マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

スカパーの無料放送を見逃すな

まず初めに今日はスカパーの無料放送の日だ。

下記の注目番組を見逃してはならない。あるいは録画しての永久保存の「ラストチャンス」ではないだろうか。


午前10:30~11:00 801ch (本日午後10:15〜も再放送あり)

横浜Fマリノス オフィシャルTV TRICOLORE PARADISE-トリパラ- #13

ファン感謝デー「トリコロールフェスタ」の様子に、私、一瞬映るらしいw

午後0:45〜1:00 800ch

永久保存版!Jリーグセレクション ~中村俊輔

午後3:45〜4:00 800ch 

永久保存版!Jリーグセレクション ~齋藤学


やった。ついに見たかった番組が見られる。しかもスカパーさんのご好意で無料である。

貴方はスカパーの契約を見直しただろうか。
私は12月を以ってサッカーパックの停止を行ったため、上記のシーズンオフ企画を見ることができなかった。

J1・J2リーグをテレビで視聴するための、スカパーの月額料金は、基本料金や税を入れると3千円の後半だった。
それがDAZNの登場によって約半額の1,750円+税になったのだから、利用者として助かるのは間違いない。

しかしながら、10年以上にわたってJリーグを支えてくれたスカパーの功績を忘れてはならない。

特に07年以降はJ1、J2の全試合の中継を宣言し、見事に実現させた。全試合を、である。最終節などは全試合が同一時刻に始まるときでも弱音を吐かずに。さらには2014年からはスカパーオンデマンドを開始しアーカイブとしても充実させた。

さらに試合中継以外のハイライト番組や、上記のような特別企画を次々に放送し、サッカーファンの欲求に応えてくれ続けたのだ。

それを支えたのは、スカパーさんのサッカー愛だったと信じている。マニアックな部分まで十分な時間をとっての解説も、野々村芳和名波浩の軽妙なやりとりも、平ちゃんの知識も。


そんなスカパーなのに、試合放送が無くなったら躊躇なく解約しているのだから「応援している」などと言っても説得力はないのは承知している。1月末でサッカーパックの強制解約を行ったこともあり、契約者は6万7千件減って、328万件になったそうだ。

私のように「Jリーグのためだけに契約していた層」は僅かなのかもしれない。プロ野球など他のスポーツや、音楽・映画などを見るなら、スカパーユーザーとしては継続しているだろう。損得で言えば、スカパーの経営に与える影響は深刻なものではない。

でも、Jリーグといえばスカパーだったのだから、ここでも一つの時代が終わったのは間違いないところだ。

そしてスカパーさんが長年行った試行錯誤の末に、サッカー中継と報道の質を高まった。それによってファンが満足するライン・ハードルは高くなっていると思う。

DAZNが引き継いだ「視聴者満足の壁」は決して低くないと思う。全試合の完全中継は当たり前のこと。通信速度の問題、途中で中継が途切れるなど、放送ではなく通信だからこそ起こりうる問題は観戦以前の問題だ。

先のアジアチャレンジカップの2試合の中継はその意味で試金石であった。一番心配されていた画質という意味では大きな問題を感じなかった。光回線が確保されている環境ならば、十分視聴にたえうるというのが私の感想だった。

しかし大きくケチをつけたのが、F・マリノスの緒戦となったバンコク戦における、実況:田中雄介、解説:秋田豊コンビの頓珍漢で質の低いエッセンスだった。

かねてから、私は秋田氏の知識、説明能力などにおける資質の低さを不快に思っていたが、今回はとくに酷かった。中村俊輔が移籍したことを100%マリノスの落ち度として捉えマリノスは降格候補のように評し、中澤佑二以外に目立った選手はすべていなくなり、仲川輝人を新戦力として紹介し、移籍を模索していた齋藤学が遠征に帯同していないことを中継の中で気づくような、そんな質を露呈したのだ。実況も似たようなものだった。だいたい田中裕介と同姓同名のアナウンサーから、マリノス愛が感じられるはずがない…というのはとばっちりだろうか。

おお、DAZNの質はすごいぞ…と早くも絶望の中で、迎えた2戦目に実況:桑原学、解説:小村徳男は、安寧をもたらした。オムさんは、マリノスの知識として秋田氏と比べるのは失礼だ。上手いかどうかはともかくとして。思い出話が多かった前試合に対し、きちんと解説が行われている安心感はあった。そして桑原氏は学という名前でマリノス愛が感じられないはずはない…というのは買いかぶりすぎだろうか。さすがJ-SPORTSなどで経験豊富なアナウンサーだった。

その後、国内で行われているニューイヤーカップにも下田恒幸西岡明彦など実力者が続々登場。磐田対熊本の今日行われる試合には八塚浩氏が担当する。

カメラ台数の少なさはプレシーズンのご愛嬌ということにしておこう。開幕したら、通常の倍の台数を投入する試合もあると発表されている。上述の愕然とした試合については、彼の属人的な問題という結論でよいのではないか。今後、担当していただかないことを要求したい。

DAZNの「質」については、これから注視していく必要がある。嫌でもなんでも、お付き合いしていく必要があるからだ。だから改善してもらなければならないポイントは繰り返し伝えていくしかないだろう。ルヴァンカップや天皇杯は放送しないだなんてそんなことがあっていいのだろうか。

ただしスカパーの巻き返しにも期待している。一方で、スカパーにはサッカーパックだけではなく、PPVの導入も検討してほしい。天皇杯の1試合やハイライト番組で、月額計算というのは敷居が高すぎるからだ。

衛星放送と通信の共存があれば、より質の高いコンテンツが提供され、より多くの資金が確保されるのではないだろうか。


ともあれ、皆さん、無料放送である。俊輔とトリパラを見て懐古し、学を見て今年のさらなる勇躍に胸を踊らせる。

そんな1日にしたい。はぁ、本当は宮崎いきてーなー。バブちゃん見たいなー。