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銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

出口見えぬ3連敗。でも…【J1第10節・鳥栖戦】

出口が見えないまま連鎖は続く。三浦文丈から呂比須ワグナーへという、マリノス(日産)リレーで再建を図る新潟の話ではない。今度はセホーンが来ないから大丈夫だねとよその心配をするギャグにもどうにもキレがない。

 

いや、キレがないのは齋藤学。はっきりと分かる不調になってしまった。剥がせない。剥がせないのに、凝りもせずに学にパスを付ける仲間たちがいる。本当にそれでいいのか。

伊藤翔のキレはある。だが足が速くないだけだ。そして、振り抜いてポスト直撃は悲しいけど、伊藤らしくもある。学は身体のキレだけでなく、周りを見る冷静な目までも錆びついてしまったのかと思うほど。

こりゃ厳しい。確かに、後半15分辺りで早くもオープンになってからは惜しいシーンもいくつかあったけれども、いかんせん今のマリノスに追いかける展開は厳しい。より正確に言うと、リードを奪ってゆとりを持った相手、つまり守備に意識を置いた対戦相手を崩す事は至難の業である。

したがって、扇原貴宏の不用意なロストを責めるのか、囲まれているのにパスを送った松原健の危機意識の低さなのか、扇原がボールを受けた瞬間に鎌田が突進してきたことに気付きながらコーチングしなかった飯倉大樹なのか。誰々が悪いなどということほど意味はない。結果的にアレが唯一の失点となっただけに悔やまれるし、ニュースとして取り上げられるくらいの凡ミス、珍プレーであったことは疑いのない事実だ。ただ下を向いても仕方ない。絶対に取り返すという強いメンタルがあったかどうかの方が重要だ。この試合で取り返せなかったのなら次である。

 

問題として大きそうなのは、やはり遅攻時における無策ではないか。学の調子が落ちているのは明らかなのに、結局預けるところは学だけ。でも小林祐三のコメントを見ても分かるように、分かっていても止められない学ならいざ知らず、分かっていれば止められる学に一定の注意を払っていけば、怖くないのだ。

 

無策と断じたのは、3連敗中の無得点という結果に加えて決定機の少なさが原因だ。これでは勝てない。なまじ、この「やり方」が最初に鮮烈な結果を出しただけに、そのイメージから抜け出せないのだろうか。ハマった時の快楽が強すぎたのかもしれない。

ダビド バブンスキー、ウーゴ ヴィエイラの調子も上がらない。強行突破は彼らには不向きなプレーだが、その不得手なやり方に固執してしまっているように思える。ただし2トップの方がウーゴは生きそうということが分かった。伊藤翔と並べてからの方が距離感が良かったからだ。ならばバブはボランチで使ってもいいかもしれない。

 

3連敗は重い。ルヴァン杯が休みなのを幸いとして、一週間甲府戦に向けて準備ができると捉えるしかない。甲府、仙台、清水と中位以下のチームとの連戦こそ、結果が出ないとヤバイし、立て直しのチャンスでもある。

 

まずは身体のキレを戻してほしいのだが。

でも止まない雨と連敗なんてない。信じて、背中を押す。