銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

チームは一丸となっているか

ネルシーニョ監督、解任へ。
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もう何度目だろうか。
信じるも信じないもあなた次第。
このエントリーで議論したいことは、この報道の真偽ではない。今日の午後には、それを否定するクラブ関係者のコメントが出るのだろう。日曜日、吉田孝行監督代行との試合が待っているとは、私には思えない。ポドルスキー、レアンドロらを誰が御せるというのか。たぶん辞めさせないと、私はまだ思っている。仮にネル爺本人が、辞めますって声明を出した後でも信じない。

なぜそのタイミングだか知らないが、やたらとマリノスはこの人の辞める辞める詐欺に振り回されてきたからだ。

柏時代には、辞めたはずなのに、2〜3日で練習に復帰してなぜかチームの結束力がかえって高まるということがあった。監督解任による一時的なバカ力、いわゆる解任ブーストを、自らの首を斬り落とすことなく引き出すという高等戦術であった。マリノスは苦手のネルシーニョは健在だわ、でも辞めた風に一丸となった工藤壮人、大谷秀和らの前にあえなく敗れ去っている。

チームスポーツである以上、一丸となっているかが大事なのは言うまでもない。試合に出場している11人の考えていることがバラバラであれば、うまくいくはずがない。よくある話が、守れ、下がれと指示する最終ラインと、いやいやお前らが守れよ、俺が点を取ってやるからと前線で守備をサボるFWの対立である。

試合に出られないメンバーが腐ってしまうこともある。それは選手自身の問題であり、チーム環境によるところも多い。

こんな記事も見つけた。浦和に、というかペトロヴィッチ監督に対して辛辣な記事だが

監督交代に見る「先見性」――例えば鹿島の、そして浦和のタイミングはどうだったか? | サッカーダイジェストWeb

求心力。すでに自信を失っていた同監督をもっと早く解任すべきだったと言っている。
監督解任後の主力選手たちの後悔のコメントを見ると、決して選手たちの支持を失っていたとは思えないのだが、負のスパイラルに入ってしまっていたことは間違いない。また、リーグタイトル争いから早々と脱落する中で、ACLを全力で狙うなど新たな目標設定を示せなかったことに、指揮官・リーダーとしての限界を感じるのは確かだ。

選手の支持だけでは監督は務まらない。
試合に出ている11人と、それ以外の選手。加えてクラブ、スポンサー、サポーターも納得させる必要がある。

もう1年近く前になる。エリク モンバエルツ監督は、選手からの支持、求心力を失い、退任が既定路線だと報道された。当時、そうだったのか、どうかは知らない。そこから信頼を取り戻し、チームを再建したという仮説は無理があると思うので、主力選手が反発し監督は孤立、チームは崩壊、という前提そのものに無理がある気がする。

先の鳥栖戦終了後の監督会見で、唸らさられたフレーズがあった。好調の山中亮輔の活躍について質問されたときのことだ。

山中の現在のプレーは、特別なプレーではないのですが、ハイレベルを続けてくれていると思います。まず守備が素晴らしい。そして前へのオーバーラップも素晴らしいです。オーバーラップをしてクロスも送れますし、フィニッシュにも絡める。ですので、山中だけでなく松原も、今日は出ていませんが金井も、攻撃を活性化してくれています。
ただ、やはり今の両サイドバックに求めていくのは、良い守備をすることとオーバーラップを何回も繰り返して攻撃のところでチームにプラスになってくれることです。またケガをしていた下平も、今コンディションがどんどん上がってきていますので、いい形でチームに加わってくれています。今、F・マリノスには4人のレベルの高いサイドバックがいます

ベンチに座っていた金井貢史のことも、ベンチ外が続く下平匠にも配慮とリスペクトを持ったコメント。

同様にボランチについても、この日出場しなかった中町公祐に言及する場面があった。

これは「配慮」と書いたが、政略的な態度ではないと思う。おそらく本気で思っている。そのことは、当然選手も感じ取る。

ベンチにはベテランの栗原勇蔵も控えている。彼らが、試合出場機会が少ないからといって不貞腐れることは想像しづらい。「マリノスへのロイヤリティが強い選手たち」(中町)が集まっているからである。

次戦、ネル爺が来ようが、そうでなかろうが、マリノスはそう簡単に動揺しないのである。一丸なチームらしい、いい雰囲気が出てきた。