今年もマリノスにシャーレを 2020

シャーレを掲げることは難しく、守ることはさらに難しい。連覇に挑む2020年、アウトサイダーではなく本命として、今年もシャーレを掲げよう。座右の銘はシャーレです。

J2再開、J3開幕で考えるリモートマッチの「音」

この動画は良かった。

開幕と言えば普通は祝祭だ。おめでとうというムードになる。

だがこの日は、浮つくでもなく、はしゃぐでもなく、かと言って悲壮感を漂わせることもなく。そんなこの日の基調をこの動画は形作ってくれたのではないかと思う。ここまで辿り着いたことを噛み締めるかのようだ。

 

J2の第2節、J3は第1節。合計で20試合が土日で開催された。四国ダービーの愛媛4-3徳島は歴史に残る試合だったし、マリサポ界隈としては水戸・山田康太や相模原・松田詠太郎の奮闘に目を細めた人が多かったことだろう。町田・吉尾海夏、北九州・椿直起も先発、讃岐・ブラウンノア賢信はJ3デビューを飾っている。J1の再開が一週遅かったために普段以上にJ2、J3の試合を丹念に追いかけることができた。これを副産物という。

 

耳を澄ませばスタジアムの音

審判の端くれであるシャーレとしては、静寂のスタジアで聴こえてくる国際審判、1級審判の方たちの声が尊い。毅然とした態度でありながら、ファールをアピールする声、ベンチからの抗議の意志表示もよほど普段より審判たちの耳に届いているだろう。

磐田・フベロ監督の声もなかなかよく聞こえた。ルキアン、あまりにも名前呼ばれ過ぎ。練習中かよ…。

さらにはフベロ監督の鳴らす指笛が、主審のホイッスルと紛らわしいから控えるように注意されたのは無観客ならではのシーンだったと言えるだろう。

 

逆に、ん?これは警告相当では?という場面で解説者が指摘していたのは、ファールを受けた側のサポーターが大きな声を出していたら、それに影響されて警告が出されていたかも、と。万一、真偽を主審に聞いても、「いやノーカード!」と言うだろうけれども、これも興味深い。

 

両ベンチのやり合いも趣がある。味方を鼓舞する声、選手同士の連携、逆に激しいチャージには抗議。これらの声をJリーグ公式戦のような観客数の環境下で聞き分けるのは不可能だ。

 

ボールを蹴る音

その昔、マリノスタウンという国内屈指と言われた練習場があった。ここでは選手が目の前の距離で練習し、ゲームの音、ボールを蹴る音、すべてが聞こえた。あそこで聞いた、中村俊輔のフリーキックを蹴る音は、シュッとか、ギャルルンとか、そんな稚拙な擬音でしか表現のしようのない特別なものだった。

ボールを蹴る音。蹴り分けるときの音。リモートマッチがいい、ということは決して言いたくないけれども普段の試合では味わえない特別なものであることは間違いがない。今は堪能してみたい。

 

是か非か、「歓声を模した音」

応援歌、チャントの録音を各ホームチームが場内で再生していた。

意図はよく分かる。少しでも日常の雰囲気に近づけたい。サポーターも一緒だぞと、選手にも伝えたいし、無観客という苦渋の選択をサポーターにもりかいしてほしい。普段ほどではないにしてもホームアドバンテージを演出したい。時間の限られる中で、趣向を凝らしたアイデアや準備を否定するものではない。事実、あれお客さんいるんじゃないか?と思えるような中継もあった。

 

だが歓声を模した音は、上段の音をかき消してしまうばかりか、少なくとも私は人工物だという違和感を覚えずにはいられず次第に煩わしく感じるようにもなってしまった。音が不自然にデカ過ぎたスタジアムもあったように記憶している。

 

一方で選手の中には、サポーターの後押しを感じたというコメントも見られ、やはり良い点もある。

 

これはあくまで個人の意見だが、スタジアム内で流れるいつものBGMは効果音はあってほしい。我らがマリノスで言えば民衆の歌、入場アンセム、スターティングメンバー紹介のアタッキング映像などである。これを画面越しに観ることは、この上なくノスタルジーを誘い、来るべき現地観戦の意欲を高まらせることだろう。いろんな意見があると思う。

 

でも音よりもたいせつなこと

そこまで書いて、はたと気づいた。

音よりもたいせつなことがあったではないか。あんなに早くサッカーが見たい、サッカーが見たいって渇望していたのに始まったらもう別のことを考えている。わがままを言い出している。そうそう、こんなわがままもあった。(J3の一部を除いて)みんな夜のキックオフで勿体ないなぁ、分けてくれれば良いのに←

 

まずはもう一度、3・4月に想いを馳せてみよう。あの時のことを思えばまたこうしてJのある週末が帰ってきたことが最高級に幸せな出来事ではないか。関係各位の努力に心からの敬意と感謝を何度でも、何度でも表したい。

 

再開・開幕までの期間が適切だったのかどうかもまだ論じるには早いが、少なくとも心配していたような復帰戦での怪我人続出という事態にはなっていない。これから先の過密日程で怪我人が出てしまうことは当然起こるだろうけれども、冒頭の四国ダービーのような激しい試合が最初から見られることはファンにはたまらない。この日を待ちわびて調整を続けてきたチーム、選手にも感謝である。

 

全国で無観客ということは、DAZNのトラフィックにも相当な負担がかかったはずだが通信トラブルもなかったようで、そのこともまた感謝。

 

それらに比べれば、音の良し悪しなんて些細な問題だ。

 

来ないで、スタジアムに

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https://twitter.com/dontcomej2

来ないでJ2の画像を拝借してみたが本文とは関係がない。

チラホラ、スタジアム周辺にサポーターらしき人が、という話題が見られた。プロ野球の開幕時にも起こっていたが、これは断じて許されない。

 

待ちきれなくって…!雰囲気だけでもキャピ…!とか、もうね。あんたね、出禁よ、出禁。これをやってしまっては、すべての人に迷惑がかかる。7/10には段階的に無観客ではなくなる予定なのだから、もう少し我慢してください。

 

さて今週末、J1再開。

待たせたな、俺たちの番だ…!