マリノスにシャーレを2019

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

幕切れは突然に…

深夜、ツイッターで一方が流れる。やがて報知の最終面の画像が出回る。公式発表前にとやかく言うのは嫌だけれど。

中澤佑二、引退へ。

 

年末には決断をしていたと記事は伝えている。では、復帰戦であり最終戦だったあのC大阪戦のときはまだ…?

もとから佑二はラストイヤーだと公言していた。40歳となるシーズンまで全力でフルタイム出場を続け、そのままスパッと辞める、と。

2018年シーズン開幕、キャプテンに就任した今年もセンターバックとしてフル出場を続けていた。傍目には元気そうでも、昨年後半くらいからだろうか。どんどん膝のテーピングが太くがっちりとしたものになっていくのが分かった。

 

アンジェ ポステコグルー監督が就任した初年度、最終ラインからも徹底して繋ぐ。そしてリスクを冒したハイライン。佑二にかかる負担は余計に大きかったのは間違いない。それでも、相棒がミロシュ デゲネクから金井貢史になって、やがて二人が去ってドゥシャンが来ても、支え続けた。

だが限界に来ているのも見えた。22節、名古屋戦が最後のフル出場となった。199試合連続フル出場という金字塔が色褪せることはない。

 

マリノスのセンターバックはドゥシャンと、ブラジル人有望株のチアゴ マルチンスという途中加入の二人になった。中澤がいない風景に戸惑いながらも、シーズンは続き、そしてあっという間に最終戦。

後出しにはなるが、最終節での彼の挙動はおかしかった。これが最後だと予感させるようなことが多かった。ウォーミングアップの前には挨拶をわざと忘れて、選手に呼び戻されてみたり。ゴールした天野純を祝福しようとベンチから飛び出して抱擁したり。

それに、最後の10分足らず。別れを告げるためかのような交代出場。この時、ゲームは1-1。同点にもかかわらず、わざわざセンターバックを交代するのは異例だ。

フラグは立っていて、お別れを覚悟したものだがその後なんの音沙汰もなかった。膝が癒えてきたところでシーズンが終わってしまったから、不完全燃焼ということか。

 

さらにいつ収録したのかは不明だが、元日には全国ネットで、小野伸二、遠藤保仁と余興とはいえ元気な姿を披露した。チャレンジが成功できずに終わると、「来年またやらせてください!」のセリフ。

ああ、やはりラストイヤーは終わらなかったのだと思った人も多かったはず。

 

からの、この発表。一喜一憂とはまさにこのこと。

 

別れの予感→あれ、まだ大丈夫かも→きっと大丈夫!→私たちの愛は永遠→やっぱお別れ、ってベタな恋愛映画の脚本か。

 

マリノスサポーターだけではない。日本最高のDFといえば中澤佑二をあげる人が数多くいる。闘莉王とのコンビが最強だったと懐かしむ人も大勢いる。

 

引退セレモニーなど本人が望まないかもしれないが、節目が欲しいと思う。あの最終戦だけでは呆気なさすぎる。

 

何が言いたい記事でもない。

あまりにも偉大すぎる中澤佑二よ、ありがとうございました。ただ努力の尊さとか、サッカーにかけるひたむきさとか、本当に尊敬しています。

国際化からブラジル化。ドゥトラでも雇ったか、黒幕は?

少し前、まあ具体的には$さんが辣腕を振るっていたころはインテルナシオナルなマリノスが随分と話題になっていた。また国際化こそCFGの象徴みたいにもてはやされていた。

< 2017年>

エリク・モンバエルツ フランス🇫🇷

ウーゴ・ヴィエイラ ポルトガル🇵🇹

クエンティン・マルティノス オランダ領キュラソー🇨🇼

ダビド・バブンスキー マケドニア🇲🇰

ミロシュ・デゲネク オーストラリア🇦🇺

パク ジョンス 韓国🇰🇷

 

さらに富樫敬真がアメリカ国籍を保有しており、その後にブマル(カメルーン🇨🇲)が来たりと、イニエスタだポドルスキだという超有名人ではないが、各国の代表もしくは元代表選手をそろえる渋いメンバー構成となっていたものだ。

 

<2019年>

チアゴ・マルチンス ブラジル🇧🇷

マルコス・ジュニオール ブラジル🇧🇷

エジガル・ジュニオ  ブラジル🇧🇷(加入濃厚?)

カイケ  ブラジル🇧🇷(復帰濃厚?)

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アンジェ・ポステコグルー オーストラリア🇦🇺

ドゥシャン   セルビア🇷🇸

パク・イルギュ  韓国🇰🇷

ユン・イルロク  韓国🇰🇷(未更新)

 

さすがにエンソペレス(アルゼンチン)は無いか。高額だし。あくまで噂レベルだし。だいたいこのパターンはよそである。

さて、保有枠の制限が無くなって人数が増えたにしても、一気にブラジル化が進んだ。

近年のブラジル選手は、マルキーニョス、ドゥトラのような復帰組、ラフィーニャ、ファビオのような国内移籍が多く、CFG最初のインパクトであったアデミウソンと、「パニックバイ」「不良債権」などと揶揄されたカイケくらい。

マリノスのレジェンドであるドゥトラが後ろで手を引いているのか、それともカイケが闇商人にでもなったのか、チアゴ、マルコス、エジガルといずれもカイケ所縁の選手たちであり「カイケ案件」などと呼ぶとマリサポが本気で嫌がりそうではある。

 

下記のような予想フォーメーションを書いたりすると、一層現実感が増しそうである。

 

マルコス   エジガル   仲川

(遠藤)   (李)   (マルコス)

    大津    天野

   (カイケ) (三好)

       扇原

      (喜田)

山中  チアゴ   ドゥシャン  松原

(高野)(畠中)   (中澤) (広瀬)

       飯倉

 

最終節で見せた3バックに向かうのだとすると…ちょっと前の選手の選択肢が変わってくるだろう。

 

エジガルに期待されるのは当然得点力。マルコスはスピードが魅力で、仲川が昨季にみせた無双ぶりを左右両方で質的優位を作れるようになるかも。こうなると、ですよ?

カイケIH起用って面白くないか。もともとシュート力はある。真面目にさえやれば出来る子である。AJとカイケの併用は攻撃的だし、大津祐樹ならばカイケが多少守備で穴を開けてもなんとか補ってくれることだろう。

 

新戦力であるマルコス、エジガルのフィットが前提としてうまくいくならば(そのための時間はある)、最終ラインにはドゥシャン、チアゴ、畠中の3人が初めからいる安心感は大きく、結局、中盤のトライアングルの人選が鍵となりそうだ。

 

いずれにしても、カイケが本気を出すだけの素地はあると思う。ブラジル人頼みのサッカーで結果を残したチームといえば、新潟や柏を思い出す。まさかマリノスがここまでブラジル人に偏るとは思ってもみなかったが、強くなるならなんでもいい。

 

破壊力とスピードに狂うヨコハマ。アンジェ革命の魅力から抜け出せそうもない。

 

 

中町公祐の鮮やかすぎる旅立ちに心からのエールを

クラブへのロイヤリティという言葉を持ち出したのは中町公祐だった。口先ではない。本気の本気だったことを私たちはこのタイミングで思い知らされる。

「このエンブレムを付ける以上、誇りと責任を持って戦わなければならない」「クラブへのロイヤリティが高い選手だけの集団でありたい」ただのキザな言い回しではなく、心の底からそうだった。保身を優先したような移籍も見た。歴史に残るような不細工で裏切られたような思いもした。

移籍とは、別離。愛の反対とは憎しみ。美しい別れなどないと思いかけていた私。そんなことはないよと、マチは大きな人としての器を見せつけ、その器からも溢れ出てしまう愛を隠そうともしないで、静かに移籍の扉に手をかけた。

マリノスは33歳の選手に2年契約を持ちかけていたと言うのもマチが明かしてくれた。今季24試合出場とはいうものの、リーグ戦での先発出場は5月まで遡る。単純な戦力としてみれば、オファーすら厳しいところ。そこに2年契約を提示したのは、単なる「功労者だから」という理由だけではないだろう。相思相愛であるがゆえに別離の道を選んだのは、オファーを受けた中町のほう。でも一抹のイヤラシさも強かさもなく、マリノス愛を感じるのは私だけではないだろう。オファーを断られた形であるマリノスの看板も傷つくどころか、むしろ株が上がるような。。。これほどまでに鮮やかで後腐れもなく、そしてまた会おうと言える移籍は後にも先にもないのではないだろうか。

 

 「これまでのマリノスは少なからず、OBやクラブ貢献者に対しての別れ方が上手くなかったように思います。その都度様々な要因があったことは計り知れますが。。ただ今回自分も感じたように、マリノスは良い意味で変化しています。自分が功労者だとは思いませんが、そうやって将来的にマリノスに属した選手やマリノス愛を持った選手がどんな形であれ、マリノスに貢献するという形になっていくことを切に願っています。」

この過不足のない率直な文章。クラブの過ちを選手の立場から指摘した上で、さらに愛を以ってして解決しようとするこのマインド。このアフリカでのチャレンジが終わったら、絶対にマチをクラブの経営側に迎えるべきだと思う。監督とか強化部長でおさまる器じゃない。札幌の社長を超えるよ、この人は。

 

「Jリーグ開幕当時から、マリノスに憧れ、マリノスのグッズを集めていた少年が、その憧れのチームに足跡を残せたことは自分にとってかけがえのないものになりました」これは、私は初めて知る事実だった。彼の少年時代のどこにマリノスとの接点があったのかは、よく分からないけれど、これまたスゴイ話。私たちサポーターの代表でもある中町公祐。

これからどんな挑戦をするのか。なんの意味もないけど、ザンビアのことを検索した私のような世話焼き?なサポーター多数であろう。

https://www.flashscore.com/football/zambia/super-league/

によれば、ザンビア スーパーリーグの1部リーグでは、2018年シーズンは20チームで争われたようで、ゼスコというチームが連覇を飾ったらしい。国土は日本の2倍で人口は10分の1。1部チームの数が20というのは国土の割りには少ないし、人口の割には多いということになる。

チャンピオンチームには、ケニアやガーナ国籍の選手が何名か在籍しているが、さすがにアジア人は見当たらない。ちなみにザンビアに居住する日本人は250名だという。アフリカネーションズカップで2012年に優勝したが、その後は低迷している。

アフリカの中では平和な国で、年に3〜7%で経済成長を続けていることから、伸び代も十分と言えるだろう。だが中町公祐にいくら払えるのかと言っては無粋か。治安は、アフリカとしてはかなりいい方に入るが、医療や教育などは未発達。誠に大きなお世話だが、マチの子供達はさすがに日本に残るのだろうか。いや、そのほうがいいと思うのだが…。

 

話がザンビアの方向に膨らんだ。Instagramの更新が今後も本当に楽しみだ。交渉がまとまればザンビアリーグでプレーする初めての日本人となるのだろう。勝手にマリノスを背負ってたち向かうのだという。

ほんの10年前、日本人選手が移籍した先のクラブが来日し、元の所属先と親善試合を組むことが流行った。ひょっとしたら2020年シーズンに、マチがザンビアのチームを率いて日産スタジアムに凱旋…。いいんじゃないですか!

ありがとう、体にだけは気をつけて、中町公祐。あなたが愛するトリコロールの戦士たちを、遠く離れてしまうあなたの分まで後押しすることを誓います。

また会う日まで、中町公祐。

 

掌を返す準備は出来ている、2019年元日によせて

伊藤翔の移籍に涙をこぼしつつも、惜しまれつつチームを去る選手と、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと言われる輩の境界線はどこにあるのかと考えさせられる。
また再びマリノスのユニフォームに袖を通して欲しいと思う選手は決して少なくない。いや、私などは甘い方だからほぼ多くの選手に対してそう思う。ただしネギ、テメーはだめだ。全くだめ。それはなぜなのか。

そんな選手がいる反面、これだけ強化予算のやり繰りが厳しい元名門において、1億単位のFeeを受け取りながら、帰ってこないでくれと言われる選手もいる。去就が全て(笑)付で語られる選手。フルミネンセが買い取ってくれることに一縷の望みを託したが、そんなムシのいい話などあるはずもない。もしSNSがこの世に無かったならば、もっと本業に集中していただろうか。いや、そんなことはない。言葉や文化の問題か、いや母国ブラジルでもお荷物扱いの、カイケ・モレノ・ジ・アンドラージ・ロドリゲス。今年の4月1日で31歳となるが、復帰話そのものはどうやらエイプリルフールではないらしい。

背番号9はすでにフィジカル系インサイドハーフ、ボックストゥボックス 、大津祐樹のもの。空き背番号はまさかの10(笑)? いやそれは笑えない。李忠成とトップを争うのだろうか。

だが本当に再びトリコロールを身に纏うなら、そしてカイケ本人がやる気なら全力で応援しない理由はない。それにカイケがいたのは2016年。監督も違えば志向するサッカーもあまりにも違う。今フィットしないとも限らない。コンディションとスピードがあれば、ウーゴヴィエイラのように得点を量産してもおかしくない。ウーゴだって、最後の仕上げの選手だったではないか。ウーゴの方がちょっと感動的だっただけさ。

2016年後半の私はほぼハッキリとカイケ否定派だったが、今は分からない。ネーム入りのユニフォームを買いますなどとはこれっぽっちも思わないが、掌を返す準備は出来ている。カイケに期待せざるを得ないクラブの状況が情けないって??

笑止。正直に言って、昨年加入の外国籍選手よりはやると思う。高給取りだ、これも何かのご縁だ。


ブログのタイトルも変えてみました。
天皇杯も、ルヴァンもあと一歩だった昨年。リーグはあと一歩で転落死していた可能性もありますが、心機一転。
今年もよろしくお願い致します。

誇らしくて、夜も眠れない【YBC決勝・湘南戦 展望】

ルヴァン杯、決勝へ。決勝進出したからこそ初めて知った前夜祭や、埼スタでの公式練習の存在。

 

18時過ぎからは、Jリーグによる前夜祭に、両チームの選手監督が参加。青島さんの独特のインタビューはともかくとして、松原健と杉岡の渋ーい対談に始まる番組構成は一般の人にはなんのこっちゃだが、「負ける気がしない」ライバル心バチバチのインタビューは心地いい。

アンジェ ポステコグルー監督の子供達はヤマザキビスケットが好きで、だからこそ勝つとかいう、ケムに巻いたような、毒にも薬にもならない情報もまた最高である。

 

得点王の伊藤翔もベンチ入り濃厚なら、筋肉系の故障が心配された遠藤ニューヒーロー渓太もメンバー入り。晴れの舞台に中澤佑二の姿がないのが残念でたまらないが、代表で離脱している久保建英と山田康太を除けば他のメンバーは揃った。

扇原貴宏がすっかりゲームキャプテンに馴染んだなぁと、風格に頼もしさを感じる。

準決勝からスターティングメンバーが変わるのは、遠藤に代わってユンイルロクのようだ。出場機会をすっかり減らしたユンだが、この大一番で先発が巡って来た。序列としてはイッペイシノヅカのほうが上に思われる起用が続いて来たが、流れを変える要員にイッペイを置いておきたい思惑もあるのだろうか。

 

決戦の舞台である浦和にゆかりのあるのは曹貴裁監督と、梅崎司。一筋縄ではいかない上に、燃えてくる相手。準決勝の柏とのPK戦を制した秋元陽太の活躍も記憶に新しい。「当たり」出すと、手がつけられないのは飯倉大樹以上かもしれない難敵。

上述の杉岡が左サイドに張る湘南に対し、松原と仲川輝人、さらに大津祐樹がどう押し込むか。

 

押し込んでも、湘南は「前から来る」。持つマリノスと追いかける湘南。ペースを失うケースは、自らのミスだろう。決勝の舞台でどこまで平常心でプレーできるか。撃ち合いが予想される中で、主導権を渡さずにいけるか。撃ち合うなら多少のピンチと失点は織り込み済みだ。

 

勝つ。結果が全て。カップ戦は優勝チーム以外は全て敗者である。それは元日に痛いほど味わった。今度こそ歓喜を。同じファイナルの舞台に一年に二度も連れて来てくれたクラブには誇りしか感じない。

嬉しくて、誇らしくて、興奮で眠れないままこの日を迎えた人が多かったことだろう。17年ぶりのルヴァン杯制覇へ。CFGの体制になって初タイトルは、5シーズン前の天皇杯以来となる。

 

歓喜を。横浜にルヴァンを。気力充実、準備万端。あとは光邦さんの選手紹介を堪能して、後押しして、勝つだけ。