戴冠までの道のり13試合。サポーターを名乗っている私のくせに、この度の決勝戦で生観戦はようやく2試合目である。
都内在住、新宿勤務。平日は仕事の都合上、三ツ沢のホームゲームであってもなかなか厳しい。アウェイ戦は全6試合が平日だったので全滅。G大阪戦はその夜から1週間の出張だったため断念。先の鹿島戦セカンドレグは、息子の公式戦と重なって直前で前売りチケットをリリースするという憂き目にあった。
息子のキックオフ時間も、マリノス戦と重なる15:20。ケータイ観戦をギリギリまで続けた私は2-0で画面を閉じたのでよもや薄氷の試合展開になっていたとは知る由もなかったのだ。幸いなことに、シュンスケが先制点を挙げ、こちらは大勝。情報遮断の上で、1時間遅れで後半戦を視聴して、マリノス決勝進出の喜びに家族でひっそりと浸ったものである。
さて10/27。皆さんはどこでマリノスを、あるいは湘南を応援するだろうか。ゴール裏で大声援か、俯瞰できる指定席か。テレビの前からというひとももちろんたくさんいるだろう。
ルヴァン杯の決勝といえば、コレオ。両チームのサポーターが作り出すコレオグラフィ、人文字である。どんな模様か、完成度はどうか。当然、観客が多ければ多いほど迫力も増すし、デザインの可能性も増える。このコレオを作る一員となるのか。俯瞰して堪能するのか。
2年前、友人の誘いでルヴァン杯の決勝を観戦したことがある。浦和対G大阪はPK戦にまでもつれたのだが、試合前の浦和サポーターが作ったコレオは圧巻だった。2003年以来のルヴァン杯優勝を願って、聖杯と2003、2016という二つの年号が入った深紅のスタンドは壮観。浦和と言えばコレオというほど、まあ連発してる感はあるのだが2016年 | 浦和レッズサポーターのコレオグラフィーや人文字、ビッグフラッグの画像 | 浦和レッズ試合観戦ガイド、埼スタという箱と、浦和サポの数があればこその迫力なのは間違いない。
完成したコレオを眺め、サッカーの試合中身そのものを堪能するなら、やはりメインまたはバックスタンドが見やすい。特にメインスタンドならば表彰式を間近で見られるという特典もある。スタンドを先頭で登るのは、中澤佑二ではなく、ゲームキャプテンの扇原貴宏なのだろうか。得点王ながら怪我がまだ癒えない伊藤翔さんはどこでその瞬間を見守るのか。まさかの回復でピッチにいたり…。では、聖杯を最初に掲げるのは…?
うっ、早くも涙腺が。
そんなことを妄想しているうちに、リーグ戦再開も近づく。つまりラスト5試合。インフレを続ける残留ラインは、確定するその日まで安心はない。木曜、大阪出張。頑張って出張を延期すれば、吹田にいけたかもしれないが、社畜、小市民は最終便で帰京。
そんなちょっとだけ忙しい私には、指定席か。いや奮発してプライムシートか。ライトサポには、メインやバックスタンドをトリコロールに染めるという役割もあるのかな。今年も友人が招待してくれないかな。
とりあえず埼スタ付近のいつもの民間駐車場だけ予約して、27日を待つ。
2018年、マリノスにとって新しく、苦しく、そして素晴らしい年だったと言えるように。タイトルを取った年号はきっと長く記憶に刻まれ、語り継がれるだろう。今年のメンバーで戦う年は、今年しかない。13試合の物語、足掛け半年。勝って終わろう。みんなの力で勝たせよう。