銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

このスタメンはチームの今後にとって魅力的すぎる【天皇杯3回戦・沼津戦 展望】

早くも天皇杯2試合目。J1クラブは初戦で4つも消えた。下位カテゴリーとの対戦では足元をすくわれないことが大事だ。自分のペースで戦えばそうそう負けるはずがない。とは言ったものの札幌やFC東京は自滅だったろうか。負けたら終わりのトーナメント、もうその先には何も残らない。

 

きっと3回戦の16カードでも、すべてが順当勝ちになどならない。マリノスと言えば市船と墓場まで言われるように、(負けたのに草津の印象は残らず、辛くもPK戦で降した市船のことばかりが伝承されるのは、不思議なようで当然でもある)多くの人はジャイアントキリングが大好きである。

 

J1対J2でJ2が勝つことはさほど珍しくもなく、インパクトも薄い。だが2カテゴリー、すなわちJ1対J3やJ2対JFLなどとなれば、話は別である。天皇杯の展望を書くたびに思うが、失うものが何もない方が気持ちの上では有利に決まっている。問題は受けて立つ側にかかる重圧、呪縛がどれほど強いかだ。

 

日程的に次のリーグ戦まで間隔が開くため、平日の天皇杯にしては珍しく、齋藤学を含めた主力組が多く先発しそうである。だが注目したいのは、下平匠、ミロシュ デゲネク、松原健、喜田拓也、富樫敬真の5選手だ。もちろんテーマは奪回、再浮上である。

 

いずれも実力者だ。リーグ戦で先発していてもおかしくないのに、この試合に再浮上をかける立場。いや、おかしくないどころではない。長期間離脱していた下平を除けば、ついこないだまで先発していたメンバーだ。チームが好調とあって、流れを堅持するために先発に復帰できないでいるという言い方が正しいかもしれない。

とくにミロシュは驚いた。W杯予選とコンフェデ杯で3週間チームを離れ、その間に栗原勇蔵が先発したところまでは予想通り。その栗原が怪我で戦列を離れ、パクジョンスが先発に収まる。ミロシュの帰国から間もない大宮戦はともかく、広島戦もジョンスが先発したのだ。

松原も開幕から全試合で先発を続けたが、たった1試合の出場停止で状況が変わった。山中亮輔の活躍と、金井貢史を右サイドで使う判断と。

 

この春にカップ戦を戦い、現状のリーグ戦ではベンチに入れない選手。例えば中島賢星や吉尾海夏からすれば、上記のリーグ戦ベンチメンバーの壁によって、自身のアピールの機会は得られない公算が高い。そんな彼らの分まで含めて、マリノスのクオリティを見せる義務がある。

 

この試合に勝てばベスト16。リーグの後半戦16試合と合わせて、公式戦は最大でも20試合しかないことになる。個人の選手として、そのメンバーに食い込めるかの戦いであり、彼らが現状の先発メンバーにプレッシャーをかけるような結果を見せることが、チーム全体の底上げにつながることは疑いの余地がない。

 

沼津は参入初年度のJ3で3位と健闘中。15試合で37得点の攻撃力はリーグでナンバーワン。勢いに乗せないことが大事だ。ホームである愛鷹にナイター設備が十分でないことが、三ツ沢開催の理由だろう。この有利さを生かさない手はない。

 

勝って気持ちよく、十日町のキャンプに向かいたい。