銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

走れ、裁判官! 走るな、荒木友輔!

第4節 2017年3月18日(土)14:03KO
横浜FM 1-1 新潟
33' マルティノス
40' ホニ
スタ:日産スタジアム
入場者数:20,191人
天候 / 気温 / 湿度:晴 / 14.7℃ / 28%
主審:荒木 友輔
副審 宮島 一代、西村 幹也
第4の審判員 勝又 弘樹


試合終了後に、日産スタジアムには審判団に対するブーイングがこだましていた。


接触プレーの判定が一貫しないというか、マリノスサイドからみれば、やけに新潟寄りの判定されているようにも見え、どうやら新潟サポからすればマリノスに甘いと見られていたようである。
審判とは誠に過酷で報われないお仕事だ。
荒木友輔氏の経歴は、1986年生まれ、東京出身。J1・J2・J3を合わせて60試合程度で主審を務めていて、国際主審にも登録されている。今年正月の前橋育英青森山田の選手権決勝の主審も担当したということで、「期待の若手」と言っていいだろう。新潟戦の私の感想は、よく走ってるなぁだった。なるほど若いから体力があるのだろう。マリーシアさんは、選手との距離が近すぎる、ボールが当たりすぎると指摘されていたようだ。確かによく動いて、近くでジャッジしようと努力している印象がある。

Google検索予測機能を使うと、悲しい現実が見えてくる。家本政明、扇谷健司、飯田淳平西村雄一、村上伸次…。日本を代表するレフェリー達の名前を入れると、いずれも最初に出てくるのは◯◯+誤審である。かわいそうに。ちなみに荒木友輔にいたっては、荒木友輔+ヘタ である…。よくJリーグは審判の質が低いとか言われる。こっちは生活かかってんだ、プレーはプロでもジャッジはアマチュアなどとも言われる。
でもよく考えてみると、プロフェッショナルレフェリーは、主審では10名しかいないのである。荒木氏はPRではない。まあ、プロかアマかを置いといても、「酷」ではないだろうか。審判がいなければ、ゲームは成り立たないにもかかわらず、彼らに対するリスペクトが少なすぎるのではないか。むかーし、村上さんを批判したこともあったけれど、最近とくにそう思う。

よく考えると、サッカーの審判ほど難しい審判はないのではないか。野球も、テニスも、バレーボールも、みんな審判は基本静止している。ジャッジすることに集中できている。それでも誤審はしばしば起こる。
この道40年を超える大相撲の立行司はどうか。脇差を刺し、軍配を差し違えようものなら自決する覚悟で土俵に上がる。多少土俵内を動き回るとはいえ、巨漢の男二人のどちらが先に落ちたかのシンプルな判定である。それでもしばしば誤審は起き、進退伺いが出される。
裁判官のジャッジには人の生死すら関わる。だから何ヶ月もの期間、検討に検討を重ねて、判決を下す。司法試験を通ったエリートたちの集団である。それでもしばしば二審、最高審で覆るのである。逆転無罪判決。ちなみに裁判官は裁判中、静止している。

それをサッカーは90分、走り続け、動き続け、痛がる外国人選手を諌め、なかなか蹴らないGKに早く蹴りなさいよと注意を与え、せっかくスプレーで示した壁の目安となる線は鹿島の選手に踏みにじられ、カウンター時には齋藤学やマルティノスと同じくらいのスプリントを求められるのだ。
その上で、確実なジャッジだと…?
無理ゲーである。そんな正確な判定など、サッカーの成り立ちから言っても求められていないのである。サッカーが出来た頃から、作った人は恐らく無理だと、分かっていた。
ただ、これだけ映像の検証が他の競技で進む中、チャレンジなどという「抗議権」まで公的に認められる中、サッカーだけが「まあ、ええんちゃう?」ではいられない。
かくして、JFAの審判委員会によるブリーフィングが今年、早くも開かれた。それによれば神戸の決勝点がオフサイドでした! とか、ウーゴ・ヴィエイラのゴールはファールでしたから無効!(やっぱりね)とか、はっきりと誤審と認める例がいくつかあった。逆に、疑問とされながらも、これは素晴らしく正確なジャッジだったとの報告も。
私はあくまでもオフサイドの正確な判定など無理ゲーという立ち位置にいるが、少しでもファンも身内びいきでない目を養うことは大事だと思う。このブリーフィングに登場してくる微妙な判定はどれも観る価値があるし、ブーイングをするからには観ておくべきだと思う。
審判は間違う、けど、がんばってる。俺にはあんなことできないな、と考えると、結構ストレスフリーだし、審判へのリスペクトが湧いてくる。
ウォーミングアップの時に、自軍の選手だけでなく、四人の審判にもコールしてみたらどうか。割と真剣に言ってる。
アラキ!アラキ!
アカネ!アカネ!とか言ったら喜ばないか?戸惑うだけか…。今日もマリノス寄りのとは言わんが、できるだけ正確なジャッジを頼むな!と言った方が、パフォーマンスが上がるのではないか。審判も人の子だ。これだけ褒められるどころか、間違いばかりが取りざたされる商売だ。

荒木さん、30歳でJ1の主審やるなんて、エリートだし、ドMですね!また日産で、笛吹いてください。少しは運動量落としたらどうですか!?