銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

遠くのロシアより、近くのマリノス!

「日本代表」ってやっぱり凄い。話題をただ浪費するだけの浅い報道には4年ごとに辟易とするが、ベルギー戦の90分は夜中にテレビで見ているだけの我々でも特別な一戦だった。

ラウンド16とは言え、至高の舞台。かつて日本が到達した最高タイのレベル。W杯予選とも、本戦のグループリーグともまた一段と違う戦いは、決して日常のサッカー観戦では味わえない類のものだった。

 

応援している身にとっても特別なのだから、気の遠くなるような競争の中から選び抜かれた選手を心から讃えたい。ベルギー戦の内容は誇っていいものだったと思う。トップレベルとの差があったことは事実でも、2-0からひっくり返されるなんて尋常じゃあないなんて世界に言われたとしても、あの試合でしか得られない興奮はたしかにテレビの前の私たちにも伝わった。

 

ピッチに立った選手たちの中に、マリノス馴染みの選手がいなかったことは残念だ。豪州のミロシュ デゲネクは本戦では出場機会を得られず、乾貴士がマリノスにいた頃のことは私は知らない。あのベルギーの世界最高峰を防ぎ切れなかったことを昌子源が悔いている。一身に大逆転の責任を受け止めている。国内トップクラスのセンターバックが、W杯で一回りもふた回りも成長したことは間違いがない。

そう考えると、井原、松田、中澤と長らく横浜を守ることは、日本を守ることと同義だった系譜が、今は昌子と植田を擁する鹿島にある。ちなみに鹿島由来という点では、柴崎、大迫という今大会の立役者もだ。素直に代表とクラブの繋がりを感じられることが羨ましい。マリノスから4年後を狙う選手が一人でも多く育つことを願う。

 

W杯にも、天皇杯にも、ちなみに息子の区民大会にもそれぞれ特有の緊張感がある。全部、トーナメント。優劣の問題ではなく、国の誇りをかけて戦うというのはすさまじいことだ。そしてW杯でしか得られない興奮があるのならば、天皇杯にしかない雰囲気があるのも真実だ。ましてや、横浜ダービーである。

 

待ちに待った俺たちの「すぐそばにあるサッカー」が再び始まる。世界最高峰であっても寝ぼけ眼のテレビ観戦では物足りないものが、天皇杯の横浜ダービーにはあるに決まっている。熱情は、こっちにこそある。4年に一度、サッカー観戦に興味を持つ人が増えたタイミングで、ダービーマッチは熱いのだけれど、悲しいかな三ツ沢はソールドアウト目前。一見さんが立ち入る隙がない。

 

私もチケット購入を甘く見ていて先送りしているうちに、売り切れと聞き途方に暮れていた。売り切れと聞くと、余計に人は行きたくなるもの。(そうなのだ、日産スタジアムの絶対に売り切れない安心感は、チケット販売戦略上、消費者心理から考えると絶対宜しくない)

そしてどうにか追加販売のチケットを入手した瞬間に、日本代表への興味はどこへやら完全に「目が覚めた」状態になった。

 

国内サッカーが盛り上がってこその、代表だ。盛り上げようじゃないか。W杯メンバーも何人かは7/11の試合に絡むかもしれない。

 

世界8強の戦いより、天皇杯32強の方が大事。俺たちの日常ってそんなもんである。