マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

最近のシャーレさん家の話

「サポーター」をやっていると、一般的には同じクラブ好き同士、つまりマリサポ同士をフォロー、フォロワーとなることが多い。
あまり意識していなかったことなのだが、特定のクラブの塊だけで一緒にいるとどうしても排他的な思考になってしまう。
いや、自分がなってしまっていたことに気付いた。

まあマリノスが好き、マリノスの選手が、スタジアムが、サポーターが好きという事実は変わらないし、実際にマリノスをアゲる記事ばかり書いていたほうがマリサポの読者も喜んでくれるのだから、そうなってしまう。というか書いていて楽しい。川崎さん強ええええとか、わざわざ言いたくはない程度には僕も面倒くさい思考をもっている。

ただこれは別に悪いことでも何でもないのだが、自分から世界を狭めてしまうやり方なのかなあと最近思った。


ひとつは音声型SNSのClubhouseが話題になっている。ここではいろんな方と気軽にトークが楽しめる。アビスパのものすごい熱狂的なルームが毎日深夜まで繰り広げられている。聞いているだけで楽しい。

そのほか、たくさんのサッカー好きの方々とつながることができたのは、MSBSというスポーツビジネススクールの存在が大きい。五輪やW杯のような超巨大イベントだけでなくグラスルーツや少年レベルであってもそこには運営や権利というものが存在する。マイナーなスポーツであれば「中の人」たちはなんとかビジネスに育てたいと苦労して試行錯誤する。

協会、チーム、エージェント、マネジメント、スポンサー、用具、メディア…さまざまな中の人がそこで学んでいて、私たちのようや一般のファンや学生も入学が認められると、仲間に入れてもらうことができる。余談だが、このMSBSを知ったのは @akiras_21 akira氏のTwitterであり、結局、マリノス人脈は無限につながっている。

ここで得た学びや刺激はマリノスファンブログとは直接関係がないので、まったく弊ブログでは書いてこなかったが、様々な中の人との繋がりは今後も大切にしていきたいし、マリノスおよびサッカー、スポーツのために出来ることを何か行動に移していきたいと考えている。もし何か「中の人」になるなど、根本的なジョブチェンジがあったらこんな感じの呑気なブログは書けなくなるだろうか。


コロナ禍の20年シーズン、私はスタジアムで7試合を観戦した記録がiPhoneのwalletに残っている。鹿島戦、浦和戦、そして最後の横浜FC戦は、家族揃って観戦できた。確か再開後に最初に一人で見に行ったのは柏戦で、試合前の民衆の歌を聞いたときには涙が止まらなかった。

その後は、何試合か長男と二人で観に行ったが、普段はゴール裏1階で観ていたものを、趣向を変えてコッソリSA席を買った。これが席としては最高にコスパが良かった。ベンチ上なので声もよく聞こえるし、(陸上トラックがあるとはいえ)ゴール裏に比べればはるかにピッチが近い。このSA席の味を知ってしまったのはコロナによる影響そのもの。少年サッカーを続ける息子、シュンスケにはプロのサッカーが近くで観られて勉強になっていてくれないと困る。

稀代のレフティーにあやかって息子にシュンスケと名付けた話をすると、プロスポーツの中の人たちも結構どよめく。いや、引いているのかもしれない。そのシュンスケ、都内の強豪クラブでレギュラーが取れずに悶々とする日々。私立中学を受験し、中高一貫のなかで伸び伸びとサッカーに打ち込む目論見のため、
そろそろ強豪クラブに別れを告げるはずだった。2月からは塾のカリキュラムが小学5年生の仕様になって、いよいよサッカーと塾の両立は難しくなってくるのだが、レギュラーの取れないチームへの未練が捨てきれない。

親が言うのもアレだけど、彼なりにはよく頑張っているのだが、なかなか壁は厚い。だが本人が納得していないのに、親が無理やり退団させたら後悔とわだかまりだけが残ってしまうだろうから介入もできない。彼が、2021年の横浜FM新ユニフォームを手にするには、サッカーまたは塾でそれ相応の結果を残した場合のインセンティブという制度があるのだが、今のままだと今年も「天野純・背番号10」ユニフォームを使い古すことになってしまうが果たして。


妻は、現在マリノスの選手の中では扇原貴宏おし。そのため、新ユニフォーム(親用)を背番号6で買うことの、家庭内稟議のハードルは低かった。我が家がタカのユニフォームを選んだのは2年連続になる。もともとロンドン五輪のころから期待されていた選手で、左利きの大型ボランチでパスセンスアリというのも私たち好みだった。まさかあのころ、巡り巡ってマリノスに来てくれるなど夢にも思わなかったのだけれど。

タカにも苦労があり、一生懸命横浜FMのサッカーに適応し、キャプテンシーを発揮し、フィジカルを鍛え、変わらず鋭くて正確な再度チェンジでファンを沸かせる。うちのシュンスケにもこんなプレーをしてほしいという希望があるそうだ。ちなみに小学生で8人制なので直接比較はできないけれど、彼は中盤の真ん中をやる。守備時はボランチのようにボールを拾っては散らして、攻撃時は俊輔のようにスルーパスを送ったり天野純のようにペナの中で決定機に関与したりする。気持ちだけは。

あちらの横浜に伊藤翔さんや、六反勇治らが集う中で中村俊輔は背番号10を背負う。正直に言えば、昨シーズンの後半、ベンチ外が続いていたために退団あるいはスパイクを脱ぐ可能性すら予想していただけに、妻的には俊輔とシュンスケの現役続行は嬉しい誤算なのかもしれない。

2021年もマリノスを主軸としつつ、俊輔とシュンスケの動向から目を離せない我が家である。4歳の次男のデビューが近い、気もしている。

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ちなみに2/1、私、誕生日を迎えました。精進いたします。