マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

5連勝に挑む。何度でも立ち上がり、齋藤学【J1第17節・大宮戦 展望】

記録という点においては、何と言っても中澤佑二の140試合連続フルタイム出場が成るかに注目が集まる。
アクシデントさえなければ、試合終了のホイッスルとともに達成されるだろう。両膝の状態は良くないはずだが、試合に出続けるモチベーションはそれを上回る。そして、4試合連続の完封達成ならばクラブ記録に並ぶ。またJ1最少失点として「堅守」の勲章も相応しい。

もちろん先制点絶対の原則も変わらず続く。攻撃を支えるのは、突破力ナンバーワンのマルティノスと、長短のパスで沸かせる扇原貴宏。そして今季初得点をあげたばかりの中町公祐の好調ぶりが際立つ。

この4連勝の間、中町の他に、富樫敬真、ウーゴ ヴィエイラ、天野純のゴールがあった。優勝に絡むチームというのは得点パターンを豊富に持ち、次から次へとヒーローが生まれるものだ。得点者に齋藤学の名前が刻まれていないにもかかわらず、4連勝。今日、初得点が生まれて5連勝達成となればさらに勢いづくのは間違いないところだ。

これまでも惜しい場面はたくさんあったのだ。ほんの些細なきっかけで学の得点は生まれるだろう。それが今夜こそであってほしいだけだ。

 

鬼門。どんな強豪にも苦手なチーム、不得意なスタジアムは存在する。FCバルセロナは10年にわたってレアルソシエダの本拠地で勝てていない。バイエルンミュンヘンは、レバークーゼンのアウェイマッチでは勝てない。そういうものだ。

マリノスの鬼門を3つあげるなら、日立、NACKと、ホームの仙台戦だろうか。「苦手」くらいのレベルなら、味スタもそうかもしれないがこないだ攻略してやった。NACKでのリーグ戦は1勝5分2敗。通算で5勝10分7敗。ん?どちらかといえば、大宮が苦手なだけじゃないか・・・? 鬼門と呼ばれるくらいの存在だからこそ、陥とし甲斐があるし、またその価値が高いことは明らかだ。

 

開幕以来、初めて降格圏を脱出した大宮は、勢いに乗ってきている。伊藤彰監督に代わってから結果が出ているのは不気味である。なお伊藤「しょう」と読みたくなる名前だが、「あきら」である。悪しからず。江坂任、いい選手だよな。群馬時代から決定力には定評があった。6月は枠内シュート4本打って、得点4だとか。恐ろしや。あのドラガン ムルジャに移籍を決断させたのだから、大したものだ。一方、立ちはだかる飯倉大樹は、J1で唯一枠内のセーブ率が80%を超える守護神。江坂の決定力を、シャットアウトしてほしい。

 

代表から戻ってきたダビド バブンスキー、ミロシュ デゲネクもいるが、流れを継続する意味で二人ともベンチスタートが濃厚。センターバックのパクジョンスにとっては、最後で最大のチャンスがもう一試合めぐってきた。左SBで先発する山中亮輔にも同じ。先日のアシストがあったから、松原健の代わりに右サイドに金井貢史、左に山中というコンビに再びGOが出た。

自分の先発を守るためにも、鬼門だろうがなんだろうが、下位チームにはきっちり勝っておきたい。

 

子供のサッカーの練習後、高速を飛ばして向かう。駐車場が遠くなったって、席が悪くても構うものか。試合終了とともに不滅の大記録が生まれる瞬間を、勝利で祝うのだ!