読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

いろいろ超えていく【J1第6節・磐田戦 展望】

報知のマリノス推しがとどまることを知らない。

木曜から、齋藤学のコメント「勝てない時に沈むのが一番ダメ」や、バブンスキーが俊輔を警戒「絶対に負けられない」が掲載され、今朝もセットプレー対策の記事が載った。

内容としては、怪我からの復帰を目指す下平匠を俊輔に見立てて、キッカーをさせたというもの。セットプレー時の守備にかなり時間をかけて対策を練ったことが伺える内容になっている。

また前日の記事に戻るが、【横浜M】磐田戦へMF天野「勝ち点3です」居残りFK練習も : スポーツ報知天野純が居残りのフリーキック練習を行い、「エリク・モンバエルツ監督(61)も「私たちには、非常にいいキックを持っている選手がいる」と胸を張った。」と記事は結んでいる。

 

この試合のポイントは様々だが、ことさら俊輔がー、レジェンドがー、と言うのなら、対比されるべきはポジション的に俊輔と対峙することが予想される学というよりも、天野純である。

昨年末、2点差を付けられた天皇杯準決勝のアディショナルタイム。敗色濃厚な中でマリノスのラストのフリーキックを蹴ったのは俊輔ではなく、天野だった。俊輔が譲ったと言われている。

承継、後継。あの瞬間こそ、マリノスの歴史が動いたその時だった。マリノスの伝統ある武器がセットプレーならば、それが受け継がれたのだ。俊輔の欠場時に、兵藤慎剛や下平が蹴っていたのとは意味が違う、と私は思う。

 

さて俊輔が好調のようだ。こちらが俊輔の良さを知る強みより、あちらがマリノスの癖や弱点をよく理解している方が影響は大きいと見ている。すなわち、俊輔の自由度が高い展開になると、ボールを握られ、磐田ペースの時間が長くなることが考えられる。ファウルを貰うのが上手くて厄介なのも、マリノス関係者が最もよく知るところだからだ。

「自由度を封じる」が上手くいくとき、それはボランチが近くでプレーして前を向かせない、辛抱強くつぶせた時である。今日の天野は攻守に重要ミッションを担う。専守ではもちろん足りないのだ。

 

C大阪戦の不出来には、各選手たちも落胆したようだ。直後に齋藤学が選手ミーティングを招集したことも明らかになっている。優勝争いを口にするならば、磐田は軽く一蹴しておきたいのが本音だ。そこに俊輔との因縁も重なって、もし負けてしまったら、ショックは計り知れない。

だが、ここはポジティブに捉えたい。俊輔が抜けた後の新しいマリノスの形は、未完成である。その良さは開幕戦で出て、脆さは前節に出た。失った自信を取り戻す相手として、俊輔率いる磐田というのは絶好とも言える。あ、絶交じゃない。ちなみにうちの妻のテンションは高く、俊輔も活躍してくれつつ、マリノスが勝てばいいとのん気。前半に俊輔のフリーキック、後半に学の勝ち越し弾なら全部目の前で観られるという。ま、それが幸せという気持ちは少しだけ分かる。

 

喜田も、バブンスキーも、ウーゴ・ヴィエイラも、スタメンに復帰する。右サイドのマルティノスがイライラしなければ、マリノスの現状のベストと言える布陣が揃うだろう。

25周年の節目に、新しいマリノスの真の姿。これ、実は意義が大きい。かりそめの自信ではないマリノスのスタート。俊輔を超えるのではなく、過去を超える。

 

立ち向かえ。この節目、熱い90分で、新しい自信を勝ち取るんだ。