発の扇原貴宏もパス供給役として良かった。喜田拓也と扇原が並んだことで後ろの重心が安定した効果ももちろんありましたが、それ以上に喜田さんの価値が際立ちました。サイドに流れる喜田さんがいたり、エリアに侵入したり、DFの間を埋めたり。喜田アンテナがいかんなく発揮され、そのポジショニングでチームを助けるシーンが目立ちました。喜田さんがフリーになれる喜田システム、有益なことが多いです。

 

天野純と三好も、刺激を受けて競争激化することでしょう。一度に二人を外したのは驚きましたが、良い方に結果が出ました。

 

そして渓太は次の試合が大事です。そうすれば、偶然ではなく覚醒と人々が呼び始めるでしょう!

 

 

失点、撤退、孤立そして大敗【J1第12節・C大阪戦】

もう神戸戦キックオフまで時間がないので、原稿用紙1枚で書くでー。

 

開始3分での失点。和田拓也は確かにアバウトなロングボールの処理を誤りました。そこを水沼宏太に突かれました。朴一圭も和田が競り負けることを予測できずに、ビルドアップ参加のために前にいました。

相変わらずの不用意な失点。しかも立ち上がり。でも開幕戦ではそれを鮮やかに弾き返したわけだから、諦めることもありません。

 

が、そこから待っていたのは、大分戦を上回る「何もできない」感。CBから前進して、パスが出た先が狩場にされると、天野純と三好康児が相次いで後方へ。いわゆるパスコースを作ったり、自らが出したとなるために、ですね。

それ自体が悪手とは思いません、メリハリは大事です。ですが、特にアマジュンはキダの横が気に入ったかのようにポジションを下げたまま、撤退したままになっていました。これは消極的と言われても仕方がないような。チームのパス回しが悪い時の中村俊輔のようや悪癖と言っていいかもしれませんが、そんなところまで似なくていい。

 

後ろ偏重で、マルコスジュニオールや仲川輝人は当然孤立します。あんまパス来ないし。ビルドアップ段階でのパスミス、トラップミスは増えるし。

もうイライラするし。見てる方がこれだけイライラしてれば、やってる方はもっとでしょうさ。

 

畠中槙之輔とチアゴ・マルチンスが疲れていた、という指摘がたくさん出ています。まあ、あるでしょうよ。ルヴァン杯から中二日で、寒ーい札幌のナイトゲームから、真っ昼間の熱ーい長居ですものね。

 

ミスったと思ったら、今度はポーーンとサイドバックの裏を狙われて。あれが見ていて一番嫌になりました。彼我の差の話です。

 

なんでこっちはずーっと辛抱してパス繋いで、なんとか針の穴を通そうとして、それでもミスって。

向こうは、まあいいやこの辺でーーー、って半径1mくらいの差は誤差じゃないよって蹴ってきて。

しかもそれがことごとくチャンスに繋がってきます。

 

対策。これがマリノス対策なのね。

で修正力を期待したいところですが、後半の最後の方は、さらにツラくなってしまいました。収穫と言えば、エジガル・ジュニオを使えたことくらい。ですがエジガルの見せ場は本当になかったですね。彼だけのせいじゃないですよ。

 

ただこの日の交代策は、現場にますますの混乱をもたらしただけと言えそうです。後ろ偏重を無理やり直そうとしたのでしょうか。

代わったのは遠藤渓太→李忠成。

三好→エジガル。広瀬陸斗→扇原貴宏。

 

えーと…4トップなのかな。まあ最後は、よく分からなかったです。

シュート12本、支配率65%という数字は、あまり実態を表してないです。ボールは握っても、結局縦パスで勝負できないなら、そんなボール持つのやめたら?と言いたくなるような。

 

快勝、辛勝からの大敗を交互に繰り返すのは、そろそろきつい。この後ろ偏重にメスを入れるべく、次節神戸戦のスタメンが大きく変わろうとしているのかもしれません。

 

セレッソと聞くと、悔しさしか思い出さないこの気持ちはまだ続きます…!

 

李忠成、マリノス初ゴールはクラブ史に残していい【YBC第5節・札幌戦◯4-0】

59分、1点リードしたものの膠着してしまった試合展開を一気に大勝の流れに持ち込んだ、あの得点。

熱き背番号20、李忠成はボックス内フリーでグラウンダーのボールを受けます。マイナスのパスだったので体の向きはバッチリ前向き、このトラップで挟もうとするDFの2選手を置き去りにして、角度が狭くなったところを対角のゴールネットを揺らすようにシュート。シュート練習で、何百回、何千回と打ったであろう蹴りやすい場所にボールを置けば、元日本代表ストライカーには難しくないゴールだったことでしょう。

 

それにしても、長かった。「そのうち、きっと」では何の慰めにもならない、怪我に泣かされたことも言い訳にならない世界でストライカーはもがいていたのだと思います。

浦和からマリノスへやって来たその時の思いが、一連の所作に現れていました。そして、それはとても美しいものでした。ああ、こんな素晴らしい選手に愛される素晴らしいクラブ。

 

右胸のエンブレムに口づけ、握りしめることで表すマリノスへの愛情。そして得意の矢を放つパフォーマンスをスタンドに向かって行います。待ってたよ、と言うように味方選手が取り囲み祝福をするのはもちろんとして、最後に李のもとにやってきたのはGKの飯倉大樹でした。セレブレーションにわざわざゴールマウスを飛び出してGKが加わるのは異例です。この飯倉の行動がチームにとって大きなゴールだったことを一層印象付けることとなりました。

 

2-0となって、さらに相手のミスをしたたかに得点につなげたイッペイシノヅカのゴールも良かった。今大会で最も成長を感じさせる選手はイッペイではないしょうか。

 

これで3-0、勝利が確信できる点差になると、2枚同時交代です。チャンスが与えられたのは38と40。山谷侑士と椿直起の同時投入という、これまたエモい演出がやってきます。

 

逆に中川風希はジッと我慢ですが、ユースから昇格した18歳同士。かたや椿はこの日がデビュー戦という、若手厨が垂涎の起用。アンジェ ポステコグルー監督もなかなかやりよります。

 

そして山谷は大会2ゴール目を、ゴールネットを破らんばかりに豪快に叩き込んで見せます。これはニューヒーロー賞、待ったなしですね。え、まだ気が早い?

 

 

グループステージはあと一戦。マリノスは、アウェイの長崎戦を残します。同時刻に行われる湘南対札幌も含め、勝ち抜けか、敗退かが全て決まります。

 

マリノスは勝利、または引分けなら無条件で突破。

敗戦の場合は、札幌の勝ち、または引分けで敗退。湘南が勝った場合は、マリノス、札幌、長崎がどう勝ち点で並びますが直接対決の得失点差では、今宵の4-0が効いて、かなりマリノス有利。3点差負けでも勝ち抜けとなります。

札幌遠征からすぐに明日は大阪でアウェイ。ホーム神戸戦を挟んで、また九州遠征とは。ACL並に過酷です。

 

マリノスは決勝の舞台まで再び舞い戻ります。こんなところで負けるわけにはいかない。ただその勝敗だけでなく、李忠成の姿は美しく、誇らしくもありました。

 

あの姿は、ただただサポーターを観劇させるものでした。

 

仲川輝人、令和初ゴールと初攣りを披露【J1第10節・広島戦◯1-0】

マリノスの枠内シュートはこの1本のみ。平成に生まれて、怪我に泣き、それでもチャンスを掴み取ったマリノスのスピードスターは、J1で誰よりも早くネットを揺らしてみせたのでした。

 

この日、広島広域のネットを揺らしたただ一人、ゴールパフォーマンスで足をつってしまうのもこの男ただ一人でしょう。あぁ、なんと愛すべき仲川輝人。外国人選手に「令」の文字を真似させるのはさすがに無理があったか。あまつさえ、三好康児や遠藤渓太ら若手にも苦笑され、協力をもらえず。一人きりの「令」となったのであります。誠に愛すべき。

 

アディショナルタイムの朴一圭が必死の形相で止めた?かき出したヘディングは、ゴールラインを割っていたのかどうか。これはゴールラインテクノロジー以外で正確な判定は無理と言い切って良いでしょう。ほんの少し角度が変わっただけで、ボールがラインを超えたかどうか、180度異なるように見えてしまいます。「ラインを越えた」というのは球体であるボールの端、本当の本当の端が、ライン線よりも外にあるかどうかです。

ね、鹿島戦でPKが貰えなくて久々にこのジャッジはどうなのか的なことを書きましたけど、結局はジャッジに助けられることも、泣くこともあります。

審判万事塞翁が馬。パギさんが諦めずにトライしてくれたことを讃えたいものです。

 

柴崎晃誠のオフサイドが云々カンヌンと合わせて、JFKがごちゃごちゃと恨み節を言ってるらしいですわ。1-0での3連敗はキツイですよね。

また、結論は1-0だけど、サロモンソン、柏好文加えて交代出場のパトリックはエグいですね。なんなんでしょう、広島の外国人の引きの強さ。ミキッチがようやく引退した(古)と思えば、今度はサロモンソンでしょう。パトやドゥグラス、Dヴィエイラのように確かな実績を持つ外国人の補強も的確ですし、初来日の選手も実にいいのを獲ります。アデやファビオのようにおこぼれだけを狙うチームとは違いますよね。あ、お腹吹田って言っちゃったね。

 

ただし、うちの外国人選手もゴイスー。

決勝点の次は、決勝アシストのマルコスJR。エジガルJRももうすぐ帰ってきますしね。ハマの新幹線のJR東海に加えて、JRブラジルっすよ。

チアゴ・マルチンスのスピードにまた1ページ加わったなと思ったのは、柏の裏抜け。広島びいきの実況解説が、ああ!またもや柏が裏を取った!柏が!裏を!取った!

あれれれ、残念そこはチアゴ。とばかりにあっという間に追いつかれて、実況が言葉を失ったのは笑いました。チアゴのスピードを考慮に入れないで、簡単に裏を取ったー!と安易に叫ばないでほしいものです。

 

パトリック、ハイネルが万全でスタートから出ていたら防ぎ切れたかどうか。シュート数15本にしてはこの日ばかりは広島の攻撃が割に合わなかった、といあるかもしれません。

 

さて、プレー・オブ・ザ・デイは、前半41分の喜田ブロックを選びました。がら空きのエリア内に、野津田からのボールがこぼれ落ち、そこに柏が猛然と突っ込んできます。万事休す、と思われたところにスライディングで間一髪飛び込んだのは、我らが喜田拓也。

柏を吹き飛ばし、シュートを完全に守り、それでいてクリーンな非の打ち所がないタックル。そして敢然と立ち上がるその姿は、チームメイトに勇気を与えたことでしょう。この一点、そんなに安くないぞ、と。

 

試合後に、カメラマンの求めに応じて今一度、令和初ゴールの仲川輝人は、令文字を再現し、そして足を攣るアクシデント。ま、大事には至らなかったものの、ゴールだけでなくこの場面も、元号が変わるたびに使われそうな気がします。天皇杯の名場面で必ず市船戦が出るようにな。

 

平成から令和へ、時空を超えて連勝なる。しかも鹿島、広島という難敵を倒したのはデカイです。

上位も勝ち点を伸ばしていますが、首位とは4差。負傷者が合流して、まだ良化の兆しがあるだけにここから楽しみですね。

 

 

 

 

最堅の5バック粉砕せよ【J1第10節・広島戦 展望】

堅い。堅い。面白いかどうかを置いておこうとしたいのですが、堅いチームが上にいるという大正義。
9節といえば、もう年間の4分の1は終わった計算。
ほんの2年前まで、マリノスの失点数の目安といえば、34、すなわち年間の試合数よりも多いか、少ないかというのが常でありました。

首位・瓦斯 15−5 *左から得点数、失点数
2位・名古屋 17−6
3位・広島  11−5
4位・大分  11−6
5位・浦和  8−7

上位チームは例外なく、試合数9よりも少ない失点数ということになります。
ちなみにマリノスは13得点、12失点。取り立てて得点が多いわけでもなく、かといって安い失点を減らせてるでもありません。

相変わらずのリスクの「割りに合わない」サッカーを繰り広げては、僕らは一喜一憂していることになりますね。

で、5失点の広島はリーグ最少失点の堅守。ここ2試合は、0−1での連敗が続いています。JFKの5バックは、佐々木、吉野、野上の3センターバックは派手さがないのが逆にいい感じ。
そこに攻撃でも抜群の怖さを見せる柏好文とサロモンソンはエグいです。マリノスの守備陣が手を焼くのは必至。まあ、どのくらいボールを握って常時、押し込めるかにかかってるのかなと思います。月並みですが。
昨今の広島戦で大敗を喫しているのは、自分たちのミスと、被カウンターの問題が大きいです。柏のトイメンが、ティーラトンになった場合は1対1の面から考えると、期待より不安の方が大きいのは否めませんが、広瀬陸斗が回る可能性もまだあります。和田拓也がイケるとなりましたから、彼が出場できない広島戦は今後のスタメン争いに影響を与えることは間違いありません。

すっかりセンターフォワードとして覚醒した感のあるマルコス・ジュニオール、もう日産スタジアムツアーでの男前なサービスにより我が家は彼にすっかり虜なんです。嗅覚とスピードいいですよね。鹿島戦はゴールシーン以外はかなり相手CBの圧力におされて仕事をさせてもらえませんでした。が、ウーゴしかり、フォワードはこの一瞬で仕事をしてくれればオッケー。マルコスの場合には、さらに守備面でも相手の攻撃を遅らせたい場面での一歩目に惚れそうになります。

エジガル・ジュニオのもう間もなくの復帰が見込まれる中で、このマルコスの強みをどう生かすか、個人的にはインサイドハーフもおもしろいと思うのですが。その場合、天野純を左サイドバックで起用するといろんなことが上手く行く?行かない?

覚醒で言うと、あちらの川辺駿が嫌な感じなんです。若い松本もいいですよ。喜田拓也プロのスペースを潰しにくるんでしょうね。
でも、その試練を次々に超えてきているのが、今季の喜田拓也プロです。

令和初の話は3日目にして少し食傷気味ですが、令和で最も早い14時キックオフ。令和初得点が先か、初失点なのか。なんでもいいから、令和初勝利を我が手に。

広島遠征を言い出せずに子供のサッカーを優先せざるを得なかった、留守番組の一人として、勝利を祈ります。