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銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

告白

※我が家ネタです。ご興味ない方はお許しを?

鹿島に乗り込んだ磐田が3−0で勝利。ちょっと「まさか」の結果と言っていいはず。その立役者、背番号10・中村俊輔。あの2点目の魔弾の軌道をあなたは見たか。


【公式】ゴール動画:中村 俊輔(磐田)21分 鹿島アントラーズvsジュビロ磐田 明治安田生命J1リーグ 第8節 2017/4/22
彼の年齢とか、ここに至る経緯とか、とりあえずかなぐり捨てて見ていても、美しさに目を奪われる。これぞ千両役者。体調が万全に近いのだろう。全試合先発で、ほぼフル出場を続けている。選ばれしフットボーラー、私もそう思う。

そして告白は突然やってきた。気付かれないままに、浮気をされていたことを知らされる男の情けなさというのはこういう感じかもしれない。
「私、やっぱり俊輔が一番好き」 このスーパーミドルシュートを映像で確認する直前に、シャーレの妻が、シャーレである私に告げた一言である。
理屈としてはこういうことらしい。
先に、俊輔がフリーキックを決めた大宮対磐田。我々一家はスタンドで見ていた。私は意外にドキドキしない自分に気づき、妻も気持ちの整理がついたと言っていた。なぜなら私はマリノスの試合に一喜一憂をしたいという欲求に気づいたからであり、妻は、「ああ、俊輔は本当にマリノスにいないんだ」ということを認識したのだそうだ。

そして告白の直接的転機となったのは、日産スタジアムでの横浜FM対磐田。妻がここで気づいたのは、マリノスの全選手を含めたフィールドの22名の中で、常に中村俊輔の姿を追ってしまうということだったらしい。
なんだかチームでなく、特定の選手だけを応援しているなんて言いづらい、カッコ悪いのではと思っていた彼女は、この時から自分の気持ちに正直になった。すなわちマリノスが好きかとか、磐田が好きかとかではない。中村俊輔のプレーが好きなのだと。事実、磐田というチームにはマリノスに感じるようなシンパシーはないままだという。それなのに、磐田が勝つと喜ぶのはなぜか。
それはつまり、もし磐田が負けが込んで再び降格云々という事態になれば、必ずや新戦力であり、柱の俊輔に批判が向くだろう。それが耐えられないのだという。
そして同選手に肖って名付けられた息子までも、鹿島対磐田のハイライトを見て喜ぶ母を後押しするかのように「うーん、じつはぼくもきょねんまでほどはマリノスをむちゅうでおうえんできないんだよね、ママのきもちわかる」とか、言いやがる。その背景には、マリノスが同日に柏相手に益体もない試合をしてしまったからだ。

ともかく、私と妻は初めて別々の道を歩むことになりそうだ。なんか俺んとこに来たはずなのに、前の男が忘れられません的発言。夫の尊厳も何もあったものではない。あなたが嫌いになったんじゃないの、違うの、彼は別格なの。なんだそりゃ。いや、さすがにそういう比較を受けたわけではないけれど。

いっそのことジュビロサポになってくれればまだわかりやすいのだが、応援するのはマリノス、好きなのは俊輔というのは、なんてズルい女だろうか。サポ的別居状態が始まった今、家族揃ってのアウェイ旅行などは最早、泡沫(うたかた)のように消えていく。ああ、いいさ。俺の本命はバブンスキーだ。今日も生後11ヶ月の次男はバブバブ言っている。そうさ、お前こそバブンスキーだ。

これ、秋のエコパは、またミモノである。
中村俊輔ほど、彼女をワクワクさせるプレーヤーはマリノスに再び現れるのだろうか。そして、私は不世出の天才に嫉妬する日々が始まった。いや嫉妬などしていない! そんな恥ずかしいことはないだろう。トホホである。

この記事を銀皿ブログにアップされるのを妻は躊躇った。ここを読んでる人のほとんどは、俊輔ファンよりマリノスファンだからだ。彼女の結論をよく思わない人もいるだろう。…私だよっ!
だから、元のシャーレブログなら、俊輔好きの共感を得られると考えたらしい。甘い。私の住所は今やここである。ま、私が温かく見守ることに決めたので、妻が真のマリサポに戻るまで待ってやっててください。いや、自称、今でもマリサポなんだよなぁ。ややこしや。