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銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

崖っぷちだけれど、見どころ十分【YBC第3節・新潟戦 展望】

J1リーグで降格圏に低迷する新潟だからこそ手強い。去年の名古屋もそうだった。一昨年の新潟は、クラブ史上初めて準決勝まで進んだ。浦和に5点差勝ちを収めるなど強さを見せつけての快進撃だった。
そう。言いたいことは、必ずしもリーグ戦と、カップ戦の成績はシンクロしないということ。全くの別物である。毎年のようにリーグで不振のチームが、カップではグループリーグで連勝を重ねたりする。

グループリーグの突破。去年のマリノスに出来て、今年のマリノスに出来ない筈はない。私はそう言い続けてきた。去年も2戦終わって勝ちなしなのは同じ。その徳俵から意地の快進撃。あの誇らしきトリコロールよ、ふたたび!
だが冷静に比較すると、「カップ戦メンバー」と括るのは簡単でも中身は違う。榎本哲也がいた。兵藤慎剛がいた。伊藤翔は勝負強かった。ちなみに、のし上がる前の天野純ももがいていた。
ベテランの力が今年は少ない。浮き足立って、自分たちのやりたいサッカーが出来なくて、180分ノーゴール。やられ方はセットプレー。正直、浮上のきっかけは掴めていない。
そこに、エリク・モンバエルツ監督は策を講じた。柏戦に出場したものの、出場時間短めのウーゴ・ヴィエイラとダビド・バブンスキーを揃って先発起用。開幕時の結果がすごかっただけに、低調な感が否めない両助っ人。ただしバブンスキーは、柏戦で柔らかなボールタッチを見せ、試合終了直前には誰もがダマされるパスで復調を印象付けた。ウーゴの出来のほうが心配ではある。
またレギュラークラスでは、なんと齋藤学もベンチ入りし、出る気満々。柏戦直前で痛めたはずの右膝もなんのその。絶対に勝ち点3が欲しいこの試合、若手を牽引する覚悟がある。

吉尾海夏の初先発も見逃せない。左WHならば遠藤渓太かと思ったが最終ラインのメンバーが不足していると判断したのだろう。遠藤は右SBでの先発となり、吉尾にチャンスが巡ってきた。

____ウゴ____
吉尾__バブ__前田
__扇原__中島__
山中_パク_栗原_遠藤
____杉本____


もう一つ、「逆襲」というキーワードがこのメンバーには相応しい。まずは前田直輝、中島賢星という直近の出番で結果を残せずに屈辱を味わった選手。また怪我で出遅れたパクジョンスと山中亮輔の左側の最終ライン二人は、遅れた分を取り戻したくて必死だろう。特に山中は、加入から3ヶ月、ようやく公式戦デビューとなる。
そして、おかえりなさい。背番号23、下平匠。展開的な余裕があれば、当然出場機会を与えて欲しい。ポジションが重なる山中との交代か、あるいは練習で試してきたように交代の際には山中を前に上げるか。約1年ぶりの逆襲がここから始まることに期待したい。

さらに言えば、10番の競演もあるかもしれない。学と同じくベンチスタートとなるのは、ユースの10番、山田康太。前節の神戸戦で15分のトップデビューを果たした。揃ってピッチに立つことはあるだろうか。
勝利以外の結果なら、グループリーグ突破は3試合を残しながらも極めて厳しくなる。前年4強チームとして、下位に沈んでなどいられない。
ルヴァンとしての結果が出てない流れも、柏戦完敗のショックも、払拭する試合としたい。
崖っぷちなのに、これほど楽しみなのは注目選手が多い証拠。

再スタート、いざ。