銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

喜田拓也の舵取りに注目【J1第2節・柏戦 展望】

マリノスの独特のサッカーに柏がどう対応するか、などと書かれているが、私はまだまだ悲観的。特殊な対策を柏サイドがあえて取らなかったとしても、勝利への道は険しいと思っている。

 

単純にヨーイドンなら、伊東純也がいる。マリノスはこだわりのハイラインを捨てないし、捨ててはいけない。もうそれだけで、被決定機が3〜4は約束されたようなものではないかな。マリノスがミスなく90分をやり過ごせるなら違うかもしれないが、中4日でセレッソ戦の悪い意味でのワクワクドキドキがそうそう無くなるものではない。

 

柏の予想スタメンには3人の韓国人プレーヤーが名を連ねる。いずれも鍵となる選手だ。CBの中山が出場停止で、移籍後初の古巣戦となるパクジョンスは人数をかけてくるマリノスの攻撃時に、うまく選手を捕まえられるか。左サイドバックのユンソギョンは、遠藤渓太を封じるのが仕事。逆に彼がガンガン前に上がってくるようなら本来柏の望む展開。

でボランチ起用が予想されるキムボギョン。前述の伊東の脅威を減らす意味でも、キムへのプレスは当然肝だ。

 

柏はACL含めて、3戦未勝利と調子が上がらない。と、言われている。最終ラインから丁寧にビルドアップするという点では、本来は柏の方が歴史は長く、マリノスよりプレスの強度も高いかもしれない。

その柏が仙台戦で苦労したのは、パスの出しどころをしっかり抑えられて、セカンドボールの拾い合いで後手に回ったからとされる。確かに中村航輔からのロングボールが多かった印象がある。柏のプレスが上か、マリノスが上か。さあ、どっち。

 

柏側から見た話が長くなったが、マリノスの肝は喜田拓也。今年の戦い方を一番受け容れやすいのは実はキーボーではないか。昨季は怪我での離脱もあってレギュラーポジションを手放す形になったが、アンカーというたった一つの席を、開幕から射止めることに成功。もともとボールを奪取する力には定評がある。しかもビルドアップ時にはシンプルに繋がくてはならないから、難しい判断は求められず、着実に次の人、できれば自分より前にパスを繋げばいい。

 

セレッソ戦でも、喜田が自陣中央でスルーして、サイドバックのはずの松原健や山中亮輔がボールを受けたシーンは、もう思い出すだけでニヤニヤしてしまう、ザ・2018のマリノスというシーンだったと思う。未成熟とはいえ、何度も何度も繰り返し練習してきた形のはず。あの位置での喜田の動きで、相手守備に戸惑いが生まれたらしめたものである。喜田拓也の復権は、新たなマリノスそのものの針路を決める舵さえ握っている。

 

また、柏に優れた韓国人選手がいるならば、マリノスにだってユン イルロクがいる。連携不足、相互理解不足は試合中の振る舞いからも明らかだが、速さもあり、うまさもあることは示した。しかも今年のマリノスの戦い方なら、味方は近くに必ずいるから孤立することも少ない。2戦目の伸びしろに一番期待できる選手だと思う。

 

金曜夜、三協フロンテア。くどいようだが、私にはこれが開幕戦。今年のマリノスのサッカーを生で見られる喜び!

両軍ハイプレスの熱き戦いに、酔いしれたい。そして今季初勝利を。新しいスタイルの前進あるのみだ。