マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

戦評

首位と勝ち点差1。縮めたのはあの左足の軌道【J1第29節・湘南戦◯3-1】

湘南にとっては出直しの一戦。曹貴裁監督が退任した後、浮嶋体制となっての初戦なればこそ悪い流れを、大量失点の記憶を拭い去りたいと考えるのは当然のこと。 だがマリノスのぶつけてきた強度は試合開始直後から、湘南のはるかに上を行く。開始59秒でエリキ…

あかん優勝してまう【J1第27節・仙台戦△1-1】

あかん、優勝してまうとは、弱小チームの自虐的なギャグだが、何も水曜日まで更新をサボったから奇をてらって書いているわけではない。昨夏に8得点を挙げた杜の都での試合は、1-1。終了間際に追いつかれた展開は、もちろん痛恨な結果だった。だが大きく前進…

ただこの道を行けばどうなるものか【天皇杯4回戦・鹿島戦●1-4】

さようなら、元日の国立。新たなオリンピック・メインスタジアムのこけら落としは、私たちの横浜F・マリノスではないどこかのチームが戦うこととなる。そのことがとても残念だ。 手を抜くとか、抜かないとかではなく、選ばれた選手たち。その彼らが思うよう…

【特報・証拠あり】ボスのガッツポーズが最速な件

勝った試合は見返しているだろうか。負けた試合でも見返しているか? 私が情緒的出来損ないnumberブログを続けている理由の一つが、戦術がさっぱり分からないというのがある。無知。 試合をじっくり見返したくても、移り気というのもある。他のチームの試合…

狂気を見た。首位と勝ち点差「4」に【J1第26節・広島戦◯3-0】

「正直に言ってうれしい。」殊勲の決勝点、マリノスリーグ通算1400点のメモリアルゴールをあげた仲川輝人は節目のゴールの感想を聞かれて、そう言った。 その価値は「嬉しい」どころではない。結果から書けば、3-0のクリーンシート達成。試合前までリーグ最…

柔と疾風の3ゴール【J1第25節・G大阪戦◯3-1】

前夜に瓦斯が一足早く勝利を収めていたため、勝ち点差は暫定で10。なおさら勝たなければならなかった。いや、瓦斯の勝敗は関係ないかもしれない。追走するマリノスは負けたらそこで終わりなのだ。 不吉な想像と、緊張感があったのは私だけだろうか。 満員札…

5得点だから兜の緒をしめる。勝ったからようやく締め直せる【J1第24節・名古屋戦○5-1】

今季最多の5得点。飯田淳平主審が開始59秒でPKを与えてくれたことがまず1つの節目となった。マリノスの背番号23、仲川輝人が抜け出したところに、ターンして前を向いたマルコス・ジュニオールから綺麗なスルーパスが出る。最速でエリア内で侵入したテルの後…

芝生のようにボロボロだったけれど【J1第23節・C大阪戦●1-2】

改めてエジガル・ジュニオの負傷離脱、扇原貴宏の出場停止、加えて正守護神・朴一圭の怪我までもが重なる。指揮官が恨み節を唱えるほどのホームグラウンドの芝生。多くの観客もスタジアムに入って絶句したことだろう。日産スタジアムのコンコースからゲート…

Ready! Steady! 試行錯GO!!【J1第21節・清水戦●0−1】

なぜ、こうもうまく行かなかったのか。 「エジガル・ジュニオの離脱」というトピックの影響度を大きくしてしまうのは、どこまで行っても自分たちです。 特定の個人にあまりにも依存していては、チームは成り立ちません。今回のように、キーパーソンが離脱し…

一夜の夢と、20年の思い。感謝がそこに【EUROJAPANCUP】マンC戦1-3●

まずはじめに、素晴らしくスペクタクルなエンタテインメントを見せてくれた両チームに感謝を。とりわけ来週末にはリバプール戦、再来週にはリーグ開幕戦を控える中で来日してくれ、さらに考えうるベストメンバーで戦ってくれたマンチェスターシティFCには感…

確かな上昇の3連勝。金Jだから暫定2位やで【J1第14節・湘南戦◯2-1】

インテンシティ勝負!両チームとも高いテンションで試合に入り、攻守の切り替えの早さは折り紙つき。おっと磐田が悪いんじゃないやで。真夏の暑さがなければ前節だって…。 がっぷり四つ相撲の10分が過ぎて、湘南がハイプレスに一息ついた頃。キングダムで言…

勝利の女神は、好機を大事にしない者を嫌う【YBC第6節・長崎戦●1−3】

え、ペップがユーヴェと契約? 夏の来日公演はどうなるの? レロイ・サネは残留? プレミアリーグの優勝トロフィーを落っことして粉々にしてしまったという話はどっきりだったの? シティの話は楽しいですよね。海外といえばACL。伊藤翔は途中出場から3分で2…

渓太のチャンスメイクで快勝。でもお付き合いはよくない【J1第12節・神戸戦◯4-1】

流れるようなカウンター。よく見ると無理めな神戸のサイドチェンジのボールを、ティーラトンがヘディングで遠藤渓太に渡します。 まだ神戸の枚数が決定的に足りなかったわけではありませんが、渓太が中に絞りながら、4/5浦和戦以来に先発復帰を果たしたエジ…

失点、撤退、孤立そして大敗【J1第12節・C大阪戦】

もう神戸戦キックオフまで時間がないので、原稿用紙1枚で書くでー。 開始3分での失点。和田拓也は確かにアバウトなロングボールの処理を誤りました。そこを水沼宏太に突かれました。朴一圭も和田が競り負けることを予測できずに、ビルドアップ参加のために前…

李忠成、マリノス初ゴールはクラブ史に残していい【YBC第5節・札幌戦◯4-0】

59分、1点リードしたものの膠着してしまった試合展開を一気に大勝の流れに持ち込んだ、あの得点。 熱き背番号20、李忠成はボックス内フリーでグラウンダーのボールを受けます。マイナスのパスだったので体の向きはバッチリ前向き、このトラップで挟もうとす…

仲川輝人、令和初ゴールと初攣りを披露【J1第10節・広島戦◯1-0】

マリノスの枠内シュートはこの1本のみ。平成に生まれて、怪我に泣き、それでもチャンスを掴み取ったマリノスのスピードスターは、J1で誰よりも早くネットを揺らしてみせたのでした。 この日、広島広域のネットを揺らしたただ一人、ゴールパフォーマンスで足…

痛快、逆転勝利。勝ち切れるマリノスに【J1第9節・鹿島戦◯2-1】

50分、永木のかばい手とは言えない、センタリングを防ぐためのハンドリング。 51分、仲川輝人に対するエリア内のバックチャージ。ボールには届いておらず、足を引っ掛けてるように見える。 71分、天野純の折り返しを肩で防いだと主張するが、肩に当たったの…

今季最も濃い試合【J1第7節・名古屋戦△1-1】

「俺がリスクを取って上回れば、大きなチャンスはきっと生まれる」そんな思いと実践が実を結びます。マンオブザマッチ級の朴一圭は決定機を次々と止めて、ボールをかき出してみせましたが、でもビッグセーブよりも、縦に、前につなぐ意識が素晴らしかったと…

決して誰でも決められるゴールじゃあない、フフン【YBC第3節・長崎戦△2-2】

さぞや寒かったでしょう。試合内容?気温? 現地で見られなかったことを悔やむ試合は数多くあれど、さすがにあまりの寒さと冷たい雨はモニター越しにも伝わってきました。いや、その言葉自体が嘘くさいね。現地にいなかったことをホッとする自分がいたのは確…

マルコスの大活躍と、遠藤渓太のファインプレー【J1第6節・浦和戦◯3-0】

かーーー、めーーー、はーー、はっ? よっしゃ、2点目!! ゴール裏に向かって、お約束のパフォーマンスだ!! 仲川輝人は、僚友のために両の手首をくっつけて、渾身のエネルギー波動をスタンドに打ち込むつもりだった。 でも隣のハゲなアイツは「気円斬」。…

最後を決め切る力と運を【J1第5節・鳥栖戦△0-0】

桜の美しさは、先週の金曜の夜も、そして今も。ここ数日の低い気温のおかげで、まるで時が止まったように満開が発表されてから以来の長さで花が咲き誇っています。でも儚きもの。長いシーズンでは、いい時も、悪い時もあります。いい時、ラッキーな時はそん…

イノセントマリノスだわ【J1第4節・大分戦 ●0-2】

単純な戦術で挑んでんのに、世間は暗い話題、わだーーーい。 サッカーなんて言わば、勇猛果敢と勇猛果敢のポゼッションゲーム。頭に乗って、僕はまたノーリアクションさ。 選手たちは勇敢に戦って、私は勇敢にDAZNを見返すことが出来ませんでした。もうだっ…

後半は悪くなかった、次だ次【YBC第2節・湘南戦●0-2】

こういう試合の後には、良かった点をいっぱい探そう! 前半アディショナルタイム。積極性に欠けているように思えた右ウィング、遠藤渓太のダイナミズム。ペナルティライン際を横切るように切り込むと、左足での強烈なロングシュートを放ちました。これは間一…

勝てなかった。でも勇敢だから負けもしなかった【J1第3節・川崎戦△2-2】

左サイドをえぐって天野純が相手に当てて作ったコーナーキックの機会、すでに目安のアディショナルタイム4分を超え、どう考えてもラストプレー。 高さでは枚数が足りないマリノス、それにCKがことごとく決定機にならずボールの質の低さを指摘されていた天野…

格が違う三好康児。自然現象か、依存症か【YBC第1節・札幌戦△1-1】

前回ファイナリストとして登場するマリノス。ルヴァン戴冠までのあと一歩をどう踏み出すか。悔しさと成熟をぶつける新たな戦いは、ミシャ監督とともに躍進を遂げた札幌戦から。マリノスの方が伸びしろあるもんね。 さて、やはり過去のリーグ戦2試合と比べて…

ワンサイドは進化の証。【J1第2節・仙台戦○2-1】

仙台を相手に日産スタジアムで初勝利。あれだけ勝てなかった、勝てる気配すらなかった年月はなんだったのでしょう。 リーグ戦では近年稀に見るようなハーフコートゲームでした。2−1、なんで一点取られてしまったのか!と怒り出したくなるような、それくらい…

DAZNの審判検証番組がなかなかぶっちゃけてる

捨てる審判あれば、拾う審判ありと言うべきでしょうか。試合中、試合直後からあれはオフサイドでは?と物議を醸していた、G大阪対横浜F・マリノスの開幕戦における前半3分の仲川輝人の同点ゴールのシーンですが、やはりオフサイドであり、ノーゴールであった…

実質5-0。あかん優勝してまう【第1節・G大阪戦】

開始38秒の失点! それよりも3プレーほど前の話。コイントスでG大阪が陣地を変えることを選んだので、すなわちマリノスボールのキックオフです。最終ラインのチアゴ・マルチンスと畠中槙之輔が、何度かパス交換し、出しどころを探しながら畠中が、新背番号8…

大津祐樹、ポジションはハードワーク

2001年以来、17年ぶりの決勝戦進出なる。 準決勝で敗退すること、何度か。元日以来、また同年にカップ戦ファイナリストととして、埼玉スタジアムのピッチに立つ。 最多優勝の鹿島アントラーズを破り、近年で3回も決勝に進むガンバ大阪を圧倒しての堂々の決勝…

最高の勝ち方で鬼門突破【YBC準決勝1・鹿島戦】

山中亮輔のフリーキックで始まり、山中亮輔のフリーキックで終わった試合だった。同じ左足から、等しく強烈なシュートが放たれたものの、前者はポストを叩き、後者は曽ヶ端準の手を弾いた後に最高の幕切れをもたらした。 神様、仏様、ウーゴ様。この日の昼に…