マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

オビ・パウエル・オビンナの加入!大事なことなので

GK朴一圭が天皇杯で勇猛果敢に負傷してしまったのは8月14日。そこから全治6週間…ぐぬぬと思ったら、来月上旬には復帰が見込めるというニュースはマリノスサポーターを歓喜させた。
彼が正守護神であることに加え、夏のマーケットで未完の大器・原田岳を相模原へ、前不動の守護神・飯倉大樹を神戸へと移籍させてしまったことで、無傷なのは杉本大地のみ。慌てて中林洋次を借りた。

貸してくれた広島は優しい。GKは専門職だ。右サイドバックを左に回すほど簡単には他のポジションからは動かせるものではない。
困った私たちは考えた。身近に日本代表守護神がいるではないか! 松永成立(57)の現役復帰が最善策に思えてきた。

そんな中、火曜日に小机の練習に参加している姿が目撃され、そして加入内定発表。
流通経済大学4年生にして、五輪代表に最も近いと言われる21歳、オビ・パウエル・オビンナである。

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トゥーロン国際でも活躍。現状、東京五輪の守護神に最も近い存在か

スローイングが得意で、足下にも定評がある。加えて193cmの高身長で身体能力が高い。札幌入団でほぼ決まりというようなニュースを見た気がするのだが、東京五輪代表でオーバーエイジさえなければ、現在正GKの座に近いと言っても過言ではないかもしれない。
ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、大宮の下部組織育ち。JFAアカデミー福島で中高の期間を過ごしている。名門の流経大では1年からレギュラーポジションを掴んだ、この年代でもトップクラスの有望株だ。松永コーチの指導はもちろん、マリノスのサッカーに触れてどう成長していくのかが楽しみで仕方ない。

2020年加入内定ということになるのだが、特別指定選手にトップチームに合流させる方針だ。そりゃそうである。パギの復帰が早まりそうとは言え、9/14の広島戦などは、中林は契約により出場できずサブのGKさえ不在の状況だからだ。
これらの外的要因、とくにパギの復帰時期によっては試合出場の可能性だってある。

こんな窮地にあって、加入内定にこぎ着けたフロントサイドの手腕は見事というほかない…。


ちなみに特別指定選手ということになると、過去の顔触れを調べてみた。武田英二郎のように学生時代は湘南でプレーし、マリノスに加入したというケースは含まない。GKの特別指定はマリノスでは塩田以来16年ぶり。しかも流経大だったんですなぁ。知らなかった…。

阿部祐大朗 桐蔭学園高等学校 2001・2002
塩田仁史 流通経済大学 2003 (瓦斯へ)
田中裕介    桐光学園高等学校  2004
小宮山尊信 順天堂大学     2006
長澤和輝   専修大学      2013 (渡独へ)
富樫敬真   関東学院大学    2015
新井一耀  順天堂大学     2015
高野遼    日本体育大学    2016
オビパウエル? 流通経済大学? 2019?

1998年にスタートしたこの制度を使って、約350名の選手が学生に籍を置いた状態でプレーし、その多くがプロに進んでいることがわかる。
なお流経大からマリノス入団というと、この方以来9年ぶりとなる。

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MOMはオレだろ。太陽から産まれた太陽。源氏名:ガーヒー

この方の写真を使いたかっただけである。


おそらく「オビ」と呼ばれるのだと思うが、オビ・パウエル・オビンナと、大事なことなので2回言いました的な「オビ」とはどんな意味なのだろうか…。
ナイジェリアには何名かOBIという名前のサッカー選手もいるみたいでポピュラーな名前なのかもしれない。すみません、現場調査で分かったことは以上です。

オビ選手、ようこそマリノスへ!
活躍を期待していますし、GKには成長のための最高の環境だと確信しています。ぜひ川口能活以来の五輪のゴールマウスを守るマリノスの守護神として、飛躍してください。