銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

扇原よ、やられた分をやり返せ!【J1第22節・鳥栖戦 展望】

11試合負けなしの好調、横浜F・マリノス。
そんな紹介が心地よい。もう12試合前の敗戦のことなんて、はるか昔。

5月7日といえば、ゴールデンウィーク最終日。相手はサガン鳥栖だった。この試合で3連敗、順位は今季最低の13位まで下がっていた。降格候補と予想した人からすれば、ほら見たことかという感じだっただろう。あの頃、マリノスはどん底にいた。

特にどん底の思いだった選手がいる。この試合で唯一の失点であり決勝点を「献上」してしまった扇原貴宏だ。

本人からすれば思い出したくもないだろう。前半13分、右サイドの金井貢史(※松原健の誤りでした。すみません)から後ろ向きで短いパスを受けた扇原は前を向こうとしたその瞬間に、強烈なプレスにボールを奪われてしまう。キーパー飯倉大樹と1対1になり、難なく決められマリノスには重い重い1点がのしかかる事になる。この1点をどうにも取り返すことが出来なかった。

今夜、やり返すことはできない。決勝点をあげた鎌田大地は今夏、ドイツに旅立ったからだ。そもそも扇原に鳥栖戦において特別な気持ちがあるかどうかは分からない。
ただ確かなことは、3ヶ月前とは彼の立ち位置が違うことだ。マリノスの11戦負けなしを中盤で支えた事に異論を挟む者はいないだろう。押しも押されもせぬボランチの中心にいる。守備のミスがないわけではないが、前節はヘディングで今季のリーグ初ゴールもマークした。彼もまた存在感を増している。

 

彼に期待すること、それは中盤の攻防である。新潟、札幌を通じて課題となったのは、とりわけ前半の出足の鈍さだった。セカンドボールを握られて、相手のプレスに気後れして、ペースを渡してしまった。

相手にも助けられて、無失点でしのいだから結果的には後半に突き放すことができたが、鳥栖を相手に同じことをするのは危険だ。

鳥栖も高い位置からプレスをかけてくるだろう。札幌や新潟より質は高い。追いかける展開には、したくない。ベアスタの対戦時の例を持ち出すまでもなく。

 

さらに、真夏の連戦の疲れで、後半の早い時間からオープンになるのではないか。イバルボや豊田陽平には当然注意だが、鎌田がいないのは結構デカイかもしれない。

 

齋藤学とマルティノスにもさすがに疲労の蓄積が懸念される。90分、限りなく高い集中力を保った方が試合をものにするだろう。

前回の鳥栖戦の時のような、得点力不足に喘ぐマリノスはもういない。相手の隙を突くしたたかさを身につけつつある。

 

新潟、札幌と続いて次節も神戸に遠征が続く。負担も大きいだろうが、これでようやく中6日空く。

 

鹿島に食らいつくためにも、やられた相手にきっちりやり返す(鳥栖は前半戦で黒星を喫した相手との初対戦となる)ためにも、絶対足踏みできない。

 

やり返したい。真夏の三ツ沢。すごい行列、間もなく開門だ。