マリノスにシャーレを 2024

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

優勝に向かって、4連勝をかけて【J1第31節・札幌戦展望】

沼。ハマってはいけないものの例えだろう。それにハマってしまったら抜けては来られないし、どこまで沈むのかも誰も分からない。マスコットをめぐる沼。沼という言葉と裏腹に、ライフスタイルもしくは人生を愉しむことの象徴。愛の対象が、地下アイドルや見た人が眉をしかめる反社会的なナニカだと、テレビ番組にはなりにくいし、Eテレなどもってのほかである。ぶっちゃけ、「ディズニーキャラクターを愛する男女」でも辛い。珍しくもなんともないし、テレビチャンピオンなどでも消費し尽くされたからだ。オタクの尊さは平等であり、相対評価など存在しない。だけれども、それを批評する他人から見た尊卑は存在する。

 

Jリーグのクラブマスコットというジャンルが一般的にはどう受け止められるかはよく分からない。ストライクゾーンをどのくらいかすめているのか、外れているのか。豊かだなぁ!って感じてくれたらいい。豊かでしょ、あれ。全力で楽しんでいるもの。サッカーを観るのが好き、Jリーグが好きという入り口の段階があるとすると、それってせいぜい試合の90分しか楽しめないけれど、沼の住人たちは隅々まで、ライフスタイル一体型で愛しておられる。節度のある沼なんかいらない。

長男は小さいころ、本物のマリノス君が怖くて近づけなかったのだが、下の子は物怖じしない。小さい頃の特権だ。もっとマリノス君と接触しようと決める私。

 

大盛況のラグビーW杯も、気づけば大団円。あれ、実は今週から日産スタジアム使えたんじゃないか…と思わないこともないが、満員御礼、完売御礼の験のいいニッパツ三ツ沢球技場での開催は今季最後となる。

 

過去12勝2敗1分、ホームに限って言えば札幌を相手に負けたことはない。DAZNプレビューのネタから引用すれば、「瓦斯は、磐田戦の過去5試合では1ゴールしかあげられていない」「鹿島は川崎戦の勝率は29%であり、圧倒的有利なはずのカシマスタジアムですら五分の対戦成績」であり、今節なにやら波乱の予感はする。

今季最後のニッパツは、圧倒的な雰囲気を作り出したい。この後は厄介なアウェイ2つ続く。逆転残留を目指す17位の松本のアルウィンは完全なる逆境の地になるだろうし、川崎は3連覇が潰えていたとしてもACL生き残りがかかっているだろうし隣町のマリノスにだ気配優勝させまいと意気込むだろう。最終戦は超満員になったとしても瓦斯サポも多く来るだろうし、我々とて平常心でいられるとは到底思えない。

すなわちマトモなホームゲームとしても最後。勝手に緊張していないだろうか。そんな方は肩の力を抜くといい。ごめん、私は吐き気がおさまらない。キックオフごろには心拍数が四桁に達する恐れもある。

 

過去の数字はともかくだ。ここ5試合に限れば対戦成績は互角とも言える。はっきりしているのは「今の札幌は強い」。ルヴァンのタイトルをあと一歩のところで逃して意気消沈しているかと思えば、むしろ元気。タレントも豊富で、ああ普通に強いのだと知る。好不調の波もすっかり小さくなってきた。鈴木武蔵、チャナティップ、ジェイでベンチにアンロペが控える手駒の豊富さ。深井もセットプレーを中心にゴール絡んでるし、前回やられた福森の左足は本当に嫌。藤沢市、桐光学園出身で、川崎→札幌ローンという経歴、んー、いかにも我々のマリノスに立ちはだかりそうな経歴である。

 

鳥栖の肉弾セットプレーにもよく耐えていたマリノスだけど…豊田にもやられかけたし…今日もCKもドキドキ増しそう…。チャナを止めようとしてファウルしてしまって福森!は前回やられたパターン。ダメ、絶対。

 

モチベーション。初タイトルをギリギリなところで逃してしまった札幌にはもうACLも、降格もない。こちらは絶対に15年ぶりのリーグ優勝へ。かかる重圧も、その分得られるものも桁違いだ。勝つしかない、勝たせるしかない。度々言われてきた4連勝の壁。今季4度目の3連勝からついに4連勝へと歩みを進める。もう止まらない、止まりたくない。

 

月間MVP受賞の仲川輝人が先発に帰ってくる。テルが右にいるとやはり違う。テルを活かすのにも、そセンターバックからの前進が大事だ。恐らく札幌は前からプラスに来るだろう。攻守の可変システムを上回るには、マルコス・ジュニオールがどの位置で仕事をするか。そのポジションが高ければ、マリノスにとって有利になるのは間違いない。

 

14時に上位3チームとも揃ってキックオフとなる。繰り返すが、何やら波乱の予感が漂う。今節首位に立ちたい。勝つ以外に道はなし。

 

沼にハマった「きょうすけくん」は今日も憧れのマリノス君よろしく、旗を貼り続けるだろう。友人の小学4年のそうた君もこの試合のエスコートキッズに初めて選ばれた。ネンチケ歴4年、私と同期であり尊敬するマリノスサポーターの一人だ。試合日はもちろん、得点すればテンションだだ上がり、負ければ涙が止まらなくなるセンチメンタルサポーターである。

誰と手を繋ぎたいのか?の問いに、「推しは全員」だと言う。彼もきっとチームに勇気を与えてくれるだろう。大役がんばれ、そうた!

 

普通なら佳境、けが人続出、青息吐息のこの時期に、まだ伸び代を感じさせるマリノスはすごい。勢いは我らにあると信じる。

絶対勝とう。勝って、勝って、勝って。最高の場所へ。