銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

目指す高みへ 泥臭い90分を【J1第25節・川崎戦 展望】

この位置で戦えることは、幸せなことだ。たった一つしかないリーグタイトルを、13年ぶりのチャンピオンを目指して。目指すことと、実際に勝ち取ることの間にはとても深い谷がある。この谷の向こうには王者の鹿の尻尾が見える。

谷を越えられるのは、横浜か、川崎か。そのうちの1チームのみ。直接対決の結果が痛み分けなら、ともに鹿の谷の底へハマるのか。

 

リーグ最少失点のマリノスと、得点3位の川崎。焦点はここに集まっている。前回対戦は2-0でマリノスの勝利。だが、悲観して言うわけではないが、早々にはこの再現は難しいと予想する。

一つには両チームのコンディション。前回はACLから中2日で日産に乗り込んできた川崎だが、今回は中5日だ。しかもルヴァン杯の準々決勝でタフな試合になるはずが、どこぞの対戦相手がだらしなく大差で敗れたため、川崎にはほとんど負荷がかからなかったと言って良い。相手が弱かったのか、川崎が強かったのかで言えば両方あったかと思う。今の川崎はACLでも浦和を四つ相撲で降し、充実している。阿部、中村、小林、家長、大島、エウシーニョというタレントは素晴らしい。

 

一方で2週間前のリーグ戦、甲府を相手に一瞬の隙をつかれて逆転を許すなどリーグ最少得点の相手に追いつくのがやっとという脆さも見せている。良く言えば、乗せたら手がつけられない。でも乗せなければ案外脆い。だがコンディションははるかにいい状態でやる。厄介なことはこの上ないだろう。

 

ではマリノスのコンディションは。瓦斯戦から2週間ぶり。湘南との練習試合はあったが、負荷をコントロールしながらこの戦いに備えてきた。こちらも非常にいい状態だと伝えられている。優勝争いなどしたことのない選手も多くいるが、横浜の誇り、堅守の要、中澤佑二が鎮座まします限りはこの守備陣に崩壊はない。満身創痍の膝には、この中断期間はいいブレイクになったことだろう。

 

ププッ、何を当たり前のことを…と何度笑われても言おう。川崎を追い詰めるには、 マリノスの先制点だ。1点取って、川崎が前がかりになる程、防戦一方なのにマリノスのペースという不可思議でたまらない展開になる。

 

中澤佑二の相方が、W杯予選帰りのミロシュ デゲネクなのか、パク ジョンスなのかは予想が分かれる。この二人と、ボランチの2枚、それに天野純の献身性が重要になる。

 

岩のように跳ね返し、蜂のように刺す。やはりマリノスの戦い方は後半勝負だ。齋藤学か、マルティノスか、やはりウーゴ ヴィエイラか。ストライカーの嗅覚と勝負強さは、こうしたビッグゲームでこそ期待が高まる。

それにイッペイ シノヅカのベンチ入りが確実視されている。前を向けば違いが作れる選手と期待される、秘密の新戦力。

 

等々力で凱歌をあげたい。3年ぶりのシーズンダブルで、王道を進みたい。

 

あの2013年の失意の試合以来となる、マリノスサポーターの数となりそうだ。今節最大の一戦となることは間違いない。

 

笑うのは俺たちだ。