銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

タイトルマッチに行こう

優勝、準優勝と分かれる前に、まずは晴天の埼玉スタジアムの舞台にたどり着いた両軍は強く、そして羨ましかった。水色と桃色は、ことサッカーにおいては私の好きな色ではない。でも、あんなに眩しく見えるのはそれが、タイトルのかかった最高の舞台上という特殊照明の仕業だ。

 

まだ寒い3月の平日の夜、コアコアなサポに混ざって私は金鳥スタで跳ねていた。ルヴァン杯のグループステージ第1節はセレッソ大阪対横浜F・マリノスで、カップ戦メンバー主体のマリノスはいいところなく敗れた。グループステージで得るものは大きかったが、最終節で4位となり、予選敗退となったのはまだ記憶に新しいところだ。

ところがC大阪はそこから13戦無敗を続けたそうである。寒空の下に桜が満開!の不愉快な歌を聴かされてから、随分と差がついてしまった。あれが彼らにとっては栄光への第一歩だったとは、当の本人すら知る由もなかっただろう。もう過去の話と言えるが、C大阪は昇格組、それもプレーオフを勝ち上がっての言わば18番目のチームだったはずである。大熊時代の迷走ぶりをついこないだのように思い出せば、ユンジョンファン恐るべしと言うしかない。

 

翻って川崎。知り合いに川崎を応援しているも多くいるので、その人たちの気持ちを考えると、ざまーとか、無冠ターレとか揶揄する気持ちはない。正確に書くと、ほんの少ししかない。なまじ強いだけに、最後の1試合でタイトルを掴めないという事実だけが際立つ。この勝負弱さは偶然なのか、伝統なのか。でもマジレスすると、一回勝ってしまえばその後は何事もなかったかのようにタイトルに手が届きそうな気もする。だからこそ、無冠のままでいていただきたい気持ちが私の中では大きい。

 

大事なタイトルマッチを前に、クラブは優勝に備えて紙テープを売り出していたようだが、なんかその辺りがな。その昔に独走態勢で優勝間違いなしという中、早々に優勝記念号の発売日を発表してしまった阪神タイガースを思い出す。その後、歴史的な失速で優勝を逃し、記念誌「Vやねん!」はお蔵入りとなった。あれと一緒だ。

開始47秒での失点に繋がったミスを取り上げるつもりはないが、試合の入り方に問題があったのは事実。10回試合をしたら、川崎が6回以上は勝ったように思うのだが。

 

ただ川崎は強い。これからもマリノスの前に立ちはだかるだろう。 その時に飲んでかかるためにも、我々はまた一つタイトルを積み重ねたい。リーグタイトル…ではないが、天皇杯まであと2勝。なんのご縁か、準決勝は等々力で、決勝は埼玉スタジアム。

 

あのタイトルマッチに身を置きたい。そして絶対に勝ちたい。