マリノスにシャーレを 2021

横浜F・マリノスの話題を中心に、いちサポーター目線で愛を語ります。いちお3級審判、不定期で審判やルールネタも。サッカー少年2人の父。

超えなければならない壁

5/15というJリーグが第一歩を踏み出した記念日に縁深いカードが組まれた。日程くんはたまに空気を読んでくる。悪い言い方をすれば操作されている。

 

この鹿島との対戦は、ザ・クラシックと銘打ってしばらく経つ。

今年で29年目を迎える一戦の存在そのものはすばらしい。1年たりとも途切れることがなく続いてきたJの歴史そのものと言える対戦カードは他に一つもないからだ。

 

ただし、その間の鹿島主催試合での対戦では、マリノスの9勝、鹿島の20勝、二つの引分となっている。激闘の歴史などではない、敗北を累々と積み重ねてきたとも言える。

 

誇らしい勝利のかげに、それを優に超える悔恨がある。だから鹿島との、カシマでの勝利はいつでも特別なものである。

 

明らかに調子を上げてきた鹿島

去年に続いて開幕でつまずいた鹿島の判断は早かった。ザーゴ前監督の解任を4月の段階で決断したことは今のところ奏功している。ちょうど昨日にはG大阪の恒様こと宮本監督が解任となったが、鹿島が監督交代以降調子を上げた様子が、他クラブの人事にも少し影響を与えたかもしれない。

 

前節の名古屋戦は圧巻だった。特にマリノス下部組織で育った小泉はトップ下でボールを追った。スペースを消した。守備的なようにも見えてアグレッシブ。ものすごい運動量。

 

攻撃陣では新鋭の荒木に注目が集まるが怖いのはピトゥカ。新加入でコンディション途上だが、相当やるのは間違いなさそう。献身的で強い。攻撃にも関与。

 

なるほど、マリノスのサッカーを見たときに、よそのファンが覚える怖さ、不気味さはこういう性質のものかもしれない。

 

名古屋は最後まで自分たちのペースを掴むことなく、シュートを放つことすらできずに終わった。見た目にも一方的な敗戦だったと言っていい。

 

「このサッカー」を互いにやりやったらどうなるだろうか。待っているのは刺しつ刺されつ、狂気のエンタテインメントか、それとも水面下で殴り合うような見た目静かな試合か。おそらく前者ではないか。

 

鹿島の不安な点は、強度の高い名古屋戦をアウェイで戦ってから中2日であること。

 

あのサッカーが90分は続けられないのは確実だが、それでも結果の出ているやり方で自分たちを追い込んでくる。

 

としても、マリノスは相手の疲れを待つようなやり方はしない。なにしろ交代枠は5枚ある。行けるところまで行く作戦で、前後半でガラリと変えられるなら先手を打たせるわけにはいかないからだ。

 

16戦無敗でも油断はない

相馬監督就任以来は無敗だというが、こちらは開幕戦ただの1試合を落としたのみ。12試合で勝点27というのは、普通に考えれば「優勝ペース」だ。上がさらに異常なだけ。だが目立つ必要もないので、これでいい。虎視眈々と勝点を積むだけだ。

 

さすがに二桁を超えてくると無敗を続けるのは対戦カードだけでは無理だ。それだけに等々力で黒星を喫したのも単なる巡り合わせではない。川崎を倒さないと優勝はないからだ。

 

同じようにトーナメントなら巡り合わせで済むが、リーグタイトルを狙うなら鹿島は絶対に超えなければならない壁。

 

ご存知の通り、2013年からカシマでのリーグ戦は8連敗中。カシマでのリーグ戦無失点となると2009年までさかのぼり、無失点勝利は2006年以来ない。

 

近年はカシマに来ると普段のサッカーができないことが続いた。優勝した19年シーズンですら、連敗の流れが払拭できないまま、エリキやマテウスの補強が間に合わないころにアヤセ・ウエダを育ててしまった。

 

その後のウエダさんのキラーっぷりは言及するまでもない。

 

もちろん16戦無敗だからといって鹿島に対して油断することなどあるはずもない。

 

この壁を超える

かと言って、何年前かにあったように蛇に睨まれて萎縮することもない。

好調同士でこの一戦をむかえられるのは大きい。

 

前節の神戸戦で足をつったチアゴ・マルチンスの様子が心配されたが今はもう大丈夫そうだ。今日も暑くなりそうで、そこが心配なポイントではあるが、無敗を続けるチームの要因を一つだけ挙げるなら、チアゴと畠中槙之輔のコンディションとメンタルがとにかく安定していることだと感じる。

 

とにかく落ち着きがある。ビルドアップのバタつきがない。扇原貴宏と喜田拓也のパスコースのサポートと高丘陽平の正確なキックも大きいが、体の向きなど準備の破たんがない。

 

だから札幌戦のような逆転劇や、神戸戦のように相手にペースを握られかけても盛り返す戦いができる。

 

この引き出しが今季の成長で、今後も崩れずに戦える要素となるのではないだろうか。同じことを鹿島にできたら、得られる自信はとてつもなく大きい。

 

祝祭の日

5/15はマリノス君の誕生日でもある。

そしてヴェルディと対戦したJリーグ開幕の日。またこの日に新たな歴史の1ページを刻む。

 

貴重なアウェイ観戦可能な「国外遠征」に望むマリノスサポーターも多い。

 

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祝祭の日だからか、大盤振る舞いスペシャルですごい賞品当たりますよ。

ありがとう、オウルテック様。

 

 

 

週中に川崎の勝点を削ってくれたマルティノスのことを讃えたからには、ここは絶対に勝たなくっちゃ!!