銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

心配ご無用。私たち、もう少し降格候補でいさせて

騒ぐのはまだ早い。早過ぎる。慎重論などではない。事実として34分の2が終わったに過ぎない。神戸、瓦斯、仙台と横浜F・マリノスの4チームが連勝スタートだからといって、3ヶ月後に誰がそんなことを覚えているだろう。この4チームのうち、その頃も上位を争っているチームが何チームあるか。運や巡り合わせで、連勝することはある。それが開幕に来ただけかもしれない。
マリノスの戦いなんてまるで安定していない。開幕戦に逆転できたのは、浦和の選手交代で守備の役割が不明確になったからだと言われている。前節も、前半にポストを叩いた札幌のヘディングが入っていたら苦しかったのはマリノスの方。

セットプレーの守備もまだまだ不安定だし、今は齋藤学のキレ頼み。彼が代表に行くなど不在になったら、または不調にでもなったら、得点力は半分以下に落ちるだろう。外国籍選手が得点を挙げているが、それも今だけかもしれない。

 

それをダークホースだ、台風の目だ、急に言わないでいただきたい。言ったじゃないか、マリノスは降格候補だと。それがものの1ヶ月で突如として優勝候補になるはずがない。

若いチームは下馬評の低さを逆に燃料にしてきた。それを覆してやるぞというモチベーションだ。その燃料の注入を勝手にやめないでほしい。

そこに勘違いが起こると困る。私たちは弱者であり、生き残ろうと必死にもがいている。その図式がちょうどいい。ここで手のひらを返されると、かえって他チームの警戒の目が増すことになるだろう。いい迷惑だ。

 

メディアには再認識してほしい。我々は独自のクラブハウスも持たず、昨季までの主力選手がごそっと抜けた。ただでさえ、万年中位なのに、戦力ダウンが必至。よって降格候補なのである。特に今週の鹿島戦は、王者の胸を借りる大事な戦いがある。もし勝ったら、マリノスの勢いは本物だなどとしたり顔で言わずに、大番狂わせ! 大金星!と驚いていただきたい。

 

ACL奪還を目指す浦和さんにとって、ACL 2試合の狭間にあった難しい開幕戦をどさくさ紛れに勝たせて頂いた。私たちと同じく戦力的に厳しいと見られている札幌さんとは残留をかけた大一番にどうにか先勝した。前評判から言えば、今のポジションはこんなとこだろう。

若くて、か弱いチームである。優勝だなんて、そんな先のこととてもとても。

まあ、もしもあと30連勝くらいしたら騒いでもらってもいいと思いますよ。その頃に、首位!とかもてはやしてくださいよ。さすがにもうぶっちぎりで優勝してるか。

 

と言うのは、半分くらいはころころ変わるメディアに対する皮肉だが、半分は本気だ。

勝って兜の緒を締めよ、というのとも違う。「勝った」とはチャンピオンになって、という意味であり、目の前の試合を2つ取ったくらいでは勝ったとは言わない。

まだ、全然「勝って」などいない。優勝に必要な勝点が70強だとすれば、この2試合で得た勝点は、1割にもならない。

これまでにも味わってきた。一度、負けが込むと、なかなかトンネルを抜けだせないもの。真の強豪は連敗などしないものだ。マリノスは数試合調子が良かったとしても、勝てる試合を落としてしまうと、その連鎖を断ち切れない。去年の2ndステージが正にそうだった。

 

今年も、このままのわけがない。大事なのは曲がり角で、どうサポートできるかだ。

端的にはたくさんの人数でデカイ声での後押し。歌い過ぎという声もあるが、ヤーヤーヤーヤーは新しいチャントながら、音圧が一際大きい。歌いたくなる、歌いやすい名チャントの予感である。

同じく、ウーゴ・ヴィエイラは、最後のヴィエ!イラ!のリズムは秀逸。あれも歌いたくなる。スタンドでも歌っている人の多いことよ。2012年、Oh! マルキーニョス以来のヒットといっても差し支えないだろう。やはりシンプルで程よくアップテンポなものが覚えやすく支持されるということか。

この音圧ならば、きっと選手の背中を押せるのではないか。

 

鹿島に勝ったとしても、ばか騒ぎすることはない。また次のルヴァンに照準を合わせるのみだ。勝てなかったとしても、こちとら降格候補だ、何ら落ち込むこともない。先は長いよ、浮き沈みも受け止めて楽しむしかない。

ただ言えるのは、表面的な勝った負けたの報道よりも、選手たちは明るくハツラツと戦ってくれている。で、結果も出てるからチームの雰囲気はいい。

降格候補なのにね。そのコントラストが、嬉しい。