今年もマリノスにシャーレを 2023

横浜F・マリノスのスポンサーを目指して脱サラした頭のおかしい3級審判のブログです

4級審判講習会に行って、思いの外トリコロールだった

息子のサッカークラブの要請で、4級審判の講習会に行ってきた。今後、そうしたお父さん、お母さんで、ちょっとビビってる人の参考になれば幸い。

 

一言で言うと、子供達とJリーグへの愛が深まったいい機会だった!

 

世田谷区少年サッカー連盟主催の4級審判講習会、参加者は150名。区の施設のホールはほぼ満員御礼である。大半は息子、娘の通う小学校のFCの保護者である。講師は、2級審判の資格を持ち、天皇杯の都代表決定戦や大学リーグで笛を吹いた経験を持つ佐野さんという方。

 

集合時刻は朝9時半。座学と実技を交えて、最後は筆記テストで17時解散という充実のプログラムである。充実?テスト?いや、普通に私の休日を返して欲しい。

 

よく考えると、サッカーはシンプルなルールのスポーツだ。相手のゴールラインをボールに越えさせればいい。それで1点。試合時間の中でその多寡を競うだけだ。ルールはたった17条の文章から成り立っていることを知った。

 

例えばボールの重さは試合開始の時点で410〜450グラムと定められているの、ご存知だったろうか。「ここテストに出るよ」と、ご丁寧な解説付きで、しかも試合開始時だからね、試合を通じてみたいはヒッカケ問題に引っかからないでよ、とまでフォローがある。

 

そうなのだ。テストがあり、80点以上が合格なだと口では言うものの、仮に0点でも(たぶん)合格する。まあ皆さん、お金もかかっているし、ふざけて回答する人などいないと思うけど。日本サッカー協会と、東京都サッカー協会と、各種テキスト代という名目で6,000円を支払った。しかも1年に一度、更新が必要なのでドンドンサッカー協会にお金が落ちる。審判服や、笛や45分腕時計の購入を勧めるスポーツ用品店の店員もアテンドしている。誠に儲かる仕組みがよく出来ている。

 

ルールブックに則った解説だけだと分かりづらいし、居眠り者が続出してしまうので、DVDで実際の映像を交えても、説明が行われる。実際、居眠りして講師に指摘されてた人もいたので、注意したいところ。

初心者に特に難しいのはやはり、オフサイドの解釈、判定。それにファウルの種類だ。直接FKと間接FKが与えられる反則がどれか?などもテストに出る。

 

その試合映像がJリーグの実際の試合を編集したものだというのは想像がつくと思う。だが、私が変に興奮してしまったのは、DVDの再生前の目次?の画面なのだ。背景が日産スタジアムで、マリノスと広島かな?が整列した試合前の静止画。少しボカシがかかっているが、シルエットで分かる。審判団のすぐ隣に中村俊輔が立っていて、その隣が中澤佑二だ。

 

ちょっw。ワイ歓喜。

しばらくマリノス対湘南だったかな?の試合映像で、このシーンはオフサイドだよーなどとナレーション付きで流れる。分かりやすく作られているのだが、マリノスの選手やスタジアムの雰囲気ばかりを目で追ってしまう私の頭には、説明が何も入ってこない!

 

ナレーションでは、特定の選手名では呼ばれない。説明の主眼と関係ないからだろう。レッズは赤の選手と呼ばれ、ベガルタは黄色の選手となる。その不自然さが私の集中を一層惹きつける。これはテストとは関係ないのだが、プレー映像を15問見せられて、ファウルか、ノーファウルか、警告相当か、一発退場かを考えてみてください、という時間があった。ノーマルとスロー、2回見せられても自分で判断するというとは大抵のことではない。全問正解した受講者はおらず、私を含め10問以上正解者は1割程度。それでも10問以上正解なら大したものだと、褒められた。これは完全に日頃、少年サッカーを見てるか、Jを見てるかな違いだと思う。ありがとう、Jリーグ。

 

さて、午後は炎天下のグランドで実技講習。そしてテストというクライマックスへ向かう。思いの外、マリノスの映像を見た私は、やや幸福な気持ちで、意気揚々とグランドに向かったのである。後半に続く。