銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

わだば、審判になる

西村雄一、家本政明、扇谷健二、佐藤隆治。こうしたプロフェッショナルレフェリーの後ろに私こと、シャーレの中の人が名を連ねる日が来た。

いや、後ろも後ろ、はるか後ろの話である。

 

ちょっと前に、「主審は間違うけど頑張ってる、あんなことは自分には出来ない!と思ってみると、どんな試合であってもストレスフリーだ」という趣旨のことを書いた。

ネットで家本さんや扇谷さんの名前を検索すると、予測検索の筆頭は「誤審」だったりするし、下手だの大嫌いだの言うファンの声は非常に多い。何を隠そう、私も昔、村上伸次さんの判定に腹を立て、アイツは村上じゃない!死神だ!などと、名誉毀損ブログを書いたことがあり、今となっては恥ずかしい。

 

誠に審判は因果な商売である。この上川徹さんのエピソードとか、凄い。何が彼らをそこまで駆り立てるのだろうか。

家族の前でのブーイングにしばらく立ち上がれなかった……上川徹が世界で評価される審判になるまでの道のり - ぐるなび みんなのごはん

 

彼らは走る裁判官である。ビデオで振り返ってあれは間違っていたなどと槍玉にもあがる。走りながら、ロボットのような判定をするのは不可能だと言うのに。

 

その審判の道を、私も志す。

と聞くと、驚かれるだろうが、何のことはない。シュンスケのサッカークラブの手伝いで、4級審判を取ることになっただけ。

ペーパーテストも実技試験もない、講習を受ければ貰える資格である。履歴書には…サッカー関係の就職活動でなければ普通は書かないだろう。

 

少年サッカーと言えども、公式戦ともなるとその辺の誰でも審判というわけにはいかない。だから1学年に数名のお父さんが人身御供になるのが習わしだそうだ。

費用がそれなりにかかる。JFA、東京都サッカー協会に払う費用、さらに講習会の受講料にテキスト代と、しめて6千円也。加えて毎年更新料がかかるらしい。これはサッカー協会にとっては貴重な収入源だろう。自腹だとキツイが、息子のサッカークラブの都合なので、費用はクラブ持ちだ。業務上必要なために、会社の金で資格試験を受けるのと同じことである。

 

20名のお父さんの中で定員は3名だった。手を挙げたのも、シャーレ含めちょうど3名。私の立候補動機は、好奇心と、少しでもクラブ内で息子の評価が上がったらいいなというよこしまな気持ちからである。(なお、一切評価には関係ない)

 

だが、子供が出ない大会、他の学年の試合にも徴集される恐れがある。その場合、貴重な休みは完全に潰れるし、マリノスの試合とかぶっても召集令状は断れないかもしれない。

 

もう一つ、懸念がある。審判になる以上、当然の懸念だ。

誤審をし、いやしなくても、判定が気に入らないと批判やブーイングを受けるリスクだ。小学生であっても高学年ともなると、都大会などの進出がかかる試合などは緊迫する。実際に過激な保護者のいるチームなどは誰も担当したがらない。そりゃ当たり前だ。素人が、家本政明のような鉄のメンタルを持ち合わせてるはずがない。

 

しかも、である。4級審判でしかも初心者が笛を吹くことなどまずない、というのが定説だった。せいぜい副審か、あるいは補助である第4審判の役割が普通だと。だから気楽に考えていた。ところが、昨今は8人制や6人制の大会が急増しており、この場合は全てを一人で取り仕切るらしい。審判の人手が足りないため、有資格者なら経験不足であっても主審の役割をする…考えただけでも恐ろしい。

 

さて、問題の審判講習会は8/27。もう逃げられないので、果敢に戦ってくる。その様子はまたレポートさせていただきます。

 

いつか、息子のチームがマリノスのプライマリーと試合できたらいいなというのが夢の一つだ。同じ大会に出るようなことがあれば、巡り合わせでマリノス対どこかよそのチームの笛を吹く、シャーレさんの姿が見られるかもしれない。それも夢の一つ。その時はどうか温かく見守っていただきたい。

 

棟方志功がゴッホを目指したように、わだば、コッリーナになる! わははのは。続編にご期待を。