マリノスにシャーレを 2021

横浜F・マリノスの話題を中心に、いちサポーター目線で愛を語ります。いちお3級審判、不定期で審判やルールネタも。サッカー少年2人の父。

アマジュンの5年前と、うちの話

今日は、下の息子の5歳の誕生日。

年中になって、4月からサッカー習い始めた。上の子が小さいときには知らなかったノウハウがあるので、英才教育が始まっている。「下の子は得」、よく言われる理由の1つだ。

 

なので、5年前の話になる。今日はそんな昔話をしたい。

 

シュンスケ、アマジュンに邂逅す

うちの長男は名前をシュンスケという。父が比嘉さんと同じ名前で、母が中村俊輔が好きだったので、勢いでそんな名前になった。

1枚の写真が残っている。5年前のゴールデンウィークに新横浜公園で、アマジュンに撮影に応じてもらったものだ。(商用利用ではないのでアマジュンの写真も使わせていただく)

 

2016年5月4日と、記録されている。前年をもって、みなとみらいのマリノスタウンに別れを告げたので、小机の初年度というタイミングだった。

 

練習場所にドカドカ上がり込んだわけではない。当時の正式名称が残っていないのだけれど、「こどもの日スペシャル! マリノスの選手によるサッカー教室 in 新横浜」とかそんな類いの名前だったと思う。

 

たまたまアマジュンと同じグループになって、サッカー教室終了後に、写真とサインならOKだよ、となったと記憶している。

 

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写真が撮れたせつない理由

この日の教室に参加したのは未就学児ばかりだったかと思う。小学校低学年くらいはいたかもしれないが、教室という響きよりも、ボールふれあいサッカーごっこに近い感覚だった。

天野純のほか、中島賢星、高橋拓也、新井一耀、和田昌士らが、ホストとして参加していた。監督スタッフや、主力の選手たちは、14時から行われるリーグ戦のため豊田スタジアムにいる時間だ。リハビリ中の仲川輝人と三門雄大がいた。

 

サッカー教室にいるメンバーは、この大切なリーグ戦のベンチからもれた選手たち。内心に悔しさを秘めていないはずがない。俺はプロのJリーガーなのに、大事な公式戦に絡めずに幼稚園児の相手をさせられているのか、と。そんな本音を聞けるわけがないが、選手にとっては酷な時間帯であった。

 

正直に言えば、私も俊輔、ボンバーらに会いたい気持ちがなかったわけではない。ただ申し込んだ時点で不在なことは分かっていたので、ゆるーくサッカー教室を楽しんでいた。

 

懐かしくなるのでこの試合に出ていたメンバーだけ記しておこうか。

GK飯倉  DF小林、中澤、ファビオ、下平

MF喜田、中町、遠藤、中村、齋藤   FW カイケ
控えは榎本哲、栗原、金井、兵藤、前田、伊藤翔、富樫だ。エリク2年目のシーズンで、当時は2ステージ制になっていた。試合は1-3で敗れている。

 

この時の様子を当時のブログに書いていた。よく残っていたな!

shunsuke-schale.hatenablog.com

 

でも彼は階段を必死で登った

結果だけを言えば、非常に簡単だ。

この2016年を最後に、中村俊輔はマリノスを去ることになる。この5月の段階では想像する由もない。

 

それに天野純が、主力の階段を登っていくのはまだだいぶ後の話だ。大卒ルーキー3年目の春としては、なかなかに厳しい立ち位置だった。細身の身体が通用せず、必死に肉体改造に挑んでいたころ。

 

この時点で、どこまで成功をイメージできていたのかは分からないが、信じて努力を続けてもがいていた。

何年かして、主力になり、10番を背負って主将にもなった。日本代表に名を連ねて、悲願だった海外移籍のオファーを勝ち取った。

 

なんとチームはコロナの影響もあって破産し、志半ばで帰国。待ち受けていたのはリーグでも最高クラスの攻撃的クラッキとのポジション争いだ。

 

相手があのマルコスジュニオ―ルだけに、レギュラーに近づいているとは言いがたい。

だがレギュラークラスなのはまちがいない。

 

5年後の5月5日にルヴァングループリーグの主力として、キャプテンマークをつけた天野純はエディオンスタジアムにいた。そこで見せつけたのは両チームで一番のキープ力と展開力だ。解説の佐藤寿人に「天野純は見えている」と言わしめた。守備も強くなっていて、チームの勝敗を左右する存在として最後まで広島ゴールを脅かしていた。

 

5年前の写真に写った青年と同じ人物が、階段を登り続けた。その道のりの険しさと、長さには戦慄する。サッカーが好き、とかだけでは到底たどり着けない。怪物や天才たち同士の縄張り争い。天野純は安住など求めていないのだろう。ただ、今日も高みを目指して。

 

「親」は何をしてあげられる

アマジュンの右に写っている幼児の話も少しだけ、聞いていただけるだろうか。

その後、彼はアマジュンを目指して?サッカー少年の道を歩んでいる。

10歳でサッカー歴は7年目になるのかな。ひとかどの強豪クラブでレギュラーはとれず、マリノスのセレクションは二次試験を突破できず、中学受験の足音が聞こえてくる。

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長男のコレクションの一部。父はもっとマリノスでそろえたいのだが、友人の影響で海外にかぶれている

 

 

サッカーのライバルには、マリノスのほか、各Jクラブ下部組織の精鋭たちがいる。アマジュンのようにストイックに努力しているとは言いがたいが、ふつうの5年生としてはよくやっていると思う。勉強もどうにか両立していて、自分の子供のころを思いだすと何も言えなくなるほどだ。いや、勉強しろしろ、言っているし、やる気がないそぶりを見せるとすぐにサッカーチームの退団を迫っているけれど。

 

遠くのスクールや遠征の際の送迎などはもちろんやってきたし、最近は塾の送迎も加わった。

 

親としては、もっとレギュラーで出られるチームに移籍させたい気持ちはある。一度しかないこの時期、ベンチに座っているのではなく主力でプレーするから得るものがある。だが、本人は絶望的にも思えるレギュラー争いに挑もうとしていて、それを無理やり引きはがすことはできない。

よく言えば性格が優しく、ふつうに言えば闘争心や向上心が足りない。パスが持ち味だと自分では思っていて、中村さんやアマジュンのプレーを参考にしているとかうそぶいている。

 

夫婦の会話は最近、サッカーチームの辞めどきの話ばかりだ。さあ、他チームの体験に行こうかという頃合いに、大事な試合で先発が巡ってきたりするから本人はその気になる。

 

でもアマジュンを見ていると、もう少しだけ、もう少しだけ応援したくなる。いろいろ足りないなりに、うちのシュンスケも課題克服に取り組んでいる。

 

親は見守るしかできない。同じような悩みを持つ親は、リアルのつながりでも、SNS上でも実に多い。

 

 

さて5年前に生まれたほうは、今のところ6歳上の兄と同等くらいに思っている。

少なくとも兄が5歳だったときより、おれの方が上手いだろという。

実際にその通りで負けん気が強い次男あるある。明らかにこっちのほうがサッカー選手向きの性格をしている。

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5年前の誕生時。今は立派なマリノスファン。

 

曲がりなりにもサッカーを習い始めたので、マリノスの試合を見る眼つきが少し、変わった、気が、しない、ことも、ない。笑

 

また選手たちに会える日が来て、次男もマリノスの選手を目指すだけでも目指してくれたらいいなぁと思っている。

 

誕生日おめでとう。まとまりがなくなってすみません。