2019-01-01から1年間の記事一覧
私にとってのマリノス・ファースト・ゲームは2012年のある試合なのだけど、いつかきっとハマトラから執筆依頼が来る日を待ち侘びてここには書かない(笑)。日頃、お世話になっているサポ先輩たちを勇猛果敢にも食事に誘い、横浜市は白楽にある、とある居酒屋…
リーグ戦の出場試合数は20だという。ルヴァン杯などを合わせても公式戦の出場数は、1年半で30を超える程度。彼が放った存在感からすると、とても少なく感じてしまう。 ドゥシャン・ツェティノビッチ、背番号2。熱きセルビア人センターバックは、マリノスに確…
試合前に買い過ぎた喜作のソーセージを頬張るハーフタイム。1時間並んだ末に買ったから止せばいいのに、友人と二人で4人前を頼んだ。2-0という状況に緊張が緩んだわけではなかったと思うが、ともかく冷えかけたソーセージは喉を通った。 試合終了まで、あと4…
冷たい雨が恨めしかった。正午ごろには止む見込みのあてが外れ、14時のキックオフ直前まで降っていた。最終決戦に文字通り水を差されたような気分だ、選手には最高のプレーができるコンディションを、見る側にも良い環境であってほしかった。この気まぐれな…
仕事が手につかない生活も2週間目を迎えた。ここまで上の空ならば、一層の事ずっと代休を取ってしまえばよかった。そんなところに勇猛果敢である必要はない。今季の日程が発表された1月の段階で、第33節・川崎(等々力)、第34節・瓦斯(日産ス)というスケ…
もうさ、雨後の筍かっつーくらい出てくる、出てくる。文筆系マリサポの「やれることやれ魂」なのかしら。 すると、いろんな角度から出てくる、出てくる。前節レビューからの瓦斯戦プレビューはもちろんのこと、初心者向けの応援歌講座、持ち物リスト、スタグ…
マリノスの優勝条件を今一度整理しよう 12月7日、第34節は、首位である横浜F・マリノスと勝点差3で追う2位のFC東京(瓦斯)の直接対決。マリノスの勝ち、引分の場合だけでなく敗戦としても3点差以内ならば、マリノスの逃げ切り優勝となる。瓦斯が必要なのは4…
横浜に生まれ、マリノスとともに育ち、マリノスから日本代表にも選ばれ、惜しまれつつもマリノスの選手のまま現役を引退するという決断。 元日本代表DF・栗原勇蔵、36歳。ちょうど人生の半分、18年間をマリノスでプロサッカー選手として過ごした。J1通算316…
乾いて凛とした等々力の空 大一番の試合開始時はホームチームの水色を想起させるように澄み渡っていた。かつてないほどに狭められたアウェイエリア。あの2013年の最終節よりもはるかに狭かった。それゆえに困難を極めたのは観戦チケットの入手であった。等々…
絶対的に立ち上がりがポイント 思えば楽な試合なんて一つもなかった。 「the day」がずっと連敗中のところで止まっていたけれど更新され、いよいよ終盤の9試合負け無し、快進撃の時期に差し掛かる。それを見返しても、楽な試合なんてなかった。 岩政大樹氏が…
日程もトリコロールもギフト(天から与えられたもの)である 一番綺麗な色ってなんだろう。一番光ってる色ってなんだろう。 それはトリコロール一色だと思う。白が欠けるとなんだか急に野暮ったくなる。少なくとも僕の場合は。水色が好きだというヤツのこと…
同じスコアであっても、美しいウノゼロと、見苦しいそれがある。この日のアルウィンは、前者であったと思う。 何が違うか。闘牛士が、牛をあしらうように一差しで仕留めるような流麗な戦い。「横綱相撲」と呼ばれるように対戦力士の体を受け止めて、がっぷり…
ああ、ラスト3の週末がやってきた。無味乾燥な平日を過ごしているのは私の勝手だが、日産スタジアムですら完売を出させてしまうマリサポは大挙して松本へ向かい、もちろん現地でなくても大勢の人がそれぞれの場所から勝利を祈るだろう。その祈りは幾重にも重…
「上位3強による優勝争い」と言われてから久しい。23節で3連敗を喫した時は、川崎と広島にも抜かれて5位に転落したマリノス。この時、瓦斯との勝ち点差は9だからほぼ脱落しかけていた。そこから8試合で7勝1敗なのだから、当然マリノスが3強のうち最も勝点を…
長野県松本市は、2011年夏に松田直樹が眠りについた場所で、マリノスサポーターにとって所縁のある土地になった。松田の思い出をめぐるつもりはなく、松本の人々が彼にどんな思いを持っていても、そこに立ち入るつもりはない。当時、松本山雅はJFLに居た。マ…
「贅沢な悩み」がついに現実のものとなった。エジガル・ジュニオの帰還である。 マリノス サポーターであっても、あの時、「詰み」を予感したはずだ。あの時、とは7月20日。第20節の神戸戦だった。ノエビアスタジアムの生い茂った草むらのようなピッチに足を…
タオルマフラーの色味を巡るひと騒動というか、内輪揉めというか、あわや炎上しかけた結末は、思わぬ方向に向かった。 横浜F・マリノスが最終戦に向けた黒金タオマフを発売→トリコロールじゃないことに不満の声も→「大津動いてみましょう」 : ドメサカブログ…
そんなことがあるだろうか。あの巨大な日産スタジアムで、即日売り切れ。そんなバカな話は聞いたことがない。 1ヶ月先の試合、優勝のかかる大一番となるかどうか現段階では分かっていないそんな34節のチケットを巡って論争が起きている。ものすごい盛り上が…
疾風迅雷。4ゴールはいずれもこの言葉がハマる。速すぎて早すぎる。 たった30センチ。バックパスを処理しようとしたクソンユンのトラップがほんの少し前方にずれた。そうなるかもしれない、と狙っていたエリキがいた。それに彼は本当に速かった。だから、し…
沼。ハマってはいけないものの例えだろう。それにハマってしまったら抜けては来られないし、どこまで沈むのかも誰も分からない。マスコットをめぐる沼。沼という言葉と裏腹に、ライフスタイルもしくは人生を愉しむことの象徴。愛の対象が、地下アイドルや見…
朴一圭が喜んでくれた話がとてもいい。 J1第30節の鳥栖戦で、パギのための新応援歌(チャント)がお披露目された。もちろん駅前不動産スタジアムで直接耳にするまでは知る由もない本人の述懐では、ようやく少し認めてもらえたのかな。やっとチームの一員にな…
リスタートの瞬間から遠藤渓太は思い描いていたのかもしれない。自分がどうやってゴールに走り込み、そして味方のつないできたボールをどう流し込むべきか。その一連のプレーは仲川輝人のような輝きを放っていたとは思わないか。 大雑把に相手が蹴ってきたボ…
ジャスト2ヶ月前、残り10試合だった時に、こんな記事を書かせてもらった。 www.f-schale.com残り10試合時の順位は3位だった。今も3位。このポジションは変わっていない。J1は24節が終わった。 ①FC東京(以下、瓦斯)49 ②鹿島45 ③横浜FM42 ④川崎41 ⑤広島40 と…
「Jリーグ ジャッジリプレイ」でも取り上げられたマリノス対湘南のプレーについて、世界の4級審判こと私が見解を述べる大好評のこのコーナー。いや、初めてです。ごめんなさい。今更と思われるかもしれないけれど、仕事の関係で記事に着手してから一週間が経…
湘南にとっては出直しの一戦。曹貴裁監督が退任した後、浮嶋体制となっての初戦なればこそ悪い流れを、大量失点の記憶を拭い去りたいと考えるのは当然のこと。 だがマリノスのぶつけてきた強度は試合開始直後から、湘南のはるかに上を行く。開始59秒でエリキ…
文武両道という言葉が大嫌いだった。文武両道を目指すヤツがいけ好かなかった。運動ができるやつは女の子にモテる。せめて成績は悪いべきだし、両方できるやつはそうは居ない。絶望的なまでに足が遅く、運動神経のない私はテストの点数でしか抗えなかった。…
ไทยแลนด์ 2-1 ยูเออี 最初は、ティーラトン絡みのツイートで試合結果を知った。訳すと、THAILAND 2-1 UAEという意味らしい。なんとなく字面?から、何を書いてるか予測できるが、Twitterなのかな、遠慮がちに書かれた「翻訳」ボタンを押すと一発で分かるのは…
ルキアンはただ者ではない。川又と山田が週中に負傷離脱する不運に見舞われた、後のない最下位磐田だが優れた個の外国人を獲るのは上手い。とは言っても、チアゴ・マルチンスの方が上手だったというメシウマには変わりはないのだが。 ルキアンはボールを収め…
マリノスって誰のもの? 選手?日産?チームって何?サポーターって何?そして、コールリーダーって何?誰が認めたの? なぜ、これほどまでに話をややこしくしているのか。なぜ、一枚岩になれないのか。いや待て、一枚岩って必要なのか。なぜこのタイミング…
あかん、優勝してまうとは、弱小チームの自虐的なギャグだが、何も水曜日まで更新をサボったから奇をてらって書いているわけではない。昨夏に8得点を挙げた杜の都での試合は、1-1。終了間際に追いつかれた展開は、もちろん痛恨な結果だった。だが大きく前進…