マリノスにシャーレを2019

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

ただこの道を行けばどうなるものか【天皇杯4回戦・鹿島戦●1-4】

さようなら、元日の国立。新たなオリンピック・メインスタジアムのこけら落としは、私たちの横浜F・マリノスではないどこかのチームが戦うこととなる。そのことがとても残念だ。
手を抜くとか、抜かないとかではなく、選ばれた選手たち。その彼らが思うような結果を残せなかった。スコアも内容も、完敗だった。ただ惜しむらくは失点がほぼどれも安かったことが悔しい。「してやられた」感じはほぼ無いのだ。0−0の時間は短かったが、その間は確かにこちらのペースだった。

一体なぜ…? それはほんの一瞬の命取り。失点直結型のミスが生まれたからだった。クオリティの差。アンジェ・ポステコグルー監督はその差を「経験の差」と表現し、ある人はスキル・技術に原因を求めるだろう。

週末の J1リーグ戦は出場停止となるために、この試合にフル出場したキャプテン・喜田拓也は言い切る。サブ組、Bチームなどではない。天皇杯とリーグを両方勝つために選ばれたのが、この日の先発メンバーだったと。序列を付けるなら、マリノスはリーグ戦に重きを置くという判断を下した。この決断が正しかったか、正しくなかったかはまだ分からない。天皇杯に敗れてしまった以上、失敗だったと見る向きがあるだろう。

だが、退路を断たれたリーグ戦での結果を見てみなければ分からない。もう後戻りはできない。
「二兎追うものは一兎も得ず」と言うものの、もはや我々には一兎、すなわちリーグ戦しか残されていないのだ。残り8戦にすべてがかかる。躍進した2019年がタイトルとともに永く私たちの歴史に刻まれるのか、ただ惜しかっただけの1年となるのか。

2017年の天皇杯と、2018年のルヴァン杯はともにファイナルまでコマを進めたわけだけれど、結果は準優勝。優勝という輝きとは明らかに違う。

私たちが目指してきたのは、2004年以来のリーグタイトルのはずであって、2013年以来の優勝争いという言葉ではないはずだ。その中でボスは選択し、結果として天皇杯は終わってしまった。

前週、2引き分けながらアウェイゴールに泣き、ACLで敗退したことでより一層、鹿島は天皇杯を落とすわけにはいかなかった。そんな巡り合わせもあるが、だからどうした。逆の結果なら、「ACLからの悪い流れを断ち切れなかった、絶対に落とせないという重圧になったか」と語られただけのこと。「4冠を狙える」などと気勢を上げていた鹿島の思惑をポッキリ折れていれば、リーグでも後ろからマリノスが追われる図式がますます不気味になったことだろう。

だが、そうはならなかった。

システムと言いながらも、やるのは一人一人の選手である。だからチアゴ・マルチンス頼みのハイラインと言われても現状は仕方ないし、その裏付けとなる場面をいくつも見せてしまった。

期待された中川風希と山谷侑士がセンターラインではなくて、エリキの突破待ちが起きてしまった。杉本大地もリーグ戦とは異なるコンペティションだったからなのか、またもやぎこちなさを見せてしまった。

皆、ナイーブだった。もちろん悪い意味で。だが、今年の残り8戦。「それしかない」とも言えるし、まだ2ヶ月半とあるとも言える。願わくば、ベンチ入りそして試合出場を狙い、成長を見せつけてほしい。エリキも含め、やるべきことは皆はっきりしているはずだ。


朴一圭が、高野遼が、ベンチに帰ってきた。仙台戦以降の戦力は底上げされ、可能性は広がる。

天皇杯を閉ざされてしまった以上、リーグに全力。それは当たり前のことだ。ACLの出場権を狙うのではなく、タイトルを獲りに行こう。

日程的にも厳しく、結果も厳しく、スカパーの再加入の価値が90分で終わったこともすべて厳しい。

この道を行けばどうなるかの答えは「迷わず行けよ。行けば分かるさ」しかない。それも当たり前。とにかく、この道を行くと決めた。そして今、他の道は断たれた。

ここで立て直して、また前進しよう。