銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

観客動員活動報告・東京世田谷支部

うちの息子と、私が共通しているのは、「世界の果てまで」が大好きということ。アウェイでの勝ち点3はホームスタジアムでのそれとはまた違う趣がある。

 

世界の果てまで 俺たちは共に

勝利を奪え オー横浜!

 

全国で多くのサポーターが採用しているこのメロディ。横浜Fマリノスチャント「世界の果てまで」20120623@等々力陸上競技場 - YouTube

 

アウェイでトリコロールを応援したものにしか歌えない特権感を感じる。あぁ、ここまで来てよかったと。新幹線やら飛行機やら、あるいは車をかっ飛ばして来て良かった!と。

ホームに比べれば、マリノスを応援する観衆はどうやったって少ない。それはBMWスであってもだ。だから、一人一人の責任は重い。「誰か」は、あなたの代わりに応援してはくれない。音圧が下がったとしたら、それはそのままあなたのせいだ。3〜4万人がいるシチュエーションでは感じられないことである。

 

アウェイの洗礼という言葉がある。僅かな売店、少なめの数のトイレ、入場までに外周をぐるりと回らされる市中引き回しの刑。あれを味わってこそ、人は一層応援するクラブへの愛を深める。サッカーのアウェイというのはそういうものなのだ。応援させてもらっているだけ有難い。

 

 

シャーレブログをお読み頂いていた方はご存知かもしれない。昨春に、私とシュンスケは福岡に二人で行った。そして今、この記事を出張先の福岡で書いている。

あの日、5年ぶりにJ1に登ってきた福岡に危うく勝ち点3を差し上げるところだった。中村俊輔の残酷なまでのキーパーにノーチャンスのフリーキックが決まらなかったならば。

 

得た勝ち点は1だったけど、俊輔の軌道に酔いしれた後、博多の街で5歳の息子と焼肉屋に行った。夜遅くだったけど、今でも彼はあの夜の特別な体験を覚えている。

当時、三人家族として我が家が最後に行った遠征が吹田の脚戦だった。マリノスの桜木花道こと、マルちゃんの電撃カウンターアタックで勝利したあの試合だ。同点弾は同じく俊輔のフリーキックだった。

四人家族になってからの最初の遠出は、鳥栖。九州まで来ると、「世界の果てまで」チャントは一層説得力を増す。

 

あのチャントを歌っている時、私と息子は、共通の幸福感に身を委ねている。息子のサッカー友達とその家族をマリノス観戦に誘い始めてから、一緒に現地観戦したのはもう7〜8試合になるだろうか。

 

ついにこのほど、味スタで、彼ら親子をアウェイに連れ出した。鳥栖からすればだいぶアウェイ感は薄い。ぶっちゃけ世田谷からは味スタの方がホームの日産スより余程近いのだ。

息子の親友が初めて聞く、世界の果てまで。せいぜい23区の果てだけど、そんなことはいい。大事なのは一体感なのだ。

 

ちなみにこの日、なぜか私の小学校時代の同級生の一家も味スタに来ていた。すごくざっくり言うと、私の初恋の相手であり、先方からするとただのクラスメイトということになるのだが、30年近い付き合いなので、よほど旦那よりも彼女の昔を知っているのだ、ヘヘン。

うちの俊介と同い年の息子がいて、習い始めたサッカーに興味を持たせたいと、ヴェルディの試合を現地で見せたらしい。ところがあまりの観客の少なさに愕然としたとの書き込みがFacebookに。すかさず、本物をお見せしようとお誘いした次第。

 

ロースコアな試合は確かに子供好みではないが、かといって千葉対岐阜(6-4)のような試合はサッカーの本質からは程遠く、教育上も良いとは言えない。

天野純のあの決勝点は、ガマンの末の喜びという図式が、人生そのものではないか。だからこそ喜びは何倍も大きい。涙の数だけ強くなれるよ。

 

 この日、息子の親友が誕生日だったのでプレゼントに背番号10のタオルマフラーを渡したら、大層喜んでくれた。帰宅後には専用の箱を自分で作って、そこに恭しくしまってくれているそうだ。

私の同級生一家も、ヴェルディ戦の時はよく分からずにメインスタンドのS席を買ってしまったそうだが、この日のゴール裏の雰囲気のほうが楽しかったと。チケットも安いし、前売りで私が手配しておいたからさらに安上がり。試合後に瓦斯さんのグッズショップに寄ってしまったのはご愛嬌。今度こそ新横浜に誘えば良い。

 

息子のサッカー友達の中には、まだJリーグを生で見たことがない、うちも誘ってほしいという声がチラホラ上がってきている。この夏はそうしたゲストをお連れする回数が増えそうだ。

試合内容もさることながら、それ以外の雰囲気や体験でいかに楽しかったと言わせるか、腕が問われる。

 

世界の果てまで、歌ってくれる少年サポーターを少しずつ育てていこう。