少し前、まあ具体的には$さんが辣腕を振るっていたころはインテルナシオナルなマリノスが随分と話題になっていた。また国際化こそCFGの象徴みたいにもてはやされていた。
< 2017年>
エリク・モンバエルツ フランス🇫🇷
ウーゴ・ヴィエイラ ポルトガル🇵🇹
クエンティン・マルティノス オランダ領キュラソー🇨🇼
ダビド・バブンスキー マケドニア🇲🇰
ミロシュ・デゲネク オーストラリア🇦🇺
パク ジョンス 韓国🇰🇷
さらに富樫敬真がアメリカ国籍を保有しており、その後にブマル(カメルーン🇨🇲)が来たりと、イニエスタだポドルスキだという超有名人ではないが、各国の代表もしくは元代表選手をそろえる渋いメンバー構成となっていたものだ。
<2019年>
チアゴ・マルチンス ブラジル🇧🇷
マルコス・ジュニオール ブラジル🇧🇷
エジガル・ジュニオ ブラジル🇧🇷(加入濃厚?)
カイケ ブラジル🇧🇷(復帰濃厚?)
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アンジェ・ポステコグルー オーストラリア🇦🇺
ドゥシャン セルビア🇷🇸
パク・イルギュ 韓国🇰🇷
ユン・イルロク 韓国🇰🇷(未更新)
さすがにエンソペレス(アルゼンチン)は無いか。高額だし。あくまで噂レベルだし。だいたいこのパターンはよそである。
さて、保有枠の制限が無くなって人数が増えたにしても、一気にブラジル化が進んだ。
近年のブラジル選手は、マルキーニョス、ドゥトラのような復帰組、ラフィーニャ、ファビオのような国内移籍が多く、CFG最初のインパクトであったアデミウソンと、「パニックバイ」「不良債権」などと揶揄されたカイケくらい。
マリノスのレジェンドであるドゥトラが後ろで手を引いているのか、それともカイケが闇商人にでもなったのか、チアゴ、マルコス、エジガルといずれもカイケ所縁の選手たちであり「カイケ案件」などと呼ぶとマリサポが本気で嫌がりそうではある。
下記のような予想フォーメーションを書いたりすると、一層現実感が増しそうである。
マルコス エジガル 仲川
(遠藤) (李) (マルコス)
大津 天野
(カイケ) (三好)
扇原
(喜田)
山中 チアゴ ドゥシャン 松原
(高野)(畠中) (中澤) (広瀬)
飯倉
最終節で見せた3バックに向かうのだとすると…ちょっと前の選手の選択肢が変わってくるだろう。
エジガルに期待されるのは当然得点力。マルコスはスピードが魅力で、仲川が昨季にみせた無双ぶりを左右両方で質的優位を作れるようになるかも。こうなると、ですよ?
カイケIH起用って面白くないか。もともとシュート力はある。真面目にさえやれば出来る子である。AJとカイケの併用は攻撃的だし、大津祐樹ならばカイケが多少守備で穴を開けてもなんとか補ってくれることだろう。
新戦力であるマルコス、エジガルのフィットが前提としてうまくいくならば(そのための時間はある)、最終ラインにはドゥシャン、チアゴ、畠中の3人が初めからいる安心感は大きく、結局、中盤のトライアングルの人選が鍵となりそうだ。
いずれにしても、カイケが本気を出すだけの素地はあると思う。ブラジル人頼みのサッカーで結果を残したチームといえば、新潟や柏を思い出す。まさかマリノスがここまでブラジル人に偏るとは思ってもみなかったが、強くなるならなんでもいい。
破壊力とスピードに狂うヨコハマ。アンジェ革命の魅力から抜け出せそうもない。