銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

エリク、日産ラストゲームを勝って終わろう【J1第32節・C大阪戦 展望】

一般的な注目ポイントは、ACL決勝に進出した浦和はビッグタイトルの獲得が成るか。それから今日にも鹿島の優勝が決まるかどうか。浦和のACLの影響によって浦和対鹿島の開催が早まったわけだが、その一戦を制した鹿島は優勝に王手をかけている。2位川崎の試合結果によって、試合がない鹿島の優勝が決まるというちょっと不思議な事態に。
それに残留争いは熾烈を極めている。徳俵をわりかけている新潟は今まで降格したことのない土壇場の粘りを見せていて、15位の甲府と直接対決に挑む。

それに比べれば地味なマリノスの3位に入ってのACL出場権獲得を目指す戦いだ。5位のマリノスと、3位「タイトルホルダー」C大阪の戦いは上記ほど大きな注目を集めていないとしても、大きな意味をもつ。エリク・モンバエルツ監督の体制となって3年目、再構築の末にひとつの結果を出せるのかどうか。このチームの足跡が成功だったのか、そうでなかったのかを評価するうえで、ひとつの指標となることは間違いない。
しかも近年、勝利していないC大阪とはルヴァン杯での対戦を含めて2戦2敗、かたやルヴァン杯王者となって我々の前に立ちはだかる。

こちとら3年間率いた、エリク・モンバエルツ監督のホーム最終戦であり、天皇杯を含めても日産スタジアムでの試合はこれが最後となる。5万人にも届こうかという前売り状況で、今季最多の観客となるのはほぼ確実。勝たせたい、勝って監督にこの3年の感謝を伝えたい。

エリクに育てられた選手たちは多数いる。最前線の富樫敬真は、彼に見出されなくてはプロにすらなれていなかったかもしれないし、ボランチの喜田拓也や今季全試合先発の天野純もチャンスを与えられ、それに応えてきたいわばエリクチルドレンである。監督に勝利を届けたい思いは人一倍強いだろう。スタメンには、そうした若手は天野のほかは遠藤渓太と復帰の松原健くらいのもので、伊藤翔や下平匠、栗原勇蔵、中町公祐ら、エリク以前からの主力選手たちがこのタイミングでスタメンに名を連ねる。

それにウーゴ ヴィエイラも、マルティノスもベンチに帰ってきた! 金井貢史も復帰したので、これでけが人は齋藤学くらいというところまで戻ってきた。

たった残り3試合、天皇杯を含めてもあと5試合でこのメンバーで戦うのは終わりとなる。

セレッソがJ2で積み上げたものではなくて、今年新たに培ったスタイルならば、マリノスは継続でここまで来た。「見ている人には退屈かもしれないが勝利のためには…」という理屈は、特に今年ずいぶんと減った。見た目のエンターテイメント性は確実に上がっている。しかも確実に勝ちたいランク下の相手と、強豪相手には違う戦い方もできるようになって来た。

今日のC大阪ははっきりと強豪の部類に入るだろう。杉本健勇に栗原勇蔵が対するなんて、うまい言葉が見つからないがノスタルジーじゃないか。

終わり良ければ全て良し。2017年ホーム、ラスト90分。積み上げて来た自信も、及ばなかった悔しさも、全部ぶつけて。