マリノスにシャーレを2019

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

2点差勝利なら首位【J1第17節・FC東京戦前】

まだ激闘が続くコパアメリカで、一足早く帰国の途に就いたとはいえ、戦前予想よりは善戦した日本代表。その中で株を上げた選手を2名あげるなら、ウルグアイ戦2得点の三好康児と、もはや中心のようだった久保建英ではないでしょうか。タケフサはマドリードに旅立ちますが、三好は辛くも横浜に帰ってきました。世界に知れ渡ってしまい、そのまま欧州に行ってしまうのでは、ない話ではないと笑い半分ながら別れを予感していたサポも少なくないはず。

 

エクアドル戦、タケフサのゴールが認められていたら、まだ二人は彼の地ブラジルで戦いを続けていたわけです。マリノスと瓦斯という、これから銀河系に挑む18歳を育てた両クラブの対戦での壮行セレモニーは成立し得ませんでした。

タケフサひとりの影響とまでは言いませんが、彼が代表に抜けた6月、瓦斯には試練の1ヶ月となりました。ある人は、瓦斯名物の息切れだと言い、ある人は長谷川健太特有の失速だと言います。ご存知の通り、瓦斯にはラグビーW杯の影響で、シーズン後半にアウェイ8連戦という阪神タイガースも真っ青の死のロードが待ち受けています。前半のリーグ戦で派手に独走したチームを、折り返し地点で捉えるという展開はマリノスにとって悪い話であるはずがありません。鹿島がACLに残っていますので、マリノスと川崎が鍔迫り合いをするのではと、気の早い予想もあるようです。

 

太田宏介が来ないとか、高くてとれないとか、名古屋がかっさらうとか、歳も歳だろとか、言いたい放題でしたが、マリノスが白羽の矢を立てたのは水戸の躍進を支えてきた、ド級イケメンCB伊藤槙人の名前が紙上を賑わす6月最終週です。上り調子で、勢いがあるのはマリノスの方、だけど蘇る昨年の味スタの惨敗劇…。ゲホンゲホン。

 

こちら出場停止だったマルコス・ジュニオールが2週間ぶりに合コン(笑)戦線に復帰。清水戦の悪夢をチームとしては払拭したわけですが、マルコス本人としては復帰戦に期するものがあるはずです。

「我慢比べ」に仙台が勝った印象が強い前節、島尾待てこと、シマオ・マテのディエゴ・オリヴェィラ封じは見事でした。なんて勤勉なんでしょう。スピード狂の永井謙佑との2トップを上手く活かすには、当然のように両サイドバックの裏を狙ってくるのでしょう。それに加えて、前節にナサンホから矢島に代えて、トップ下のように置いてからのシステムの方がマリノスとしては守りにくいかも。チアゴ・マルチンスと畠中槙之輔が対応してももう一枚後ろにいるというのが嫌よね、と。でもナサンホもグイグイスピードありますから、シンプルに裏取りに来る選手がもう一枚と考えると、怖いっすね。

 

マリノスの攻撃について考えると、瓦斯も松本と同じく対人に強い守備パターンに分類できます。松本のようにひいては来ないですがマリノスの短いパス回しに混乱しない、あるいは少しのズレをすぐに狙える強さがありますよね。前がかりになればなるほど、瓦斯のストロングは生きてきます。

 

すなわち追いかける展開になると、相性が悪い方に出やすいんですよね。それって去年の味スタでの大敗そのままじゃないかと。

 

天気も回復してきて、気温も程よい感じですから、アウェイとはいえマリノスは最初から飛ばしていきたいところでしょう。

 

THE DAY presented by WIND AND SEA【vol.09】 - YouTube

マリノスのロッカールームでの、エジガル・ジュニオやマルコスの的確で真面目なゲキ、今日も飛ぶのかな。泣きたくなるほどいい選手たち。

 

マルコスの「禊」ゴール、できれば2点差で首位浮上を狙います。「タケフサはヨコハマが育てた」試合後のセレモニーも気持ちよく観たいですね。

 

 

 

 

 

確かな上昇の3連勝。金Jだから暫定2位やで【J1第14節・湘南戦◯2-1】

インテンシティ勝負!両チームとも高いテンションで試合に入り、攻守の切り替えの早さは折り紙つき。おっと磐田が悪いんじゃないやで。真夏の暑さがなければ前節だって…。

 

がっぷり四つ相撲の10分が過ぎて、湘南がハイプレスに一息ついた頃。キングダムで言えばキョウカイの巫舞がもたなくなり、「ちょっと時間稼ぎしといてくれ」と言った矢先かしら。

 

チアゴ・マルチンスからの縦パスは2ポジション先にいたマルコスの足元へ。その場所、ノープレス、すなわちフリーダム。足元におさめた瞬間、もしくはそれよりも先に仲川輝人が右裏に猛ダッシュし、そしてまんまと裏を取ります。このスペースを狙っていたとテルを、レレウも杉岡ももう止められません。エリア内に、DFより先に侵入していたのはエジガル・ジュニオール!(©️八塚宏、2回繰り返してたw)です。清水秀彦風に言うなら、あんなん誰でもゴールできるヤツ。だからこそ美しさの価値が高まる、完璧に崩した、ギザギザに引き裂いたゴールなんですよね。はー、気持ちいい。

 

好事魔多しの前半22分の衝撃。「好調」の立役者がマルコス・ジュニオールならば、扇原貴宏は「安定」をもたらしていたと言っていいでしょう。その扇原が膝を負傷してしまい、早々に天野純との交代を余儀なくされます。

 

今宵の天野純をどう評価するか。意外だったのは、パス回数です。67分の出場で65回のパス回数はフル出場で67回の喜田拓也よりも、貢献度が高いとも言えます。でも見た目は、そうではなかった。最終ラインまで下がってビルドを手伝うことはいいと思います。でもその後です。選択肢がどうしても消極的に見えてしまう。縦ではなく後ろを選ぶことに違和感を覚えてしまうのが、マリノスの10番に対する私たちの期待なのでしょうか。キー坊は相変わらずここぞのフリックが見事ですからね、勇猛に映りますよね。

マルコスがトップ下に君臨しているのだから、今天野はやるべきことをやっていると言えるのかもしれませんが、では扇原が万全ならばやはり扇原に分があるのかなとは感じた次第。

 

結論。バランスなどというのは私のように売れない営業が、売れない理由を説明するのに使う言葉です。何度ヘマしたっていいさ、起死回生で毎日がレボリューション。勝ったから言えるよね。私だって言い聞かせてます。

 

ゴチャゴチャとセットプレーから奪われた同点ゴールのところ。宿命なのか、改善できるのか、どちらかというと構造的な弱点のような気はします。被セットプレーの時は顕著ですが、一旦下げたラインをグイーン!と上げる瞬間。ポジティブなポジティブトランジションであるがゆえに(意味不明)そこにギャップが生まれます。オフサイドだよーーってDAZN越しには言えるシーンが二度ほどありましたが、最終ラインで重なる人数も多いし、間違いが起きやすくなりますよね。マジで危ないです。武富の果敢さは褒めましょう。あれはしゃーない。

 

遠因となった27分の湘南のPKだったんじゃないかのシーン。畠中槙之輔の足はたしかにボールに行っておらずファウルが妥当。ただペナの外だったように見えます。さらに言えば、チアゴの競り合いにファウルはなかったのか。そのこぼれ球が渡ったわけですが、それはオフサイドに当たらないのか。誤審ブーストがすっかり湘南のお家芸になっており、結果的には彼らのやる気がマシマシになりました。

 

いい時間に得点した湘南の勢いは後半に入っても止まらず。イブスキーのフリーでのダイビングヘッドは本当にあぶなかったですね。ロングフィードで裏取られて、CBのちょうど間へのクロスはお手本通りでした。でもこんな場面を凌ぐとやはり流れは来ました。

 

これは、ケイタを、遠藤渓太を絶賛してあげてください。基礎技術の向上と落ち着きに尽きます。サイドをえぐってティーラトンのボールを直接入れずに切り返したところも素晴らしいけど、その後のワンタッチ、ここに渓太の深みを感じます。もう焦りはなし。

エジガルが潰れたところに仲川輝人。逃すはずもない決定機をねじ込み勝ち越しに成功。

 

アマジュンが決め切れなかったシュートも、渓太、三好康児からの流れ、完璧でした。ややアフターで、ラフになった湘南の寄せをいなしつつ、タイムアップで3連勝達成。ボスの試合終了の瞬間のガッツポーズが充実を物語っています。完成度というか、安定感が高まっています。

 

解説の柱谷氏がこう言ってました。「マリノスは、引いた相手を崩すのが本当にうまいですよね」

…時代は変わったのです。スペースは作ればいい。ボールを持って動かせばいい。縦に早く、シンプルに。果敢に挑め。

 

数多の失敗と失点を繰り返して、無謀だとか笑われながら、そんなことを言われるまで変わりました。実に誇らしいことです。

 

暫定2位。優勝を目指してるからそこは関係ないと、テル談。しびれます。

 

代表ウィークがはさまり、コパアメリカの影響もあり、風雲急のリーグ戦です。前半の主役は瓦斯だったかもしれませんが、マリノスもここに割って入る資格を証明した、強き5月の締めくくりでありました。金Jの後に、待っているのは最高の週末だね。

 

やまだと、はたなかと、みよしこうじと。

もちろん篠原涼子のあの曲に無理やり文字数を合わせただけですが、マリノスすごいっす。挑戦者の方と、死ぬほど悩み抜いた赤い選手になんだか申し訳ない気持ちになります。

ここ、テストに出ますよ。マリノスで結果を残すと、代表に呼ばれます。

 

山田康太、背番号14。エクアドルを相手にまわしたU-20W杯の本大会初戦に先発出場し、後半日本の同点ゴールのスコアラーとなりました。

エクアドルは南米のU-20選手権で初優勝した大陸王者。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビア…の存在が大きすぎて埋もれがちですが、そんな各国を抑えてやってきています。

なおこの後、日本が対戦するのは今夜22時半からのメキシコ、29日深夜のイタリア。

大会前はスタメン出場は微妙と見られていたプリンスですが、今後出場を増やしそうです。イタリアはグループ最強と見られており、日本はなんとしてもメキシコ戦での勝ち点3を目指します。

 

磐田戦とともにこの試合も見逃せません。なお、グループ3位でも決勝トーナメントに進めるレギュレーションですので、勝てばほぼ確実にトーナメントに進めることとなります。大勝負。

 

畠中槙之輔は3月のキリンチャレンジカップに続いての代表選出。「順当」と言えるかもしれませんが、続けて選ばれた意義は小さくないです。代表に選ばれるのが当たり前になる第一歩。アウェイの試合の中継になるとやたら「日本代表の畠中」「パスに定評のある畠中は日本代表にも名前を連ねています」と名前に形容詞が付くようになりました。

もはやシンのいないマリノス守備陣は想像できないほどに欠かせない人材です。何年か前に昌子源が一気に国内最高と言われるまでに登りつめた様子を思い出させます。6/5のトリニダード・トバゴと、6/9のエルサルバドルと、国内で2戦します。相手の格としては少し微妙ですが、選ばれたDFの名前聞くと、少しちびります。

長友、槙野、酒井宏、昌子、室屋、植田、畠中、中山、冨安です。国内組は、シンを含めても3人だけ。この中に割って入っていることこそ、凄いことですよ。今回もどこまで成長するか、試合出場はどちらの試合になるか、楽しみです。ちなみにマリノスのルヴァン杯の日程を気にしなくなって良くなったので、畠中が公式戦を欠場する恐れはありません。これ、デカイよ。

 

そして6月のコパアメリカの日本代表は、「別のチーム」になりました。各チームの負担を軽減することもあり選考過程はやや分かりづらくなっていますが、三好康児が堂々のA代表初選出。あ、ちゃんと書きますね。

三好康児(横浜F・マリノス)、日本代表に選ばれました。おめでとう! 「もっと早く選ばれるつもりだった」とか意識高い系のコメント出してますが。

ただコパアメリカ中に国内のリーグ戦は中断されず、海外の招集も困難となったことから、「A代表」と呼び切れないのは事実です。アジアカップよりも数段上の真剣勝負の場に送り込まれるには不思議と言わざるを得ないメンバーなのはしっかり明記しておくべきでしょう。

久保建英ばかりが書きたてられますが、中盤のメンバーは、柴崎岳(ヘタフェ)、中山雄太(ズヴォレ)、三好康児(横浜FM)、伊藤達哉(ハンブルガーSV)、中島翔哉(アル・ドゥハイル)、松本泰志(広島)、渡辺皓太(東京V)、安部裕葵(鹿島)、久保建英(瓦斯)。この中で揉まれるのは、マリノスへの還元ということを小倉勉SDも期待しているようですが、必ずやプラスになるでしょう。

 

川を渡った人や、赤くなった人、見てますか。代表に選ばれるためにマリノスをわざわざ離れた選手、元気ですか。僕たちは元気です。

他にも遠藤渓太もいるし、ティーラトンもバリバリタイ代表だし。天野純だって1試合じゃ終わらないよ。マリノスでの活躍が認められて、世界へ行く。いい未来じゃないか。

 

夢見てた未来はそれほど離れちゃいない。また一歩、次の一歩、足音を踏み鳴らせ。

 

そう、タイトルの回収を忘れてました。これは完全に篠原涼子の往年のヒット曲、愛しさと切なさと〜のゴロ合わせで思いついたおじさんなのですが、結局は桜井さんの甘酸っぱい歌詞に依存します。

 

13時からの磐田戦は、代表のことにも思いを馳せながら、マリノスの後押しをできる幸せを噛み締めましょう。FC東京が敗れた今節、差を詰めるチャンス!!

 

勝利の女神は、好機を大事にしない者を嫌う【YBC第6節・長崎戦●1−3】

え、ペップがユーヴェと契約? 夏の来日公演はどうなるの?
レロイ・サネは残留? プレミアリーグの優勝トロフィーを落っことして粉々にしてしまったという話はどっきりだったの?
シティの話は楽しいですよね。海外といえばACL。伊藤翔は途中出場から3分で2得点し、鹿島の逆転決勝T進出の立役者になったとか。はい、現実逃避中ですとも。

そんな他所の話よりもマリノスでしょう。畠中槙之輔が、ほぼ順当に日本代表メンバーに選出されたのは素晴らしいこと。キリンカップはともかくとして、コパアメリカに連れて行かれてしまうと大変なことに。ドゥシャンの怪我が万一長引くようだと、かなりCBの人繰りが厳しくなりますからね。

え、ドゥシャンが怪我…?
どこで?長崎で? うっアタマが…。


引分でもOK。アウェイとは言え、失礼ながらどうにかなると思っていた試合が結果としては、グループリーグ敗退という屈辱の結果になりました。湘南とともに、昨年のファイナリストが揃って終戦とはJ2とは、なんて恐ろしいところなの…。などと慰めにもならない開き直りもあり得ますが、悔しい結果そしてそれを自ら招いてしまったことが悔やまれます。

3失点は、どれもこれも防げたはずだったと言っていいでしょう。リスタートのほんの綻びが大きな傷になるというのを何度も見せつけられました。集中!と声はかけていたことでしょう。でも喜田拓也や扇原貴宏がいてもこうなっただろうか、特に3点目のリスタートを遅らせることを考える選手は居なかったのか、そこは考えどころです。長崎のテグ、手倉森監督とは仙台時代から相性が悪いですがマリノスのこうした綻びを突いてくるのが上手いのでしょうか。試合後の会見では、「リスタートのところで足が止まっているところに対して仕掛けていくというのは、彼らがわれわれを甘く見てくれたおかげだと思いますよ。」(公式ママ)ですって。ぐぬぬ。逆に甘く見られてる感がたっぷりです。

この日は李忠成の日ではなかった、そう言うしかありません。開始早々4分での三好康児の折り返し、フリーでしたがボールを捉えきれず枠を外してしまったシュート。そして決めればほぼ逆転勝ち抜け決定という重圧のかかるPKをキーパーにブロックされてしまいました。
なおさらチュンくんにとって辛いのは、いずれもその直後に失点していることです。ショックは倍増。好機を逃す象徴的なのは彼でしたが、早い時間の失点が焦りを生んだのかチーム全体で無理めな位置、体勢からのシュートも目立ちました。椿直起の初先発はほろ苦め。三好も神戸戦の2得点で気を良くしているはずが、かわして、かわしてさらにフィニッシュまで、はキツそうでした。

ただやはりチュンくんが誰よりも責任を感じているはずです。これはもう、この借りをリーグで返してもらいましょう。ルヴァン、リーグとゴールが続いていて、調子が上がってきてるのは間違いないからです。

チームとして得るものももちろんありました。今朝未明にU20W杯が開幕し、山田プリンス康太が貴重な同点ゴールをあげました。今年のプリンスはルヴァンが育てたと言えるかもしれません。山谷侑士は2ゴール、プロとしてのスタートを切った忘れられない大会になったはずです。マリノスが勝ち上がってたら割とマジでニューヒーロー賞あったと思うんだけどな…。

もう一人、成長の跡を残したのはイッペイシノヅカでしょう。強引な突破、積極的なシュート、そして野心。時には蛮勇、無鉄砲かもしれませんが、これがオレの生きる道と言わんばかりのドリブル疾走野郎が成長を見せました。結果も出しました。これからリーグ戦での出場機会は巡ってくるでしょう。

2019年のルヴァン杯がここで終わりなのは、ひたすら残念。好機を逃さない、強いマリノスになるにはこうした悔しさを繰り返さない決意でうまくなるしかないですね。好機は作れているのだから。

圧倒的4級審判は、「令和の大誤審」をどう見たか

J1の笛を吹ける、1級審判が日本サッカー協会に何人登録されているかご存知ですか。調べればすぐ出てくる数字ですが、2018年度は227人。
サッカー審判員登録数|データボックス|組織|JFA|日本サッカー協会
JFAが出してます。

ちなみに最下層の4級は、育成年代の若い審判を合わせて23万人を超えますから、1級審判とは1万人に1名レベルのスーパーエリートだということは言っておかなければなりません。

そんな私、こないだ初めて「公式な区大会の笛」を吹きましたよ。あ、まあ4種=小学生ですけどね。「後審」と言って、自分の子供のチームが試合をすると、その直後の審判をコーチや保護者が担当します。アトシンと読みます、間違っても「ゴシン」って読んだらダメですよ。
勝ったチームの親が主審と4審を、負けたチームの2名は副審をやるのが通例です。たまたま低学年の、しかも敗者復活トーナメントが割り当てられたのですが、大変でした…。コイントスして、宙に投げ出したコインが自分の靴の上に落ちた時とかどうしようかと思いました。

保護者は沢山いるし、みーんなボールの行方を見てるんですよね。スローインでどっちのボールかを指示すると、結構な確率で「はっ、マイボだろ(怒)とかこちらに聞こえるようにつぶやく保護者も少なくありません。保護者がそれやるのはご法度なんですけど。

うまくボールを蹴れないような弱小チーム同士の試合を取り仕切るのが私の仕事。無給なのはもちろんとして、労いの言葉より罵声の方が多いのはどういうことか。コケて泣いてるやつ、相手のシュートをブロックしたというよりたまたまみぞおちに当ててしまったって悶絶しているやつ。ばかやろう、泣きたいのはこっちだ。

1級審判は本当にすごい。体力も動体視力も、ゲームをコントロールする力も。そして毅然とした態度も。まあ、今回の場合はどこに自信があったのかはしりませんが、毅然とし過ぎちゃいましたね。両チームの選手に耳を傾ける余裕は必要です。しかも得点だったかどうかは最重要な判定。ファウルを見逃したとしても、得点を見逃したは許されません。上川徹さんはジャッジリプレイの中で、オフィシャルなVARの情報しか採用できないと教科書通りの答えをされていましたが、DAZN見ちゃえばこんな大ごとにはならなかったのになと。もうすこし周りの意見を聞いて冷静になれたら、などと思いますが、3万人近くが見守る中でそれ、口で言うのは簡単ですが…ね。すみません、これぞ小並感。

4級審判の私がジャッジした試合ですら、両チームの親御さんは運動会さながらにビデオを撮っています。この映像を見てみたいですよね。手で押したと思えるが流してしまった判定は妥当だったのか、私の勇気が足りなくてあのチャージはPKを与えるべきだったのではないかとか。他所でこいつ最低な審判だよなとか言われてたら本当に辛いです。二度とやれないかもしれません。それをリアルタイムでネットで配信されてるJリーグとは恐ろしい…。しかも審判とは間違うことがない生き物という前提。

国際主審でもある山本雄大氏に話を戻すと、最近の思い出と言えば、第7節の名古屋戦ですよ。1-1で迎えた後半の82分に、我らの仲川輝人がエリア内で倒されたんですがノーファウルの判定。おいおい、ホンマかよというのがありました。
微妙な判定や、どちらかと言えば間違いだろって判定は山ほどあります。でも日本で屈指の経験と能力を搭載しているのも事実です。

soccer-db.net

↑これを見てみてください。すごいですよ、これだけの試合数の実績。しかもまだ36歳と若いのに立派です。それにしても担当した最多のクラブが浦和で、しかも浦和が担当した試合での最多勝というのもなかなかシュールですね。次いでマリノスも27試合担当というご縁の深さです。

そして2週間後に復帰だそうです。流石に復帰戦で浦和か湘南の試合を担当することはないかな。J2やJ3かもしれないし、清水対マリノス、翌週のマリノス対松本の可能性もありますかね。停止期間が短いと批判があるようですが、もう十分すぎるほど叩かれたのではないでしょうか。プロフェッショナルレフェリーとはいえ、人間です。

もし次、マリノス戦の担当になったら、ゲーム前の審判紹介のときに少しだけ拍手して、後はスルーしようかと思います。

良い試合では審判が目立たない、とよく言います。山本主審復帰試合であることよりも、大事なのは良い試合になること。引き締まった好ゲームに雑音は不要です。選手は選手の、審判は審判の、本来の仕事に専念してもらえるようにスルーで。10年くらい前の家本氏へのブーイングなんて以ての外です。

4級審判にひどいこと言ってきたチームに不利な判定をしてやろうか、とか思う余裕は私にはありません。それなりにテンパって、隅々までこの目で見逃すまいと必死です。威圧に、威圧を返したら最悪だろうと思いますので、何言われても必死で作り笑いします。ヨユーですけど、何かwって。

誤審が生まれないように我々ができることって、それでもなお思いっきり審判をリスペクトすることかと思います。異議も本当はいかんのですが、どうしてもの時も、リスペクトを横に携えて。

VARが導入されても全プレイを検証するわけじゃありません。判定がVARによって変わることも出てくるでしょう。
が、VARをもとに「最終的に判断するのも主審」です。ですから結局主審は絶対です。絶対だからこそ間違えられるとムカつくのはわかりますが、信頼しましょうよ。ね。