マリノスにシャーレを2019

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

鹿島のメルカリ化の価値は大きいのでは?

メルカリが筆頭株主になり、住友金属サッカー部は大きく生まれ変わることになりました。

日産自動車がCFGの株式保有を受け入れた経緯とは異なりますし、今なお横浜マリノス株式会社は、日産自動車の子会社ではありますが、同じオリジナル10の仲間。しのぎを削ってきたClassicの相手としては大きな驚きのニュースです。

 

60%余りの株式を16億円でメルカリが取得し、筆頭株主になりました。会見では、「メルカリグループに鹿島アントラーズが加わった」という表現が使われています。一般的には買収です。

冒頭にも名前を出した住友金属は、2012年に当時の新日鐵と合併し新日鐵住金になり、今年の4月には現在の日本製鉄に社名変更されたものです。この際、いわゆる社長・幹部クラスから住金出身者が姿を消し、ほぼ新日鐵がベースの会社となったと言われています。

 

ミクシィがFC東京に出資したり、サイバーエージェントが町田の大スポンサーになったりと、近年、新興企業がJリーグの経営に加わらんとすること自体は珍しくありません。そもそもファンサポーターとしては歓迎すべきこと。こうした動きがなかりせば、そもそもイニエスタやトーレスが日本に来るようなこともなかったでしょう。

 

そのイニエスタの年俸が30億円とも言われる中で、なぜ日本製鉄は鹿島の60%以上の株式を「たった」16億円で売ってしまったのでしょう。ここからは筆者の憶測に過ぎませんが、住金時代からの財産であり、会社のアイデンティティでもあったアントラーズに対して新会社は愛着も何もなかったということ。以前から身売りは噂されていたようです。新日鉄と言えば古くは野球やバレーボールなど実業団スポーツで名を馳せた会社ですが、今は時代が変わりました。旧住金出身者が経営から一掃されてしまい、この流れが決定的になったということでしょう。ただし日本製鉄が1割であっても株を保有し続ける意味は小さくないのでは。だからこそ、鹿嶋に鹿島アントラーズが残るのかもしれません。

であればなおさら16億円という金額が不当に安く感じ、腹立たしくも思います。イニエスタよりも安く、単年のDAZNマネーよりも安い。そんな評価があるでしょうか。

 

「外資系企業が100億円を持ちかけてきたが、東京移転が条件だったので、そこは譲らずに断った」との噂も出てましたが、これは筆者には眉唾にしか聞こえません。架空とまでは言いませんが、今回の筋書きを正当化するには都合が良いエピソードだからです。でも、それを茶化すつもりはありません。「メルカリww」 とからかう声、あるいは拒否反応に近いものが多い気がします。DeNAがベイスターズを買った時も、何か見下したような風潮を記憶しています。Cygamesもそうです。少し派手で新しいものに対するやっかみなのか、単なる保守的思考なのか。

 

でもメルカリは「救世主だと捉えた方がいい」ように思います。ツライのは、唯一、新経営陣が熱心だけど無能だった場合だけです。こればっかりはやってみなければ分かりません。神戸のミキ●ニさんだって「熱心な上に有能」だとは思ってます。成績が向上したかどうかは別としてスポンサー収入は桁違いに増えましたしね。メルカリは少なくとも、このままだったら経営的に苦境に陥っていた可能性のある鹿島を持続的に発展させようとしている。そうした存在がどれだけありがたいことか。

 

本業で怪しげなオークション、いかがわしい話題も出たりしてましたから、私も「え、メルカリかよ」と最初に思ったのは事実です。

が、冷静になれば、今回の話はメルカリにとっては非常に良タイミングで、しかもお手頃価格で経営権を手に入れただけ。鹿島というクラブの5〜10年先を考えると、「良かった」となる可能性の方が高いんじゃないかと。

 

こういう時、「終わりの始まり」などという人がいます。大体どこにでも。変化しないでいられるなら、それはそれでいいですが、多くの場合は変化を選ばないことで死んだりします。だから「変化すると、今までの良い点を捨てることになるから、変化そのものにハンターイ」は、実は守っているように見えて、破壊的行為なのではないかと。本拠地を変えるとか、チームカラーを変えるとか、そういうことに反対するのとは意味が違います。しかもメルカリは、アイデンティティに関わる部分の変更は否定しているわけですし。

 

惑わされずに変わらずサポートする。ありきたりですが、それが一番のサポートなのだと思います。マリノスを応援する時も同じです。これからCFGとの関係が変わっても、スポンサーが増えたり減ったりしたとしても。