銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

愛媛のエースだったかな

どっちが先だったか、思い出せない。

愛媛のメッシの活躍を見るたびに、彼がマリノスからレンタルされた期待の若手だと知ったのか。マリノスに復帰してから活躍を始めた齋藤学が、あのエヒメッシと同一人物だと気付いたのか。そんな難しい前後関係をはっきりとは思い出せないほど、時間は経った。今の中町公祐と同じくらいの年齢だった私は、今も中村俊輔と同じ年齢で、すなわち記憶力は頼りにならない。

 

隔世の感がある。俊輔の代わりに10とCマークを受け継ぐ姿は、愛媛時代の彼からは想像もつかない。

愛媛と聞いたら、齋藤学。これはマリサポ100人がほぼ同様に答えるだろう。一平くん?知らん。そういう意味で、学を育てた愛媛は偉大であり、愛媛を知らしめた学もまた偉大だ。

 

あの若者が27歳か。時の流れは速い。よって、サッカー選手の競技寿命は、あっという間だ。今でこそ30代後半の選手も珍しくはなくなったけれども、まだ一握りの話だ。10年後に学が現役でいたとしても、それでも彼のプロ選手としてのキャリアは後半に差し掛かろうとしていることになる。

あまり想像したくはないけれど、学のような瞬発力、キレを武器にした選手にとってはその肉体的な衰えを迎えた時、どのような方向転換を図るのだろうか。読みの長けたゲームメイカーも務まる気がする。でもそれは学そのものと呼べる存在なのだろうか。

 

そんな空想はともかくとしても、自らの決断と、稀有な開幕戦の幕切れでべらぼうに学への期待値が上がった。上がってしまった。

その基準からすると、26歳のラストはかなり物足りない内容だった。新潟やC大阪についてはゴールもアシストも、あわやというシーンすら作れなかった。

 

覚悟とはそんなものではないはずだ。潰れたらそこまでの選手だったということとは、自らが課した言葉である。27歳の君はどうだ。

何を見せてくれると言うのか。ネットに突き刺すのか、本当か。

折しも、ジュビロ磐田がやってくる。特に今年の初対戦では間違っても負けられない相手だ。勝利、それも圧勝が求められる。後れをとるようなら、監督の首一つでは収まるまい。スタジアムも、チームも荒れに荒れるだろう。

何も脅かしたり、ネガティブな雰囲気を作ろうとしているわけじゃない。本当にそう思う。あちらにプレッシャーはない、その点で不利なのはこちらだ。BS放送も決まり、マリノスがゴール近くでファウルを取られる展開があるお好みなんだろ。まったくホームゲームだと言うのに。喜田拓也のしつこい守備が調子を取り戻して、なんとかしてくれるとは思うけども。

 

払拭するなら、有無も言わさず、突き刺せばいい。一度と言わずに二度、三度。これでもかと。マリノスの10、確かに引き継いだぞと。元気そうだ良かったよ、でも俺の方が元気だけどねと。

分かっていても止められない。それが齋藤学の真骨頂さ。2017年の齋藤学は、マリノスの50年の歴史の中でも…って、子や孫に自慢させておくれ。そんな25周年記念試合。あれ、記念のユニフォームの話が聞こえてこない。こちらは10番にしようと思うのに。

 

学、誕生日おめでとう。プレゼントは大声援だ。とびきりの奴。日産スタジアムに思いっきり轟かせよう。それには、やっぱりゴールが必要さ。