今年もマリノスにシャーレを 2023

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

まだ定まらない「完成形」

 

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清水戦の日、日産スタジアムで配られたAED啓発のチラシに、彼の姿がありました。

横断幕も松田直樹、選手入場時の「民衆の歌」イントロ映像も松田直樹スペシャル版でした。もう8年、記憶は少しずつ褪せていきます。

 

世界中に定められたどんな記念日なんかより、あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう。そう、思います。映像の中でだけあなたに会える。生きていたら42歳、没年34歳。流石に引退してDAZNの解説者とかやっていたのでしょうか。まだそれでもサッカーを続けていたでしょうか。

 

あなたが亡くなったあのときも、大事な試合なのに日立台でボコボコにされて、今年も清水に負けてしまった。マツなら怒り爆発不可避!の流れでした。戦ってんのかどうかを問われ、畠中槙之輔のラインコントロールはロッカールームでボコボコにされていたかもしれません。

 

うちには子供が二人いますが、マツのプレーは古いDVDでしか見たことがありません。上の子には、8月が来るたびに背番号3がなぜ永久欠番なのか教え込んできましたので、もう忘れることはないでしょう。下の3歳児はこれからです。1年に1試合だけ、背番号3が「ベンチ入り」するように、語り継いでいきたいものです。何のために? いったい何のためなんでしょうね。亡くなったことがどうこうじゃなくて、「ミスターマリノスだから」だと、私は思います。

 

その松田直樹を直接知る選手は、栗原勇蔵だけになりましたが、すでにバンディエラは喜田拓也の時代に移りつつあります。マツが在籍した2010年の喜田はまだジュニアユースです。本当に、本当に時間のスピードは速いですね。だからこそ語り継ぎ、今年こそリーグタイトルを彼にも報告したいものです。

 

目まぐるしく入れ替わるチーム編成は終わりません。

伊藤槙人や泉澤仁の加入などもう遠い昔、昨シーズンのことのようですが、50日と経っていないのです。50日ですよ、50日。

 

その後、天野純の移籍、エジガルの離脱、原田岳の育成レンタル、飯倉大樹→中林洋次、チアゴの盟友エリキの加入。

小倉勉SDの過労が心配される中、三好康児のベルギー移籍も秒読みだとされています。

 

8月、リーグ残り13試合と天皇杯という段階になってまだ2019年シーズンのチームは完成形を見せていないのです。激しい入れ替わりの結果「去年の開幕時のスタメンがほとんどいない」などと言われることはありましたが、今年に至っては、今年の開幕スタメンが一体何人居なくなっているんだと。ケガ、海外移籍はやむを得ないところですが、続きますね。

 

一部報道(笑)によれば、エジガル離脱分のCFの補強はこれからだとか。エリキは、タイミング的に天野純の代わりだとか、いやタイプが違うだろとか。

 

エリキに関していうと、はやくも人柄最高という話が出てます。クラブのフィロソフィーと合うかどうかの前に、選手として真面目かどうかを重視しているようです。過去の失敗が生かされていますね。早ければ、C大阪戦にデビューとのことで、週末のカシマは現有戦力での最適解探しが続きます。

 

今日はオフ、鹿島戦は土曜日。三好はそこにいるのでしょうか…。