ACL
長い、あまりにも長かった。それはそれは1つのコンペティションにしては、あまりにも長い。上島拓巳が退場処分を受けて、PK戦にたどり着くまでの話ではない。ACLの切符をつかんでからの話だ。切符にハサミがはいった、つまり初戦を戦った仁川戦は2023年9月19…
ガンバ戦、柏戦が土曜のよい時間から水曜日19時キックオフに変更となった。ACL準決勝を勝ち抜けば、同時に広島戦と鳥栖戦の水曜開催も決まる。先日の湘南戦が土曜14時キックオフで、バックスタンド側ならではの暑さを満喫していたら、はたと気づいた。今年ほ…
前半90分を0-1で折り返した。 東アジア屈指の難敵のアウェイで0-1。 試合内容としてはシュート数もチャンスクリエイトも多かった。怪我で離脱した選手が戻ってきてホームでの第2レグ。2点リードなら文句なし、1点差で勝っても決勝進出に王手をかけた横浜国際…
全北、全北、全北、全北、全北からの蔚山、蔚山。この7年のKリーグチャンピオンの変遷である。山東泰山に4戦4勝をキメた我がマリノスの裏カードは、蔚山対全北。前王者と現王者のコリア財閥ダービーといったところか。 この決戦を制したのが蔚山現代、個に強…
早すぎる旅立ち。 2003〜2004年の連覇に大きく貢献した柳想鐵選手がすい臓がんの闘病の末に、ソウル市内の病院で亡くなった。49歳。 ステージⅣとの報道は出ていたが昨年の開幕戦、横浜FM対G大阪にあわせて日産スタジアムを訪れていた。 これが結果的に最後の…
なぜ現場の良さを消すのか プロ野球が始まった。球音が静寂の中で響く。たった一つのストライク、ボールに大きく反応するベンチの選手たち。これは高校野球の地区予選までの慣習なのかと思っていたのだが、初めて耳にするプロ選手の「ガヤ」はとても新鮮だ。…
松原健がトップ下の司令塔のように、長くて鋭いパスを左前方に送る。受け取る遠藤渓太は斜めに前進してエリアに侵入して、さあ一枚剥がしてシュートを狙えという場面で、右足裏を使って背後へ転がす。 追い越すマルコス・ジュニオール、追いすがるDF。無理に…
まだ燃料は残っていた 「マリノスが優勝したから、もういい」と受け取られてしまったら悲しいのだけれど、2019年の優勝を境に「許容」の気持ちが自分の中で生まれた。人にはそれぞれ正義があって争い合うのは仕方ないのかもしれない、とセカイノオワリが歌っ…
6年ぶりのアジアへの船出は、アウェイの韓国・全州から始まる。奇しくも、6年前と同じ相手、同じスタジアム。コンディションの良い全北現代と、まだまだ調子の上がらない状況でぶつかったが0-3。見るも無残な敗戦を喫したのだった。6年を経て、ベンチ入りメ…
上海上港が順当勝ちで、これでマリノスのACLグループリーグで対戦するチームが全て決まった。という書き出しで、始めようとしたら「鹿島プレーオフ敗退」の報に戦慄している。 これがアジア(注:豪州含む)なのか 鹿島は前々回のACL覇者であり、その前の年…