横断幕やゲーフラは、スタジアムの華だ。近頃は「芝生の戦士・中村俊輔」が話題になったな。あのチームなら、あの横断幕という名物的なものが存在する。ガンバなら「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」だろうか。なんとも一方的でチームを励ますようなメッセージになっていないが、関西弁なのも愛嬌があって面白い。
そうした幕やゲーフラ、旗の応援を一切禁止とすると、G大阪が発表した。あの欧州的雰囲気の吹田の新スタジアムで、2階だろうが3階だろうが所構わずに大旗を振る姿は、試合に彩りとムードを添えていたので、寂しい。だが今回のクラブの決定を支持したい。発表に至るまでは、「以前に注意した後、(問題のフラッグが)掲示された事実はなく」という事実誤認の文章を掲載するなど、迷走するきらいがなかったわけではないが、「自浄努力」が発揮されたと言っていいのではないか。
だが、ナチスとは関係ない、シラを切るというか開き直っていたサポーターは断罪したい。ほんの一部の悪意によって繰り返されるこうした事件には、多くの善良な人、クラブが迷惑を受ける。昨日のエントリーでも書いたが、ルールや公序良俗を守って、他人に迷惑をかけない観戦、応援というのを一人一人が心がけるしかないのだ。
「その行動はチームに勇気を与えていますか」を今一度、肝に銘じたい。
マリノスサポがパラソルを欠くように、スタメンの布陣にも変化がありそうだ。まずは右SHのマルティノスが累積で出場停止。さらには左SHの齋藤学も直前の練習を途中で切り上げるなど、ギリギリまで出場ができるかどうか微妙なところだという。
____ウゴ____
遠藤__天野__前田
__扇原__喜田__
金井_ミロ_中澤_新井
____飯倉____
学の出場可否はまだ分からないが、代わりとなると遠藤渓太の初スタメンが有力だという。私の愛するダビド・バブンスキーは、先週の試合でもイマイチだったことが影響しているのか、扇原貴宏に代わりそうだ。
クリスティアーノの対応には、前田直輝と新井一耀か。ここが肝だな。一列後ろの左サイドに陣取る大津もキープレイヤー。前節は後半ATに神戸から勝ち越し弾をあげるなど、チーム状態は良さそう。
ただし、今季の柏はホームで勝てない。マリノスにしてみれば、勝てなかった「鬼門・日立」も今や昔でこの2年は連勝中。三門雄大のクロス、今も忘れられないな。やはりサイドの攻防が鍵だろうな。
学か、渓太か。どちらにしてもクリスティアーノを封じて、ラストパス。
決定機を外す試合が続いているウーゴに今日こそは決めてもらおう。
今後、バブやマル、遠藤らの代表での離脱が見込まれる中で、今まで試合に出ていない選手がのし上がるチャンスは増える。
そうした選手が負けず劣らずに活躍するチームが強いチームだ。このチャンスを生かそう。