マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

一番やり返さなきゃならない相手【YBC第2節・湘南戦 展望】

リーグで前年王者とのダービーマッチを引き分けて、中2日で、今度は前年のルヴァン杯王者とのダービーマッチがやってきます。去年、川崎を倒していたとしても、12位だったマリノスがリーグ優勝していたということはありませんが、あの日、10月27日の埼玉スタジアムで、湘南を倒してさえいれば、栄冠は我らが頭上に輝いていました。悔しさを忘れられません。

その湘南は、1節で長崎を相手に逆転負けを喫して黒星スタート。ホームでの出直しを誓うところです。湘南もまたリーグ戦と、カップではマリノスほどではないですが直前のリーグ鹿島戦からはメンバーを入れ替えてきそうです。196cmの1トップで頼りになる指宿洋史、長崎戦で先制ゴールを決めた梅崎司らが中心となるのは間違いなく厄介な相手となることでしょう。

高野遼の全治8ヶ月という衝撃が走った月曜日、それにティーラトンのタイ代表選出が発表された火曜日。今、マリノスの左バックは未曾有のホットスポットに。ドゥトラが引退する時ですら、もうすでに下平匠が不動の地位を築いていたっけ。まあ、ブンちゃん(ティーラトン)は中国に渡って2試合戦うだけではあるのだけど、地味にこの期間をリーグ戦のメンバーと練習できないの痛くないですかね。マルコス、天野純とできるだけ近くに時間を過ごしてほしいのですが。

各ポジションをレベルの高い2名で競わせる、というのが編制におけるポイントと言われてましたが、そりゃまあ1人が欠けたらリスクマネジメントとしては騒ぎになりますわな。しかも右の松原健も離脱中だし。そんな要素から、左サイド誰がやるのか、というとイッペイ シノヅカだそうです。
前節の札幌戦は右ウィングで出場し、気持ちのこもったプレーを見せました。リーグ出場に絡むためには、目に見える結果が必要な立場です。そういう意味で、絶対にやり返さなければならない湘南が相手というのはツキがありますよね。やりゃいいんですから。イッペイは、あの決勝戦で1点を追う中、後半24分にユンイルロクに代わって出場しました。やり返す思いをピッチで抱いたはずです。スピードも、スピリットもいい選手です。ポジションが変わる難しさはあれど、これこそ期待の裏返し。しつこく守備して、激しくアップダウンを繰り返して。本当に期待してます。イッペイが化けたら、マリノス強くなりますよ。
ユースの池田航は本職の左SBでドゥトラタイプ?とのこと。見てみたい選手です。

もう1人、山谷"ベイル"侑士、プロとしての初陣です。ユースの決勝でも見せた、特技カットインからの左足の強烈シュートで驚かせてほしい注目株。イッペイがSBにまわり、空いた右ウィングに遠藤渓太が出て、そこに山谷を起用するというのもめちゃくちゃ期待されている証拠です。
左、左と来れば、左のインサイドハーフには、三好康児。左だけでなくピッチを縦横無尽にバランスを取りながら、仕事をしてくれるでしょう。三好不在の川崎戦が挟まったために、あの札幌戦の戦慄の記憶が薄らいでいますが、今宵も高いレベルの三好劇場なのか、まったく捕まえられないフリーダム。いやー、楽しみだ。

湘南の連覇を早々に阻むためにも、2試合で1つの勝ち点も上げたくありません。畠中槙之輔がいない最終ラインからのビルドアップにも注目しましょう。