今年もマリノスにシャーレを 2023

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

勝利の女神は、好機を大事にしない者を嫌う【YBC第6節・長崎戦●1−3】

え、ペップがユーヴェと契約? 夏の来日公演はどうなるの?
レロイ・サネは残留? プレミアリーグの優勝トロフィーを落っことして粉々にしてしまったという話はどっきりだったの?
シティの話は楽しいですよね。海外といえばACL。伊藤翔は途中出場から3分で2得点し、鹿島の逆転決勝T進出の立役者になったとか。はい、現実逃避中ですとも。

そんな他所の話よりもマリノスでしょう。畠中槙之輔が、ほぼ順当に日本代表メンバーに選出されたのは素晴らしいこと。キリンカップはともかくとして、コパアメリカに連れて行かれてしまうと大変なことに。ドゥシャンの怪我が万一長引くようだと、かなりCBの人繰りが厳しくなりますからね。

え、ドゥシャンが怪我…?
どこで?長崎で? うっアタマが…。


引分でもOK。アウェイとは言え、失礼ながらどうにかなると思っていた試合が結果としては、グループリーグ敗退という屈辱の結果になりました。湘南とともに、昨年のファイナリストが揃って終戦とはJ2とは、なんて恐ろしいところなの…。などと慰めにもならない開き直りもあり得ますが、悔しい結果そしてそれを自ら招いてしまったことが悔やまれます。

3失点は、どれもこれも防げたはずだったと言っていいでしょう。リスタートのほんの綻びが大きな傷になるというのを何度も見せつけられました。集中!と声はかけていたことでしょう。でも喜田拓也や扇原貴宏がいてもこうなっただろうか、特に3点目のリスタートを遅らせることを考える選手は居なかったのか、そこは考えどころです。長崎のテグ、手倉森監督とは仙台時代から相性が悪いですがマリノスのこうした綻びを突いてくるのが上手いのでしょうか。試合後の会見では、「リスタートのところで足が止まっているところに対して仕掛けていくというのは、彼らがわれわれを甘く見てくれたおかげだと思いますよ。」(公式ママ)ですって。ぐぬぬ。逆に甘く見られてる感がたっぷりです。

この日は李忠成の日ではなかった、そう言うしかありません。開始早々4分での三好康児の折り返し、フリーでしたがボールを捉えきれず枠を外してしまったシュート。そして決めればほぼ逆転勝ち抜け決定という重圧のかかるPKをキーパーにブロックされてしまいました。
なおさらチュンくんにとって辛いのは、いずれもその直後に失点していることです。ショックは倍増。好機を逃す象徴的なのは彼でしたが、早い時間の失点が焦りを生んだのかチーム全体で無理めな位置、体勢からのシュートも目立ちました。椿直起の初先発はほろ苦め。三好も神戸戦の2得点で気を良くしているはずが、かわして、かわしてさらにフィニッシュまで、はキツそうでした。

ただやはりチュンくんが誰よりも責任を感じているはずです。これはもう、この借りをリーグで返してもらいましょう。ルヴァン、リーグとゴールが続いていて、調子が上がってきてるのは間違いないからです。

チームとして得るものももちろんありました。今朝未明にU20W杯が開幕し、山田プリンス康太が貴重な同点ゴールをあげました。今年のプリンスはルヴァンが育てたと言えるかもしれません。山谷侑士は2ゴール、プロとしてのスタートを切った忘れられない大会になったはずです。マリノスが勝ち上がってたら割とマジでニューヒーロー賞あったと思うんだけどな…。

もう一人、成長の跡を残したのはイッペイシノヅカでしょう。強引な突破、積極的なシュート、そして野心。時には蛮勇、無鉄砲かもしれませんが、これがオレの生きる道と言わんばかりのドリブル疾走野郎が成長を見せました。結果も出しました。これからリーグ戦での出場機会は巡ってくるでしょう。

2019年のルヴァン杯がここで終わりなのは、ひたすら残念。好機を逃さない、強いマリノスになるにはこうした悔しさを繰り返さない決意でうまくなるしかないですね。好機は作れているのだから。