銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

ひょっとするとこの中から10番が…

やはりルヴァン杯は愉しい。

特にグループリーグは、若手の成長の場というリーグ戦では入り込む隙間がないロマンが存在する。若手を1名以上使わなければならないという独特のレギュレーションは、以前のベストメンバー規定に比べれば開き直りを感じる。

そう思えるのも、エリク モンバエルツ前監督が就任した3年前に、直前のリーグ戦からほぼ全取っ替えで臨んだことが大きい。それは突如とした出来事で、当時のマリノスでは非常識な出来事だった。違和感を持ったサポーターも少なくなかったと記憶している。「なぜハナからカップ戦を諦めるのか、捨てるのか」と。

 

だがそのおかげで、サブ組のモチベーションが、かきたてられ、チーム戦力としての厚みが出来た。人は勝手なもので、今年にアンジェ ポステコグルー監督が部分的にしか選手を入れ替えないのを見ると、なぜ全取っ替えしないのか、となる。

変節と言ってしまえばそれまでだが、それだけ見たい若手選手が多くなったとも言える。

 

結果的には実現しなかったが、生駒仁と西山大雅の18歳CB先発の報道(スポニチサン…)に胸踊るのはルヴァン杯ならではである。正直、リーグ戦だとまた別の感情、端的に言えば不安の方が大きかったに違いないだろう。

 

この日先発した吉尾海夏と山田康太、途中から和田昌士がピッチに同時に立った。それぞれがユース三年時に背負っていた番号はいずれも10である。三世代の10が揃い踏み、ユース厨にはたまらないだろうし、まさに冒頭に書いたロマンそのものだと思う。

 

試合はスコアレス、一人少ない相手が引いてブロックで固めていたとはいえ、目に見える結果は出せなかった。だが和田のスルーパスは印象を残しただろうし、吉尾のエリア前での技術は近い将来のリーグ戦デビューを予感させるものだったと言っていいのではないか。

 

できたら、この3名の誰かが、今は途絶えているトップチームの10番を勝ち取ってほしいと願う。

 

あるいは、前夜が誕生日だったあの3番を受け継ぐべき選手に出てきてほしい。高卒、右サイドでデビューなんて聞くと、ねぇ。

 

まだまだ熟成期間だと、結果も大事だが内容がさらに大事だと、そのように監督が言うなら信じて待とう。ルヴァン杯もまだ2試合、今のところ公式戦唯一の勝利のおかげで少し気持ち的には助けられているが、早く結果で自信をつけたい。

 

あれだけ勝ちに見放されていた瓦斯もG大阪もついに勝った。次節のリーグ戦ではG大阪にホームで衝撃の4失点大敗を喫した浦和が相手。叩きたいところだ。

 

でもやはりルヴァン杯の翌日くらいは、目先の話だけでなく、将来の背番号10に思いをはせるくらいにはゆとりを持ちたいものだ。そうだ、仲川輝人の時計も再び動き出した。まだまだ始まったばかりだ。