センテンススプリング。
まあ不倫はいかんよね、ということだけどなんでだっけ。人として。嫉妬。嘘はいけない。なんだか、よく分からないけども、文春砲が炸裂した結果、稀代の天才は引退を選んだ。30〜40代の男性諸兄の中に、音楽とはTM NETWORKであり、小室哲哉であるという人は多いはずだ。童謡やアニメ主題歌から大人のJ-POPに足を一歩踏み入れることで、クラスの女子に会話に入れてもらえた時代。動機は不純でも、聞いたことのない電子音と、ちょっと浮ついた男女の恋愛だったり葛藤を描いた歌詞はなんかこうドキドキさせられた。受験勉強の先にはこんな甘美な世界が待っているのかと想像させられ、奮起したものである。
なお、あれから20年経過するが甘美な世界も、浮ついた感情にも一切ry。
音楽ブログではないので、ここでは小室哲哉の業績をいちいち振り返らない。安室奈美恵やYOSHIKIやglobeやらを並べるだけで、天才さが分かるだろう。引退表明の理由を詳しくは知らないが、ともかく文春が引き金を引いたことは間違いがない。アムロとコムロを失ったら、我々はどこに行くのか。ウーマンラッシュアワーの漫才ではないが、他に語るべきことはいくらでもあるだろうに。文春とやらは一体何をしたいのか。全然暇にならずに時代が追いかけてくる。走ることから逃げたくもなるだろうよ。
落語家はふりんくらいも笑いのネタにしてしまうし、桂文枝がふりん相手とやりとりしたと暴露されたメール内容は心から気持ち悪かったが、それと同じかそれ以上に、マリノス愛を主張する退団選手のメッセージが気持ち悪かった。
やり直しがきく今なら昨日が気まずいだけ、と名曲sweet painに綴ったのも小室哲哉だが、やり直しは効かない。20年連れ添った女に別れを告げておいて、慰謝料はプライスレス。でもすべてとともにあった人ですよ、今でも愛してると。もう気まずさすらない。向こうの女の方が金を沢山くれるからと言えばいい。
人はそれぞれ正義があって争い合うのは仕方ないのかもしれない、僕の嫌いな彼も彼なりの理由があるとは私も思う。けれど、余計なことはもう言わないでほしい。セカイノオワリというか、シンライノオワリなのだから。
石垣島キャンプで本格始動する。雑音はもう、ない。新人選手の底上げももちろん楽しみだが、和田昌士と仲川輝人のレンタルバック組は何か違いを見せてくれるだろうか。そちらの方が個人的には注目している。
アンジェ ポステコグルー監督が描くサッカーが少しずつ見えてくるだろうか。パスサッカーの看板を掲げるマリノスを早く見てみたいもの。
ひとつだけ言わせてもらいたい。過渡期を超えて、いわばいろんな痛みと別れを伴ったけれども、マリノスはマリノスであり、今マリノスの選手を心から応援したい。そして川崎にだけは何があっても勝ちたい。いや、勝つ。
私の、愛しさと切なさはマリノスとともにある。