銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

フルボッコのような、勝てたかもしれないような【J1第6節・川崎戦】

もう今晩は広島戦。15連戦がキツイのは選手だけではない。ものぐさな私にとっては前の試合を振り返っておくラストチャンスということになる。しかも日付を置くと、代表監督が突如として代わったり、明け方には欧州CLで衝撃の大逆転劇が起こっていたりする。

おお、恐るべきスピードでフットボールは前に進み、そして消費されて行く。

 

一部の座席とトイレが新しくなった日産スタジアム。ようやく今季初戦、そしてマリノスにとっては最初のビッグマッチだったと言っていい川崎戦の試合からもう2日半が経過したがもう遠い昔のようで思い出せなくなる。そのくらい終わった後というのは呆気ないものであり、この試合の終わりだけを取り上げて、「ウーゴが決めてたら勝ってたのに!!」と地団駄を踏むのは、前半だけで4〜5失点してもおかしくないほどだったフルボッコを完全に忘れさせている。

川崎戦の記憶そのものが遠い過去なら、後半に比べ前半の冷や汗の記憶など無失点という事実とともにどこかへ行ってしまう。

 

もはや時間の問題だった。誰が悪いというよりも川崎の方がパス回しも、アジリティも上回っていたのだから。松原健とオリヴィエ ブマルの間をほぼフリーパスのように使われて、不自然なほど前と後ろの間隔は広いまま。

乗らない時のウーゴ ヴィエイラの守備は織り込み済みにしてもだ、大津祐樹よお前もか。ブマルや天野純も引っ張られるように前へ。最終ラインのハードワークと、運によってなんとか耐えてるだけ。

そりゃそうだ。中村憲剛がフリーでスペースにパス出せば、もうそれはマリノスの急所だらけ。たまたま小林悠の代役である知念や家長らが何度も外しただけのこと。

 

後半、すぐの選手交代はなかった。中国遠征帰りの川崎の運動量が落ち、早くからカウンターの応酬となった。耐えに耐えていたマリノスが先に1点を失ったものの、直後のセットプレーで同点に追いつく。

 

ユンイルロクのCKを、中澤佑二がヘディングで叩くと相手DFをかすめてコースが変わるというラッキーもあった。スマートじゃなくても同点は同点。これでスタジアムが盛り上がらないはずがない。

だが互いに決勝点は奪えない。遠藤渓太にはもう少し最後の精度と勇気を持った判断力がほしい。ウーゴ ヴィエイラは一つの決定機ではふかしてしまい、アディショナルタイムにはタイミングをずらしての最高級のシュートだったが、ポストを叩いたのだった。あまりにも惜しかった。決まってたら勝ってたのに!と上で書いたのはこのシュートのことだ。

 

その上、川崎の選手交代によってさらにスタンドに火がつき、興行としてはとても盛り上がる展開になったこともあった。私は鳴らない指笛をあれほど一生懸命に吹いたことは今までなかったし、多分この先もないだろう。それにしても、中澤が決めた上に、ウーゴが決めて、さらに中町公祐がしっかりとクロージングしたら、そして勝利の円陣を見せつけられたら、もうWe are Marinosの大合唱は夜通し鳴り止まなかっただろう。そこまでうまくは行かなかったのだが。

 

得た勝ち点は1だが、戦いながら成長していることは間違いない。ただ川崎とはやってるサッカーの年季が違った。

ユンイルロクと山中亮輔、天野純の連携が良化しているように、ブマルと大津もこれからフィットしていくと信じたい。幸か不幸か、15連戦だ。実戦の機会はある。

 

過去を断ち切り、一歩ずつチームとして前進するマリノスの姿はどこまでも誇らしい。それにひきかえ代表は大丈夫か、なんて余計な心配はしていられない。

団子状態の混戦リーグ戦、首位の広島を叩けば当然、上に行く。上に行こう。で、私はもう少し早く試合を振り返ろう(苦笑)