今年もマリノスにシャーレを 2020

シャーレを掲げることは難しく、守ることはさらに難しい。連覇に挑む2020年、アウトサイダーではなく本命として、今年もシャーレを掲げよう。座右の銘はシャーレです。

實藤友紀の移籍後即先発はあるか

あれは3月下旬。すでにコロナの影響でJリーグは、というか世の中のストップが始まっていたが、「緩みの三連休」などと言われたころだ。僕らはチアゴの怪我のことも知らされていなかったので、實藤友紀の完全移籍加入にやや首を傾げた。

 

時間取らせないので、まずは福岡から移籍してきた時の福岡側のコメントを読んでいただきたい。

 

選手会が主催したステイホーム企画での水沼宏太とのトーク、またオンライントークショーではフィッシングベスト姿を披露しているがこの選手の人間性は間違いないと確信した。顔は確かにちょっと怖いが、笑顔はとても優しい。三児の父として、サネの強面と自宅に並ぶ女の子のものと思われるオモチャのコントラストが凄かった。

包み隠してないよね、上記のコメント。選手として挑戦したい。でもこの中断期間中で移籍してしまい挨拶もできずに申し訳ない。ユニフォームを買ってくれたファンのことを思い浮かべられる選手はなかなかいない。それを余すことなく掲載したアビスパの対応もあっぱれである。そんな選手を迎え入れる。

 

實藤の特長を知れば

サネといえば、レロイ・サネというシティかぶれだった人は手を挙げなさい。(はーい)

サネ同様にサネ實藤もスピードがあり、カバーリング能力に長けている。また大学までFWをつとめていた経験があり、出場機会を求めてDF転向を即断したという苦労人でもある。そのため根っからのDFと比べて、攻撃的な意識が強くてリスクを取ってでも相手の嫌がることを、という志向のある選手だ。ビルドアップ能力も高くて、抜かれても食いつく粘りのディフェンスを信条とする。

え、まるでマリノスが求めるDF像じゃん…。個人的な印象では川崎で登里が2人いたような、そのうちの1人がサネだったような気がするが、すみません、曖昧です。川崎5年、福岡4年でCBまたは右SBとして今年も戦力の中心にいたことは想像に難くない。

 

大学時代にコンバートを即受け入れたように、福岡に後ろ髪を引かれながらも今回マリノスのオファーに乗った。福岡なら主力だったが、マリノスにはベストイレブン級の畠中槙之輔とチアゴ・マルチンスがいる。さらに同じくJ2では一目置かれていた伊藤槙人と山本義道がいることは分かって。

脂の乗った31歳の挑戦である。

 

 

先発は畠中と實藤なのか

チアゴは確かに帰ってきた。だがまだ1週間。練習では畠中と實藤がコンビを組むことが多いと、記事に書かれている。

とはいえ、チアゴもコンディションを上げつつあるだろう。途上ではあるが、先は長い。無理するなよ、と浦和サポがツイートする優しさがほんの少しだけ話題にもなった。チアゴに気を取られていると、サネにやられるぜ、とコッソリ忠告しておこう。

 

ただし、「浦和戦の先発が誰か」も大事だけれど、サネがチアゴのようなカバーリングを見せつけられるかと考える方がよほど興味深い。チアゴがいないリスクを減らせるか否か、それは実は今年のマリノスの浮沈をうらなう重要ポイントだからだ。

 

というか、マリノスの情報統制が凄すぎる。どこと対戦したのか、誰が出て得点は?勝敗は? など、何も伝わってこない。YouTubeで中継される練習試合がはっきり言って羨ましい。が、このことが結果に結びつくと信じているからサポーターも決して文句は言わないはずである。

それにしても、知りたい。知りたすぎる。サネの速さを拝みたいのだが、それはこのまま本番までお預けである。

 

 

槙人と山本にもチャンスは「必ず」来る

必ず、とあえて断言してもいい。どんなに頑丈な選手であってもこの過密日程に出場し続けるのは不可能だ。チアゴ、畠中、實藤の3選手で回すことも困難だ。リーグ開幕戦では先発を務めた伊藤は再び先発を狙えるし、金沢の壁、「強さ」では随一かもしれない山本も例えば3バックならば3枚の中でぜひ使ってほしい。畠中とのコンビも全然ありだと思う。

 

各ポジションで厚みを増した分、ベンチ入り争いさえ過酷になった。松原健、小池龍太、前貴之の右サイドバック。天野純が加わった2列目もヤバイ。

 

ルヴァン杯や天皇杯がなく、リーグ戦集中。そしてACLの10月一括開催というのがどう影響するのか。緊張感のある怒涛の下半期が始まる。

 

まだマリノスでのプレーを見たことのない選手が何人もいる。その中で實藤友紀、間違いなくいい選手。気持ちのこもったプレーを見せてくれるだろう。