読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

銀皿航海 蹴球7日制

横浜F・マリノスサポーターです。好きな言葉はシャーレです。

仲川が先発じゃないとしたら納得いかない【YBC第2節・神戸戦 展望】

ニウトン、嫌だなぁ。セントラルMFであり、文字通り神戸の中心。決して大袈裟ではなく、昨年に彼が加入してから神戸は強くなった。ネルシーニョの申し子的存在のニウトンも含めて、あちらはリーグ戦から大きく選手を入れ替えることはしないそうだ。
リーグ戦首位の中心メンバーたちが相手なら不足はないだろう。

____伊藤____
遠藤__吉尾__前田
__中島__扇原__
高野_パク_栗原_新井
____杉本____
という布陣が予想されている。吉尾海夏の初スタメンが話題になるだろうし、杉本大地は前節に金鳥でのマリノスデビューだったので、今度は本拠地での初プレーとなるだろう。
また好調が伝えられる遠藤渓太は、先週の磐田戦で熱望していた中村俊輔との対戦が叶いさらにモチベーションが上がっているようだ。自身のU-20W杯メンバー入りもかかる大切な時期に、狙うは当然公式戦での初ゴールだ。

【横浜M】神戸戦へ指揮官熱弁「学のプレーからヒントを」若き才能に期待 : スポーツ報知

報知の記事から、エリク・モンバエルツ監督の期待の高さが伝わってくる。明確な結果で応えたい。

 

今日出場が予想されるメンバーの大半は、緒戦のC大阪戦に出場した。結果は0-2で、内容もよかったとは言い難い。その中で一人気を吐いたのは、仲川輝人だった。

仲川輝人はもがいていた。この日、右サイドハーフで先発し、ドリブルでの仕掛け、一瞬のスピードでの裏を狙う、守備も真面目に頻繁に。本来自分がいるべきリーグのピッチに立つために今日何をすべきか。自分ができる選手だということを証明したい。飢餓感が表れていた」

と、金鳥での観戦記の文頭に私は書き残している。

不調のチームにあって、最も良かったと呼ぶべき選手にもかかわらず、なぜ今晩の試合では控えなのだろうか。もちろん遠藤や吉尾に非があるわけではないが、仲川がベンチなのは私には納得がいかない。彼には相応のチャンスが与えられるべきではないだろうか。ようやく磐田戦ではリーグ戦でのベンチ入りをつかんだというのに。

ただ、控えであっても、途中出場ならば仲川のスピードはより生きる。前向きに捉えれば、途中出場で結果を出すことは、リーグ戦でも途中出場の機会を得やすくなるはずだ。今日は本気で仲川に期待したい。

加えて、山中亮輔も怪我が癒えて、初のベンチ入り。どんなプレーを見せてくれるか、楽しみは尽きない。

 

C大阪戦の敗戦はショックだったものの、他会場が引き分けだったのは幸い。今後の戦い方次第で、去年のように勝ち上がることができる。それはチーム力の底上げに間違いなく繋がる、「これから強くなるチーム」(齋藤学)には必要なことだ。

相手にとって不足はない。リーグ戦首位だろうとも、この試合に照準を合わせてきた強みはある。

さあ、戦おう。

 

スタンドの雰囲気は味わったことのないものだった

殺気立っていた。

大声で歌っていた。

これほどまでに、思いが一つになることは珍しい。

25周年の特別記念試合という節目よりも、やはり前節の大阪での不甲斐ない敗戦と、そこに立ちはだかる敵が磐田だったことが大きい。

 

マリノスのゴール裏は、いつもより声が出ているなぁ、みんな、気合入ってるなぁとか生易しいものではない。かと言って、粗暴さは感じない。内に秘めた闘志が一度に発散されるときのほうが、ギャンギャンがなり立てるよりも余程迫力を感じさせる。その類のものである。

 

乱暴さがないと書いたのは、TUBEの春畑道哉氏の生演奏や、レ・ミゼラブルの歌声があったからではないかと思う。

試合前の暗転演出「トリコロール・ギャラクシー」は久々だったが、パワーアップしていた。照明は工夫され、ドライアイスは多少風に乗ってどこかへ行ってしまっていたが、光を乱反射させ暗転の雰囲気を高めていた。お客さんが多い分、ペンライトの数も今までで一番多かったのも気分を高めてくれる。そうなのだ、観客数の少ない試合でこれをやると、単なる田舎の無人駅前みたいな哀しいムードになる。ここぞという試合でしかやるべきでないと思った。

そこに懐かしのJ's themeの演奏。いつの間にか、皆、左右に体を揺らしながら、オーオーオ!とメロディを一緒に歌っている。

そして民衆の歌へ。音量、いや声量には驚いた。バクスタ、メインの様子はわからないが、ゴール裏では本当に多くの人が一緒に歌い上げていた。その姿になんだか泣きそうになる。

以前よりも、ともに歌う人が増えた。この1年で圧倒的に増えたように思う。今年で5年目かな、続けることでマリノスにとって欠かせない歌とセレモニーに育ったのだと実感する。

 f:id:f-schale:20170410091939j:image 

 初めてスタジアムを訪れた人も、スゴイ、楽しい!と思える体験だったのではないか。試合展開も、取って取られてなんとか勝ち越してという分かりやすさだったし。

 

試合後の齋藤学キャプテンの目をキラキラさせ、声をガラガラさせたインタビューと、それが終わるのを待ってから場内一周しようと待ち構える選手の姿はその幸福感を一層増幅させてくれる。こうした特別な試合で力を出し切って勝って、余韻に浸る。昨日の記事にも書いたように、スタジアムを去り難い、この夜を終わらせてしまいたくない魅力があった。

 こんな試合はいつもは出来ないだろう。演出や動員、テンション全て特別な試合だったから。でも近づけてほしい。近づけていきたい。こんな夜が繰り返されたら、きっとすごいことになる。マリノスというチームがもっと多くの人に愛されるだろう。

 

ところで試合後に順位表を見て、現実に戻った。首位と勝ち点5差の、8位。劇的な勝利でも順位はほとんど変わらない。上位はダンゴになっているので、もちろん悲観することはないが、食らいついていかないと。だからこそ次の広島戦が本当に大事だ。ここ最近勝てていない相手だが、下位に苦しむ今の調子なら勝たなければならない。

今より盛り上げるためには連勝。今日も明日も勝つ。どんどん、そんな雰囲気が出てくるだろう。これから、強くなるというキャプテンの言葉を信じて。

 

 

気持ちを一つに、新たな扉を開く【J1第6節・磐田戦】

なぜ、あそこに金井貢史が居たのだろうか。
後半のF・マリノスの攻撃は、齋藤学やウーゴ・ヴィエイラの瞬発力によってチャンスが生まれ、そしてスピードが速いがゆえのほんの僅かなズレで潰えてしまっていた。
ただあの時、ボールを持ったままでふと立ち止まった学の視界に、ペナルティライン上に残っていた金井貢史の姿が飛び込んだ。なぜ、そこに金井が、と考えるよりも早く、ふわりとしたボールを学が送った。

少しでもズレたら守備陣にクリアされていただろう。正確なボールだったから金井の足下にすんなりと収まった。まるで時間が止まったかのように、綺麗なトラップ、ステップ、ターン。あとは堅守のカミンスキーの届かないところへ。サイドネット。止まっていた時が動き出し、歓喜は爆発した。ゆりかごダンスにはベンチのメンバーも加わり、金井は愛おしそうに何度も、左胸のエンブレムを叩いて見せる。学の言葉を借りるなら、あれは金井のゴールというよりも、皆の思いが込もった万感のゴールということになる。それにしても、なぜ金井はあそこに居たのだろうか。

2−1でマリノスは、磐田を降した。マリノスの2得点は学の、磐田の1点は中村俊輔のアシストが記録された。久々にスタジアムから離れるのが惜しくなるような、素晴らしい90分だった。サッカーとしてのレベルがどうこうよりも、単純に「勝ちたい」「超えたい」という気持ちがビンビン伝わるような試合は見ていて楽しく、勝利という結果がついて来れば最高に幸せだ。この日だけ気持ちが入っているわけではないが、これが特別な試合という意識を選手が持っていることは明らかに伝わってきた。勝ち切れたことは本当に大きい。

ウォーミングアップから引き上げる際には学も胸のエンブレムを叩いて、「任せろ!」と言っているようだった。試合後のヒーローインタビューでのガラガラと枯れた学の声は、いかに試合中に大声を出し続けていたかを物語る。さらにはインタビューをベンチ前で待っていた選手たちとに加わっての円陣。今の学とマリノスは臆面もなく、少年サッカーのような団結や結束を見せつけてくる。「まだまだ僕たちは強くなれる」というコメントに、私たちはますます期待をかけたくなるのだ。
ただし、いくらこれからの伸びしろがあろうとも、やはり今日の試合に勝っていなければまるで説得力を持たないところ。何が何でも勝たなければというのは我がマリノスのほうだった。ゴール裏の声、中から分かるくらいものすごい声だった。勝ちたい、超えたいという思いはスタンドもまた同じだったのだろう。
とすれば、なんと幸せな空間だったのだろうか。あの25年前を思い出させるようなエレキギターのサウンドに加えて、これまでで最も美しく幻想的だった暗転の演出。


ウーゴも、学も、早々に試合を決めるべきだった。遠藤もだ。それに失点のシーンも含めて、セットプレー対策がうまく言ったとは言いがたい。最後のフリーのヘディングを許した場面などは、1失点もの。まだまだだ。勝てる日も、負ける日も交互、その日次第というのはこのままでは大きく変わらないだろう。マルティノスが決めて(素晴らしい動きのヘディングだったけど!)、程なく呆気なく追いつかれるという新潟戦のデジャヴのような展開はため息混じりだった。
それでも、あの時の金井に代表されるように勝ちたい気持ち、マリノスを勝たせたい執念は確かに一つになっていた。試合前に書いたように、磐田が相手だからなおさらその気持ちが強まったということはあるだろう。対戦相手が磐田だったことは結果的に良かった。いや、そう言える結果をもぎ取った選手たちがすごいんだな。


気迫で勝った次が本当に大事だ。なにくそ!と気持ちの入ったプレーを継続できるのか。それともこの「記念試合」が特別なものだったのか。そちらのほうが、この試合の勝敗よりもひょっとすると大切なことかもしれない。

でも勝った。クラブの未来を創る大一番に勝った。今日くらいはその余韻に浸りたい。後世に語り継ぐべき試合を応援できて、本当に良かったと思う。

いろいろ超えていく【J1第6節・磐田戦 展望】

報知のマリノス推しがとどまることを知らない。

木曜から、齋藤学のコメント「勝てない時に沈むのが一番ダメ」や、バブンスキーが俊輔を警戒「絶対に負けられない」が掲載され、今朝もセットプレー対策の記事が載った。

内容としては、怪我からの復帰を目指す下平匠を俊輔に見立てて、キッカーをさせたというもの。セットプレー時の守備にかなり時間をかけて対策を練ったことが伺える内容になっている。

また前日の記事に戻るが、【横浜M】磐田戦へMF天野「勝ち点3です」居残りFK練習も : スポーツ報知天野純が居残りのフリーキック練習を行い、「エリク・モンバエルツ監督(61)も「私たちには、非常にいいキックを持っている選手がいる」と胸を張った。」と記事は結んでいる。

 

この試合のポイントは様々だが、ことさら俊輔がー、レジェンドがー、と言うのなら、対比されるべきはポジション的に俊輔と対峙することが予想される学というよりも、天野純である。

昨年末、2点差を付けられた天皇杯準決勝のアディショナルタイム。敗色濃厚な中でマリノスのラストのフリーキックを蹴ったのは俊輔ではなく、天野だった。俊輔が譲ったと言われている。

承継、後継。あの瞬間こそ、マリノスの歴史が動いたその時だった。マリノスの伝統ある武器がセットプレーならば、それが受け継がれたのだ。俊輔の欠場時に、兵藤慎剛や下平が蹴っていたのとは意味が違う、と私は思う。

 

さて俊輔が好調のようだ。こちらが俊輔の良さを知る強みより、あちらがマリノスの癖や弱点をよく理解している方が影響は大きいと見ている。すなわち、俊輔の自由度が高い展開になると、ボールを握られ、磐田ペースの時間が長くなることが考えられる。ファウルを貰うのが上手くて厄介なのも、マリノス関係者が最もよく知るところだからだ。

「自由度を封じる」が上手くいくとき、それはボランチが近くでプレーして前を向かせない、辛抱強くつぶせた時である。今日の天野は攻守に重要ミッションを担う。専守ではもちろん足りないのだ。

 

C大阪戦の不出来には、各選手たちも落胆したようだ。直後に齋藤学が選手ミーティングを招集したことも明らかになっている。優勝争いを口にするならば、磐田は軽く一蹴しておきたいのが本音だ。そこに俊輔との因縁も重なって、もし負けてしまったら、ショックは計り知れない。

だが、ここはポジティブに捉えたい。俊輔が抜けた後の新しいマリノスの形は、未完成である。その良さは開幕戦で出て、脆さは前節に出た。失った自信を取り戻す相手として、俊輔率いる磐田というのは絶好とも言える。あ、絶交じゃない。ちなみにうちの妻のテンションは高く、俊輔も活躍してくれつつ、マリノスが勝てばいいとのん気。前半に俊輔のフリーキック、後半に学の勝ち越し弾なら全部目の前で観られるという。ま、それが幸せという気持ちは少しだけ分かる。

 

喜田も、バブンスキーも、ウーゴ・ヴィエイラも、スタメンに復帰する。右サイドのマルティノスがイライラしなければ、マリノスの現状のベストと言える布陣が揃うだろう。

25周年の節目に、新しいマリノスの真の姿。これ、実は意義が大きい。かりそめの自信ではないマリノスのスタート。俊輔を超えるのではなく、過去を超える。

 

立ち向かえ。この節目、熱い90分で、新しい自信を勝ち取るんだ。

 

 

新年度開幕戦!【因縁の対決】をスタジアムで

超えられるのか、否か。

今節最大の注目カードは、横浜F・マリノスジュビロ磐田の対戦だ。

19時キックオフ、日産スタジアム。昼は満開の桜を愛でて花見、夜はスタンドに咲くトリコロールを眺めると、春を満喫できるだろう。

今週末の予定をこれから立てようという方に、お勧めだ。チケットは好評発売中だが、あとわずか4万席あまりで満席となってしまうため、すぐに購入をしていただきたい。

 

クラブの象徴たる中村俊輔が去ったマリノスと、新10番として加わったジュビロ。しかし、マリノスには新たな旗手として、10番の齋藤学がいる。どっちが10に相応しいか、決着つけようぜ。俊さんがいた時より強くなっちまってるぜ。結束も強いからね。

誰に言ってるんだ。こっちは学も含めて、弱点を知り尽くしている。しかもセットプレーの失点が多いらしいじゃないか。俺を封じない限り、守備をズタズタにしてやる。ってくらい、そういう話が大好きなマスコミ使って煽ってくれればいいのに!場外舌戦とか、俊輔決別宣言とか、そういう奴。そうすればもっと興業として盛り上がると思うのだけど、皆けっこう真面目である。ま、サッカーはプロレスではないけれど、テーブルの上でガン飛ばしあって、下では手を握っている関係もプロスポーツでならアリだと思う。本当は仲良いくせに、いがみ合ってるの、なんだか楽しいじゃないか。

 

プロレスはさておき、マリノスはやや混沌としていて、一方の磐田はセットプレーがハマって前節のダービーで3点も取ったものだから、余計にタイミングとして面白い。昨年の後半、俊輔はずっと離脱していたことを思えば、リーグ戦は全試合先発し、いいキックを連発しているというのは、失礼ながら意外な思いもある。

やはり、これはよいタイミングでの顔合わせだと思う。そして、これはスタジアムで観るべき試合だと思う。

 

25周年記念試合。試合開始前には、スタジアムの暗転や、レ・ミゼラブルの出演者による生の合唱などの盛り上げる演出あり。あのJリーグのテーマを作曲したチューブのギターの人が生演奏。さらに試合には皆んなが知ってる新旧日本代表選手も多数!(相手の監督も元10番)

 

新年度で、何か楽しいことないかなという方に超おすすめ。爽快でストレス発散、五月病予防、仲間との一体感、筋書きのない濃密な90分、日本で最大のスタジアムの迫力?、夜のピッチはそもそもキレイ…。

というモードで、盛り上げていきたい。この試合の特設サイトも、ぜひ。

クラブ創設25周年記念試合 vs ジュビロ磐田 | 横浜F・マリノス 公式サイト

 

さて予告です。

横浜FM対磐田の観戦記を、当ブログはもちろんのこと、俊輔のシャーレブログでもアップしようと計画している。

元祖のシャーレは、俊輔の移籍発表と同時に活動停止(笑)に入ってしまったので、実現したら3ヶ月ぶりに時計が動き出すことになる。

なぜそんなことを考えたかというと、多分マリノス目線と、俊輔目線では感じ方、描き方が異なると思うから。ある意味、別人格の記事を二つ並べるのも無粋かなあと、考えた。それぞれに振り切れて書いた方が面白いかなあ、と。

ま、口だけで終わるかもしれないし、もし俊輔が風邪でもひいて欠場したら、何も起こらないだろう。

抑制の効いた文章が書けるのかしら、甚だ不安。当然、シャーレブログが終わったままで、こちらでのリスタートを知らない方には良いお知らせになるかもしれない。

ということで、世界のシャーレ読者の皆様も、お楽しみに。