銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

浮上への奥の手?【天皇杯2回戦・FC大阪戦】

アンジェ ポステコグルー監督の大胆起用。先の神戸戦では、大津祐樹が初ゴール(PK除いて)をあげたし、仲川輝人や山田康太など抜擢した選手の活躍はもはや周知の通り。

 

それにしてもだ。

ダビド バブンスキーが右サイドバックで先発予想とは本当に驚いた。開幕当初こそ、試合に絡んだもののオリヴィエ ブマルの加入以降はベンチ入りすることもほとんどなかったバブンスキーだ。この夏の移籍が噂されてしまうのもやむを得ないところではある。

不安は守備と、スタミナなのだから、本来は彼にサイドバックが向くとは思えない。それがこれまでの印象というものではないだろうか。

 

でも、上述の山田康太という前例がある。監督の育成法の一つとして、本来はインサイドハーフで使うべき選手をサイドバックで「慣れさせる」という方法論があるのだという。四方八方からのプレッシャーに晒されるセンターと比べれば、タッチラインにプレーの半分を制限されるサイドのほうが、判断基準や約束事を守りやすいということだと言う。

 

康太の台頭を見た後だと、バブにも再び輝くチャンスが…と期待してしまう。

 

そしてもう一人。和田昌士は高卒3年目、レンタルバック、同期は活躍中と正念場の三冠王。ルヴァン杯では何度か途中出場の機会をもらったが、現状は厳しい。

そこに降って湧いたかのような、アンカーでの初先発。テクニックがあり、点を取れる選手というのが、ユース時代からの評価として定着しているのにだ。

これも、確かに2列目で活かしたいが、前を向いてプレーするには慣れが必要ということだろうか。練習ではクラモフスキーコーチに、ボールを受けてのターンについて褒められていたと報道されている。これも2列目に比べればスペースと時間があるポジションで勝負させたいという親心かもしれない。

 

楽しみな選手は他にもいるのだが、とにかく今回はこの2選手が起用されるポジションというインパクトがあまりに大きい。

扇原貴宏がルヴァン杯にまわり、喜田拓也が怪我となると中町公祐が候補だろうと思うのだが、中町を前で起用してまでの和田抜擢。

 

これは楽しみでしかない。そして全てを出し切らないと、中断後のチャンスはなかなか貰えないだろう。なんとか彼らにも掴み取ってほしい。

 

だから、天皇杯初戦直前のこの落ち着きのなさがたまらない。しかも雨予報。もう既視感満載だ。あ、相手チームにも既視感だった。

 

もちろんまずは勝利すること。加えて、下のカテゴリーと今年公式戦で戦うのは初めてだから、今のサッカーで挑むのも初めて。

ここ数年のなかなか崩せずにイライラする天皇杯初戦とは無縁でありたい。

 

この試合の後、またある選手の未知なる可能性を我々は知ることになるだろう。さあ、それは誰なのか。