2017-01-01から1年間の記事一覧
「レギュラー争いはどこにでもあることですし、結局は自分次第かなと。自分が良ければ使ってもらえると思うんですよ。そんなに焦りはなくて、シーズン通して最終的に自分がピッチに立っていればいいかなって思っています」 シーズン開幕直前のnumberのインタ…
ファーサイドに走り込んでいたウーゴ ヴィエイラは渾身の力でヘディングした。そのボールは二度跳ねた。まずはウーゴが基本に則って、ピッチに叩きつける。それから、クロスを上げた扇原貴宏がいる、すなわち逆サイドのゴールポストを叩いたのだ。ボールはそ…
前節の神戸戦。 惜しい。あと一歩。タイミングよく飛び出した富樫敬真の差し出した右足の先にボールが当たってい「たら」。マルティノスが右サイドをえぐった後、ウーゴ ヴィエイラへのパスがほんの少し足元に近けれ「れば」。タラレバはいくつかあった。ス…
横浜2−0新潟、横浜2−0札幌、横浜1−0鳥栖。過密の3連戦を3連勝。しかもすべて完封という結果を掴み取った。堅守・横浜の歴史において、4試合連続の完封となるとクラブ史上初となる。リーグ記録は知らない、調べたけれどサッサと検索できなかったので…
本当に解任された。いや、本当に本当だろうか。 ラウドルップ、ファン・ハールという後任の監督候補の飛ばし記事の内容がいかにも胡散臭い。 吉田孝行監督代行は守備をしない選手は使わないと明言したらしい。ということは、至宝のルーカス・ポドルスキは出…
ネルシーニョ監督、解任へ。 www.hochi.co.jpもう何度目だろうか。 信じるも信じないもあなた次第。 このエントリーで議論したいことは、この報道の真偽ではない。今日の午後には、それを否定するクラブ関係者のコメントが出るのだろう。日曜日、吉田孝行監…
自陣でボールを奪った山中亮輔は、齋藤学とのワンツーリターンを受けた。周りに行く手を阻むDFはいない。それなら進むだけだ。ハーフウェイラインを超えて、ペナルティエリア付近まで進むと、ようやく鳥栖のDFが寄ってきた。俺自身が決めてやる。山中の魅力…
11試合負けなしの好調、横浜F・マリノス。そんな紹介が心地よい。もう12試合前の敗戦のことなんて、はるか昔。 5月7日といえば、ゴールデンウィーク最終日。相手はサガン鳥栖だった。この試合で3連敗、順位は今季最低の13位まで下がっていた。降格候補と予想…
新潟、札幌と魅力的で魅惑的なアウェイ2連戦を欠席してしまい、三ツ沢のシート貼りを待ちながら、このエントリーを書き始めた。 1年前から日程を決めていた海外旅行が、札幌遠征と重なってしまったのは、実は1月から分かっていたこと。札幌には、広島の復調…
試合後の順位、横浜4位。新潟は18位。 でもその順位と試合の強度、難易度は必ずしも結びつかない。 事実、下位の甲府が上位のG大阪を破った。甲斐国の話である。越後で同じようなことが起きても不思議ではなかった。 前半の内容だけを見れば、新潟の先手必勝…
喪章をつけてプレーする。 タンキとは、新潟の望みを託した新外国人FWの名前であって、なにも短気なあの人をdisっているのではない。 下向いてんじゃねえよ!ぜってー勝て! そんなゲキが、飛んできそうな真夏の夜の夢。 三浦監督でも1勝、呂比須監督に代わ…
その日が最後だと分かっていたなら。 人と人の永遠の別れは、予想できないタイミングでやってくる。 2010年の最後の試合で、背番号3は特別になり、2011年の8月4日から永遠となった。 若い死を悼むには、彼はあまりにも剥き出しで、そして愛され過ぎていた。…
目標をどこに置くかで話は変わってくる。 優勝なのか、優勝争いなのか、少しでも上位なのか、なんとか残留をなのか。 勝ち点の皮算用で求められる水準が変わってくる。いずれの場合にも、自分より下のチームにはダブル、つまり2勝したい。同格のチームにはホ…
天野純は、すごいゴールしか決めない。またも、その説が証明されたようなゴールだった。山中亮輔の正確だが、速いクロスを左足で合わせる美意識の高いボレーシュート。美しさで圧倒しているマリノスが前半のうちに勝ち越すのは当然のようにも思えたものだ。…
U-18のクラブユース選手権は今朝が準々決勝。我らがマリノスユースは、川崎U-18と対戦する。この大会の関東予選では苦杯を喫した相手だ。何がなんでも勝ちたい。 ところで、マリノスが勝ち抜いたグループリーグは死の組と言われた。セレッソのユースの他、こ…
届いたばかりの公式誌「トリコロール」を読む。中断期間中、マリノス欠乏症のサポーターが多い中で、この雑誌があと1週間早く届いていたなら、どのくらい喜びが増しただろうか。 待ちに待ったリーグ戦の再開をあすに控えて、改めて思うのは、齋藤学と中澤佑…
西村雄一、家本政明、扇谷健二、佐藤隆治。こうしたプロフェッショナルレフェリーの後ろに私こと、シャーレの中の人が名を連ねる日が来た。 いや、後ろも後ろ、はるか後ろの話である。 ちょっと前に、「主審は間違うけど頑張ってる、あんなことは自分には出…
仲川輝人、元大学ナンバーワンストライカーが本来の輝きを放てないのは、プロ入り前の大怪我の代償なのか。それとも、チームのやり方が合わなかったのか。 スピードとフィジカルと、気持ちの強さを武器にした仲川も25歳を迎える。今年も、レギュラー争いに食…
圧巻の前半4失点。ボールウォッチャーというより、ゲームウォッチャーと言うべきか。4枚揃ってても、「守る」という意識がないほどに見えてしまう浦和の守備。リーグ最少記録に挑むはずが、これで34失点はリーグワーストから3番目という多さである。降格圏に…
歴史的分裂である。 連休の中日のチケット発売日。無事、購入できたそうである。中断期間明けの最初の試合、マリノスは清水を日産に迎え撃つ。上位に食らいつき、追撃するためには大事な、大事な一戦だ。 にもかかわらず、妻が購入したチケットは等々力のア…
今更ながら天皇杯。シーズン開始から4ヶ月半にして、齋藤学が初ゴールをあげた。 遅! と、しか言いようがない。 なぜこんなにも時間がかかったのかという問いに答えられるのは本人も含めていない。焦りとか、責任感による重圧などということだろうか。 次戦…
早くも天皇杯2試合目。J1クラブは初戦で4つも消えた。下位カテゴリーとの対戦では足元をすくわれないことが大事だ。自分のペースで戦えばそうそう負けるはずがない。とは言ったものの札幌やFC東京は自滅だったろうか。負けたら終わりのトーナメント、もうそ…
スルッ。私の掌からこぼれ落ちた。いや、勝ち点3の話ではない。 買い物をして浮かれていたようだ。コインパーキングに戻り、僅かな小銭を支払った直後に、財布とともに左手に持っていた2台のiPhoneのうち1台が、会社から貸与されたのではなくプライベート…
昨夜の2試合で前半戦がきれいに17試合ずつ終わった。J1リーグの最少失点はマリノスの14。川崎が次いで15という少なさなのには少なからず驚く。川崎と言えば、得点も多い代わりに失点も多いという多少の皮肉も込めた上でよく言えば、魅力的なサッカーをするの…
うちの息子と、私が共通しているのは、「世界の果てまで」が大好きということ。アウェイでの勝ち点3はホームスタジアムでのそれとはまた違う趣がある。 世界の果てまで 俺たちは共に 勝利を奪え オー横浜! 全国で多くのサポーターが採用しているこのメロデ…
中途で、一度に二人が同じ部署に配属されて来た。一人は実績十分で、外資系からヘッドハンティングされてきたから周囲の期待も高い。 もう一人は、仕事は滅法早いが怒りっぽくて、気分屋という第一印象。 それなのに後者は部署内のエースになり誰からも慕わ…
自分で奪って、自分で持ち込んで、自分で打った。エリア内に二人、味方の選手が待ち受けているにもかかわらずシュートを選んだ。 学が呼んでいるのは見えていたにもかかわらず、だ。俺の持ち味は左足のミドルシュート。見ろ、これが名刺がわりの一発だ。目立…
記録という点においては、何と言っても中澤佑二の140試合連続フルタイム出場が成るかに注目が集まる。 アクシデントさえなければ、試合終了のホイッスルとともに達成されるだろう。両膝の状態は良くないはずだが、試合に出続けるモチベーションはそれを上回…
こんなツイートが出た。 36 - 2010年シーズン以降、90分以降最も得点を決めているJ1のチームは横浜FMである(36得点)。土壇場。 pic.twitter.com/dqurowWbec— OptaJiro (@OptaJiro) 2017年6月22日 なんとも魅力的なデータではないか。負けを引き分けに持ち…
中町公祐の付き添いに続いて、ウーゴ ヴィエイラがLED看板を超えてきたのは2度目だった。 みんな、ありがとう。俺は決めたよ。祖国のため、マリノスの勝利のため、そしてスタンドで何十回と名前を呼んでくれたお前達のためだ。 直後、万雷の拍手とともに、ウ…