銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

誰も革命を止めてはならぬ【J1第12節・磐田戦】

この試合で良かったこと。仲川輝人が意地でJ1初得点をあげたこと。
ルヴァン杯ですらスタメンで出られない日々を超えて、2ヶ月でここまで来た。着実にステップアップした。いつもの「惜しい仲川」だったなら、ウーゴ ヴィエイラのPK失敗のボールに詰め寄ったあの瞬間、バーのはるか上、上空の彼方にふかすところだ。それを名手カミンスキーの頭上を正確に打ち抜いた。彼のスピードと、思い切りの良さが生きた万感のゴールのはずだった。良かったことは以上。

すでに壊れていた。試合をぶち壊したのはギレルメじゃあない。
ギレルメが壊したのは信頼とか、サッカーのルールとか、その類であり、試合はもうほぼ壊れていた。

揃いも揃って、「あんなところ」でロストされていたらこっちの身が持たない。
3失点が重たいのは間違いないのだが、取られ方があまりにもチープで、救いがなかった。中町公祐、天野純、扇原貴宏というボールが多く経由する上位3名が揃って失点に絡んだ事実。

ただミスを憎んで人を憎まず。システムを憎んで、ミスを憎まず。姿勢を憎んで、システムを憎まず。
ギリギリのところを攻めての失点、薄氷を踏んだ末の落水なら励ましを送れる。ただそれはセレッソ戦、柏戦までだったように思う。

迷いと不信感が生まれている。実力に対してではない。やっているサッカーに対してだ。この先に、未来はあるのか。失点が減らないようならば、このやり方では危ないから少しずつ変えた方がいいのではないか。疑心暗鬼が始まったならまずい。

始めから「ボール持ち続けてれば点なんかやるわけないじゃん」という理想ありきで始まった、実現するにはネジが飛んだ状態で挑まなけれないサッカー。それを承知のはずが試合を重ねるごとに独自の解釈とリスクヘッジが重なっていき、曖昧なチャレンジが繰り返されている。

すり減る理想の一方で、積み重なる失点。それもハンパな失点を見せられるのだから、悲しい。そしてさらに自信を失っていっていないか。

落ちてもいい。と、までは言わない。が、ここで挑戦をうやむやにしたら、惨憺たる成績の他にマリノスに何が残るというのか。

臆病だ。この革命の行く手を阻む者はいろいろあるが、最たるものは自らの内にある臆病だ。結果はついてくると、開き直って、信じてやるしかないではないか。

磐田は分かりやすく、ショートカウンターを狙っていた。そりゃそうだ。そしてハマった。

マリノスが良いコンビネーションを見せた後半の冒頭、長い時間はそれが続かなかった。47分〜54分に、遠藤渓太、ユン イルロク、山中亮輔、扇原とクロスが続き、あと一歩のシーンが続いた。結果論だが、それが潰えたのは、仲川とウーゴの2枚替えの時だったように思う。押し気味だったのに、あんなに急いで交代したのはなぜなのだろうか。予定していた交代としても、やや早い印象だ。

喜田拓也が還ってきて、これから開幕2戦のような流動が蘇るかもしれない。それは楽しみでもあり、一方でシンプルなはずなのに、人に依存してしまうことの証明にもなってしまうのだが。

結果は厳しい。でもファン、サポーターが挑戦を疑ってどうする。ミスは仕方ない、デブルイネもダビド・シルバも外しまくり、ミスしているではないか。
そうだ、見過ごしてはいけないのは臆病だけだ。

革命途上。革命は1日にして成らず。
次は革命ダービーだな、やるしかない。