マリノスにシャーレを2019

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

李忠成、マリノス初ゴールはクラブ史に残していい【YBC第5節・札幌戦◯4-0】

59分、1点リードしたものの膠着してしまった試合展開を一気に大勝の流れに持ち込んだ、あの得点。

熱き背番号20、李忠成はボックス内フリーでグラウンダーのボールを受けます。マイナスのパスだったので体の向きはバッチリ前向き、このトラップで挟もうとするDFの2選手を置き去りにして、角度が狭くなったところを対角のゴールネットを揺らすようにシュート。シュート練習で、何百回、何千回と打ったであろう蹴りやすい場所にボールを置けば、元日本代表ストライカーには難しくないゴールだったことでしょう。

 

それにしても、長かった。「そのうち、きっと」では何の慰めにもならない、怪我に泣かされたことも言い訳にならない世界でストライカーはもがいていたのだと思います。

浦和からマリノスへやって来たその時の思いが、一連の所作に現れていました。そして、それはとても美しいものでした。ああ、こんな素晴らしい選手に愛される素晴らしいクラブ。

 

右胸のエンブレムに口づけ、握りしめることで表すマリノスへの愛情。そして得意の矢を放つパフォーマンスをスタンドに向かって行います。待ってたよ、と言うように味方選手が取り囲み祝福をするのはもちろんとして、最後に李のもとにやってきたのはGKの飯倉大樹でした。セレブレーションにわざわざゴールマウスを飛び出してGKが加わるのは異例です。この飯倉の行動がチームにとって大きなゴールだったことを一層印象付けることとなりました。

 

2-0となって、さらに相手のミスをしたたかに得点につなげたイッペイシノヅカのゴールも良かった。今大会で最も成長を感じさせる選手はイッペイではないしょうか。

 

これで3-0、勝利が確信できる点差になると、2枚同時交代です。チャンスが与えられたのは38と40。山谷侑士と椿直起の同時投入という、これまたエモい演出がやってきます。

 

逆に中川風希はジッと我慢ですが、ユースから昇格した18歳同士。かたや椿はこの日がデビュー戦という、若手厨が垂涎の起用。アンジェ ポステコグルー監督もなかなかやりよります。

 

そして山谷は大会2ゴール目を、ゴールネットを破らんばかりに豪快に叩き込んで見せます。これはニューヒーロー賞、待ったなしですね。え、まだ気が早い?

 

 

グループステージはあと一戦。マリノスは、アウェイの長崎戦を残します。同時刻に行われる湘南対札幌も含め、勝ち抜けか、敗退かが全て決まります。

 

マリノスは勝利、または引分けなら無条件で突破。

敗戦の場合は、札幌の勝ち、または引分けで敗退。湘南が勝った場合は、マリノス、札幌、長崎がどう勝ち点で並びますが直接対決の得失点差では、今宵の4-0が効いて、かなりマリノス有利。3点差負けでも勝ち抜けとなります。

札幌遠征からすぐに明日は大阪でアウェイ。ホーム神戸戦を挟んで、また九州遠征とは。ACL並に過酷です。

 

マリノスは決勝の舞台まで再び舞い戻ります。こんなところで負けるわけにはいかない。ただその勝敗だけでなく、李忠成の姿は美しく、誇らしくもありました。

 

あの姿は、ただただサポーターを観劇させるものでした。